犬は人間の様な行動をとる事が多い?

犬は人間の様な行動をとる事が多い?

犬と暮らしていらっしゃる方ならお分かりだと思いますが、犬って人間みたいな行動をとる事が多い様です。人間の真似をしているのでしょうか?どうして人間みたいな行動をとるのか探って行きます。

ある研究によって明らかに

人の真似する犬

人間にとって最高の友である犬は、『人間の様な行動をとる事が多い』と、ある研究によって明らかにされています。

今までの研究で、犬は人間の表情を読みとったり同情を表現し、または嫉妬を伝えテレビまで視られる事が分かっています。

これらの研究は愛犬家にとっては非常に興味深いもので、その意味を知りたいと思う事でしょう。こう言った研究が進めば進む程、愛犬への愛情度が増して行くのではないでしょうか。

犬は人間の真似をする

人の真似

愛犬が人間の行動を真似したり、仲の良いお友達犬のしている事を真似したり、そんな光景をを見た事がありませんか?多頭飼いされている場合、後から来たワンコが先住犬の行動を真似している事が、結構日常的に見られるのではないでしょうか。

犬には真似をする能力がある』と言う事が、ある研究によって解明されています。
その研究は、オーストリア大学とオックスフォード大学の研究者らが、科学的実験により証明しています。

この実験は10匹の犬に、前足または頭を使って木箱についたスライド式のドアを開けさせると言うものです。

最初に飼い主が、スライド式ドアを手もしくは頭を使って何度か開ける様子を見せます。今度は犬達に開けさせると言う実験を繰り返したところ、参加した全ての犬がご褒美の食べ物を与えなくても、飼い主が開けた同じ方法で開けると言う傾向にある事が判明しました!

イメージ:箱を開ける

犬が真似をするのは、人間と共に進化しながらトレーニングなどで『人間との相互作用を発達させる事によって備わったのではないか』と研究者らは語っています。また犬に何らかの行動を教える時は、『例えば飼い主が、まずはその行動をやって見せると成功率が高まる事が予想できる』とも述べています。

お手

実際に私も愛犬の躾をする際に、愛犬がコマンドを覚えるまで私が先にやって見せました。
例えば『お手』は、私が『お手』と言いながら片手を愛犬の目の前に差し出して、これを何度も繰り返して行くうちに覚えてくれました。だいたい1週間くらいで覚えてくれたかと記憶しています。

犬は人間や犬仲間をよく観察している

見る

犬は犬仲間や人間と遊ぶ事で『相手の仕草や行動をよく観察し、同じ様な行動を取る』と言う事が最近の研究で明らかになりました。
この研究から、なぜ犬が人間の【最良の友】である動物なのかが分かる裏付けになるとされています。

例えばいつも笑顔の人の側にいると、周りの人も心温かくなって同じ様に笑顔になります。
逆に怒っている人がいると近くにいる人達も嫌な気分になり、厳しい表情になったり暗い表情になったりします。
これを心理学用語で【情動感染】と呼ばれており、人の気分や感情は周囲に伝染するとされています。

実は犬にもこの情動感染に似た心理が働く可能性があるらしいのです。
イタリアのピサ大学社会生物学者である【エリザベッタ・パラジ教授】が率いる研究チームによって、ある観測が行われたそうです。
その観測は、ドッグパークで遊んでいる49匹の犬を対象に、飼い主の了承を得て行われました。

ドッグパーク

またその際、飼い主に『犬同士が近くに住んでいるのか』『週に3回以上交流している友達なのか』『会うのは月に2回以下であるのか』『初対面なのか」など、犬達の関係性も聞いた上での観測となった様です。

その結果、お互いを知っている犬達は、【噛む】行為や【飛び跳ねる】行為に比べ、【プレイバウ(前足を屈めながらお尻を持ち上げて遊びに誘う姿勢)】や、吠えたり尻尾を振ったり口を開けてリラックスしたり、この様な行動をそれぞれの犬達が真似している事を発見したそうです。

またプレイバウも、相手の真似をする時は相手より長くする事も判明したのだそうです!

プレイバウ

つまり知らない相手よりも知っている同士であり、『相手との絆が深ければ深いほど真似をする頻度も高くなっている』と分析しています

確かに犬は仲間や人間の真似をしてますね。私の愛犬も頻繁に私の真似をしています。
冬は私がコタツで暖を取ると愛犬もコタツに潜り込みますし、私がお茶を飲むと毎回ではありませんが、割と多い頻度で愛犬も給水器の水を飲んでいます。

この研究結果を知るまでは偶然の出来事かと思っていたのですが、それが私の真似だったとは思いませんでした!とにかく愛犬は私の事を四六時中、穴の開くほど観察しています。この観察力が真似できる要因なのでしょう。

皆様の愛犬も、大好きなご主人様の真似をしますでしょうか?

まとめ

ヤンチャ時代

私は愛犬と出会ってから10年になりますが、犬を知れば知るほど奥の深さが分かって来ました。そんな愛犬と触れ合いながら生活の中で沢山の事を学び、そして癒されて来ました。愛犬の幼少時代は超ヤンチャ犬で、躾には結構手が掛かりました。

その中で一番感じているのが【犬の賢さ】です。
そんな賢さがあるからこそ、こう言った真似や表情を読み取ったりする事が出来るのでしょう。

私は思うのですが、犬の賢さは持って生まれたものもありますが、人間とコミュニケーションしながら更に賢さに磨きが掛かって行ったのではないかと考えております。それを思うと愛犬の事が益々愛しくなって行きます。

皆様も犬の賢さを更に知って、愛犬と触れ合いながら生活を大いに楽しみましょう。

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