ビションフリーゼの平均寿命
- 12~15歳
ビションフリーゼの寿命は、平均で約12歳から15歳とされています。小型犬の平均寿命が約10歳から13歳とされているので、ビションフリーゼは他の小型犬と比較すると少し長生きです。また、ビションフリーゼの平均寿命はマルチーズやプードルと同じだそうです。
ビションフリーゼの最高年齢は21歳という記録が存在します。生活環境や飼い主の努力次第でとても長生きする犬種です。
ビションフリーゼの寿命と食生活
ビションフリーゼの寿命を長くするには、食生活を整えることが大切です。どんなことが必要なのかを以下にまとめました。
- 食事は規則正しくとる
- 年齢に合わせた摂取カロリーのフードを与える
- 品質の良いフードを与える
- 基本的には、人間の食べ物を与えない
- 肥満にならないように気を付ける
ビションフリーゼの寿命を延ばすために肥満に気を付けましょう!
ビションフリーゼが気を付けたいのが肥満です。人間でも肥満は「万病のもと」と言われていますが、それはビションフリーゼにも当てはまり、肥満は病気を誘発するとされています。ビションフリーゼの寿命を長くするには、肥満を予防することがとても大事です。
肥満を予防または解消するためには、まず食生活を改善することです。ビションフリーゼは、年齢によって一日の摂取カロリーが決まっています。その摂取カロリーよりも多くのフードを摂取し続けていると、少しずつ脂肪が体内に蓄積され肥満になってしまう恐れがあります。特に、人間の食べ物などはカロリーが高く成分的にも偏りやすくなってしまうため、あまり与えないようにしましょう。ビションフリーゼは尿石症にもかかりやすいので、結石のできやすい野菜などは控えるようにした方が良いです。犬用の食べ物以外に犬が食べてはいけないものやカロリーの高い食べ物があるので、常に情報を仕入れて気を付けるようにしましょう。
密集した被毛を持つビションフリーゼは暑さにも非常に弱いです。肥満になってしまうと熱中症にかかるリスクも高くなってしまいます。日頃から背骨や肋骨を確認し、適正体重を維持できるよう心がけましょう。体重計の数字を気にするよりも、実際の骨格から脂肪が付き過ぎていないかなどを確認した方が正確です。
肥満を防止しながら、純白な被毛を維持するためにも高品質なフードを選ぶことがとても大事です。
また、肥満にならないよう常日頃摂取カロリーには気を付けるようにしましょう。もしビションフリーゼが肥満になってしまったら、動物病院で肥満の相談をして、専門家の指示に従いながらダイエットを行いましょう。飼育しているビションフリーゼの寿命が少しでも長くなると嬉しいですね。
ビションフリーゼの寿命と運動
ビションフリーゼの寿命を長くするには、運動することが良いそうです。人間も同じですが、運動は肥満の予防や体力の維持にも効果的です。また「ストレスは万病のもと」とも言われていますが、このストレスも解消できます。
ビションフリーゼは、小型犬の中でも活発で比較的運動量の多い犬だそうです。豊かな被毛に隠れてなかなか気づかれにくいですが、ビションフリーゼは筋肉もしっかりある犬種です。体を動かすことは得意なので、運動不足になってしまうとストレスになります。できるだけ運動するようにしましょう。運動といっても、あまり難しく考えなくても大丈夫です。毎日の散歩などでも運動になります。時間がある時は、ドッグランなどを利用したりするのも良い運動になりますね。ビションフリーゼは人にも犬にも懐っこい性格をしています。やや喧嘩っ早い面もありますが、仲良くなった犬に会う機会があれば、それだけでもストレス解消につながります。
飼い主の方とのスキンシップにもなりますので、ビションフリーゼの寿命を長くするために、運動をするようにしましょう。
ビションフリーゼの寿命に影響がある病気
ビションフリーゼの寿命に深く関わるのが、病気ではないでしょうか。病気にならずに元気で長生きして欲しいと思うのは当然ですね。そこで、ビションフリーゼがかかりやすい病気についてまとめました。
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
膝蓋骨脱臼とは、衝撃などで膝の皿が外れてしまう病気のことです。比較的、小型犬に多く発症すると言われています。膝蓋骨脱臼は二種類あり、先天性と後天性のものがあります。
ビションフリーゼの場合、肥満による膝への負担が原因で発症する、後天性が多いそうです。そこで、ビションフリーゼが肥満にならないように気を付けましょう。しっかりした食事の管理と適度な運動をしましょう。膝蓋骨脱臼は、軽症だと不自然な歩き方になりますが、重症になると歩行が困難になることもある怖い病気ですので、気を付けましょう。
湿潤性湿疹(しつじゅんせいしっしん)
ビションフリーゼがなりやすい病気に湿潤性湿疹という皮膚病があります。この病気は毛玉などで皮膚が蒸れることにより発症する病気だそうです。発症すると、湿疹になりかゆみが出ます。そのかゆみで、皮膚をかきむしりただれてしまいます。ビションフリーゼを定期的にトリミングに連れて行き、被毛を清潔に保ち病気を予防しましょう。もし、ビションフリーゼが皮膚病になったら、動物病院に連れて行きましょう。
外耳炎(がいじえん)
ビションフリーゼのなりやすい病気で外耳炎という耳の病気もあります。この病気は、耳の中が蒸れる事でダニや細菌が繁殖して発症します。耳の中を清潔に保つことが必要になります。ビションフリーゼのトリミングに連れて行くと、耳掃除をしてもらえるので予防になりますね。可能であれば、飼い主の方が耳掃除をしてあげると良いと思います。外耳炎になってしまった場合は動物病院に連れて行き、治療しましょう。
以上、ビションフリーゼがなりやすい病気をまとめました。病気はビションフリーゼの寿命に大きく影響するので気を付けましょう。飼い主の方がビションフリーゼの病気を早期発見することで、寿命が長くなる可能性があります。
ビションフリーゼの寿命に関するまとめ
ビションフリーゼの寿命は、平均約12歳から15歳になっています。小型犬の平均寿命よりビションフリーゼの寿命の方が少し長くなっています。
ビションフリーゼの寿命を長くするには、適度な運動と食生活の管理が必要です。特に、肥満には気を付けましょう!ビションフリーゼは遺伝する病気がない犬種ですが、かかりやすい病気には気を付け、飼い主の方が病気を予防、早期発見できるように努めましょう。
ユーザーのコメント
20代 女性 くう
個体差はあるでしょうが、ビションフリーゼは体の丈夫な印象です。
ビションフリーゼのトレードマークのふわふわの白い被毛ですが、このケアを怠ると、ホットスポットと呼ばれる湿疹が出来てしまい、かゆくて掻きむしったり、舐めてしまったりするため、毛が切れたり症状がひどくなってしまいます。特に春先から湿度が高くなる季節には注意しなくてはいけません。
また涙やけで悩む飼い主さんも多いようで、フードやおやつなどをみなさん色々と工夫されているようです。
見た目の美しさを保つためのケアですが、皮膚の状態を清潔に保つためのケアでもあります。豊富な被毛なため、手間がかかることもありますが、手を抜かずに愛犬の健康を守るためと頑張っています
女性 aoi
運動が好きな犬種なので散歩はもちろん必要ですが、どうしても構ってあげられない時にはひとりで遊ぶこともできる犬です。ボールやぬいぐるみなど、かじったり投げて遊べるおもちゃがいいですね。
大人しくひとりで遊んで待っていることはできますが、留守番は苦手な方です。長時間ひとりで置いておかれると不安を感じてストレスになりやすいです。ビションフリーゼは温厚でとても賢く聞き分けの良い犬ですが、その分どこかでぐっと我慢してしまうことが多いです。できれば常に人のいる環境か、多頭飼いにするなどひとりでいる不安をなくしてあげるとストレスも感じにくくなるはずです。
長生きしてもらうには病気などの予防ももちろん大切ですが、環境もとても大事だと思います。
30代 女性 nico