犬のしつけに失敗する!?飼い主がやりがちな5つの間違った行為

犬のしつけに失敗する!?飼い主がやりがちな5つの間違った行為

犬のしつけ。どんなワンちゃんの飼い主さんにとっても、一度は頭を悩ませるものではないでしょうか?そしてあなたのそのしつけが、実は愛犬の問題行動につながっているとすれば、犬にとっても飼い主にとっても悲しいですよね。では具体的にどのような間違ったしつけがあるのか、飼い主さんがやりがちな例を一緒に見ていきましょう!

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記事の監修

埼玉を中心に、しつけ方教室/問題行動のリハビリ/ドッグダンスレッスンまで行う。ドギーホームルームでは、愛犬のトレーニングのみにとどまらず、飼い主様のフォローに力を入れる事でQOLを向上させます。また、JCHA公認のハイドロセラピスト・フィットネストレーナーでもある為、愛犬の健康増進にも力を入れています。【埼玉・東京・横浜でオーナーレッスン随時開催】
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あなたのしつけ、間違っていませんか?

目の中に入れても痛くない、かわいい大好きな愛犬。できるだけ一緒にいて、たくさん抱っこもしたいし、愛犬の嫌がることなんてしたくない!そんな飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、あなたのその態度や行動が、愛犬にとって悪影響を及ぼすことがあります。ワンちゃんや周りの人がストレスなく生活できるように、飼い主として正しいしつけを愛犬にしてあげましょう。

では、飼い主さんがよくやってしまう間違ったしつけの例を順に挙げていきます。

やりがちな間違った行為5つ

ダックスを抱く女性

①抱っこのしすぎに注意!

犬が可愛いからといって、いつも抱っこしていると次のような問題行動が起こる可能性があります。

  • 抱っこされないと満足しない
  • 気が強くなる
  • 飼い主への依存度高くなる
  • 自分の方が優位と勘違い

飼い主には犬と一緒に居られない時間があると思います。お留守番の時に一人でも快適に過ごしてほしいですよね。
しかし一緒にいるときに常に抱っこしていると、飼い主への依存度が高くなり、お留守番の時に不安になってストレスが溜まったり、イタズラや無駄吠えなどの問題行動を起こしたりしてしまいます。

また、頻繁に抱っこされることによって犬の目線が高くなり、そうされることで犬自身が優位であると思ってしまう場合があります。
それが続くと、飼い主以外の人間に威嚇したり、他のワンちゃんと仲良くなれなかったりして問題となります。

解決法

常に抱っこすることは避け、飼い主のタイミングで抱っこすることです。
犬に要求されて抱っこすることは絶対にやめましょう。

②自由にお散歩させるのはNG!

抵抗する白い犬

犬の行きたい方向に従って、引っ張られるように散歩している飼い主さんがたまにいますよね。
飼い主は自由に散歩させてあげているつもりでも、犬にとっては良くないことなのです。

  • 引っぱり癖がつく
  • 自分勝手に行き先を決めるようになる

といった問題が起こります。犬が行きたい方向ばかりに歩き飼い主がコントロールできないと、他の歩行者に迷惑がかかったり交通事故を引き起こす可能性があります。
愛犬の安全のためにもしっかりと飼い主がリードしてお散歩できるようになりましょう。

解決法

散歩のとき、引っ張られたら「オスワリ」「マテ」ができるようにする。
進む道は飼い主が決め、飼い主の行きたい方向に歩くようにする。

③トイレのしつけで叱るのはダメ!

うんちをする犬

あなたの大事なカーペットの上で愛犬がオシッコをしました。それを目撃したあなたは「ダメーー!!」と声を荒げます。しかしこれは飼い主としてNGな反応です。

これはなぜかというと、犬は排泄そのものがダメなことだと思ってしますからです。そうなると、排泄を我慢するようになり、腎臓病や健康に悪影響を及ぼす場合があります。

トイレに失敗した場合は、その場所にニオイを残さないよう徹底的に掃除をして、正しいトイレの場所に排泄物を置いておくなどして犬がトイレの場所を認識できるようにしましょう。

解決法

失敗した排泄物を無言で片づける。
うまくできた場合はたくさんほめて、正しい場所を印象付ける。

④愛犬を叱る時に名前を呼んてはダメ!

犬は「自分の名前」という概念がありません。
名前を呼んで寄ってきてくれるのは、名前を呼ばれた後にヨシヨシされる、おやつがもらえたなどの良いイメージが結びつけられているからです。
逆に、愛犬の名前を呼ぶ→叱る、という行動を飼い主が取っていれば、自分の名前に悪いイメージを持つようになります。
すると名前を呼ばれても飼い主の元へ来ない犬になってしまうでしょう。

ちなみに、時間が経ってから怒っても意味がありません。犬は何を怒っているのか理解できないので、現行犯でないと叱る効果はありません。

解決法

叱るときには、「ダメ」「イケナイ」などの言葉を使う。
名前には良いイメージを付けることを意識する。

⑤愛犬が嫌がることはしないのはよくない

例えば爪切りやシャンプーなど、犬が嫌がるからといって飼い主が全くしないのでは、より良い関係を築くことはできないでしょう。
嫌なことにも慣れないでいると、どんどん嫌がるようになってしまいます。
ただ、嫌がっている犬に強引にするのは逆効果です。例えば、爪切りなら「1日に指1本だけ」のようにちょっとづつ切って慣れさせます。小さいうちから徐々に慣れさせることが成功の秘訣でしょう。

解決法

嫌なことにも少しずつ慣れさせる。
大好きなおやつをあげながら、すこしづつチャレンジしてみましょう。

まとめ

愛犬の家来ではなく、信頼できるリーダーになりましょう!

甘やかすこと可愛がることは違います。
甘やかしてばかりいると、あなたや周りから愛されないワンちゃんになってしまうかもしれません。それはとても悲しいことで、最悪の場合、飼育放棄などに繋がる恐れもあります。

正しい知識と愛情を持って、愛犬のしつけを行えば、きっと彼らは応えてくれるでしょう。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 男性 匿名

    小型犬を連れた中年以上の女性に多いのですが、こちらの犬(22キロ)を見るや慌てて抱っこ。こちらが知らん顔なのに抱かれた犬はひたすら威嚇しながらすれ違うことがよくあります。ああ、ここにもダメ飼い主が、と思ってしまいます。
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