恐るべし犬の観察力!
犬は眠っている場合を除いて、飼い主の表情を観察しながら次の命令を待っているなど、観察力が大変優れている動物です。
そしてこの度、ある実験によってこのことを裏付ける驚くべき事が分かりました。
飼い主の表情から機嫌を察している!?
オーストリアの『ウィーン獣医科大の研究チーム』によって米科学誌電子版で掲載発表されたその実験で、犬が人間の目や口まわりを見て、機嫌の良い悪いを判断している事が解明されたそう。
もともと犬の視覚能力は低いと言われていますが、しかし大好きな飼い主の表情を細かく認識できるそうです。
これは、一緒に暮らしてきた経験から喜怒哀楽を判断しているのではないかと考えられています。
そう言われてみれば、うちの愛犬にも同様なことがありますね。
例えば、わんちゃんホンポの記事を執筆中にタイプミスした時など、たぶん私の表情が変わるのでしょう、そんな時愛犬は、とても心配そうな顔をしながら前足を私の膝に乗せたりします。
心配しているのか慰めてくれいるのかどちらかだと思います。
また、愛犬との散歩中に、よく吠える大型犬を私が先に発見した場合、『まずいなぁ』と思った私の表情を見ているらしく、そんな時愛犬は立ち止まり、私の足に軽く前足を乗せて来ます。
その仕草を見ると、ますます愛犬が好きになります。
私は愛犬を抱き上げて、その場から急いで退散します。
本当はリーダーたる私が、愛犬の前で心配そうな顔や困った顔をしてはいけないのですが、ついついやってしまいます。
これではリーダー失格ですね(^^;
でも愛犬は私の事を信頼してくれていると思います。
犬は寝ている時以外は飼い主をじっと観察しています。
犬は常に飼い主の表情を読み理解しているのです。
『恐るべし犬の観察力!』と改めて感じさせられます。
犬は人間と同じ視点に立てる!
人間は客観的に物事を判断したり、相手の立場に立って考えたりする事が出来ます。
しかしそれが容易に出来ないのもまた人間です。
人間は欲の塊(そうでない人間もいる)であるため、時には自己中心的な考えに固執してしまったりする事があります。
『欲しい、欲しい』という心を仏教用語で貪欲(とんよく)と言います。
貪欲多き者は『是が非でも手に入れたい』という欲の心に振り回されて、他人を傷つけたり蹴落としたりしてしまいます。
日本は平和だから良いのですが、それがゆえに争い後が絶えない国もあります。
しかし、犬は争い事を嫌う動物なので、無闇に争う事はしません。
そういう所は見習いたいですね。
ポーツマス大学の研究結果
また最新の研究により『犬は人間と同じ視点に立って物事を判断し行動できる』という事が、明らかになったそうです!
この研究はイギリスのポーツマス大学のジュリアン・カミンスキー博士によって行われました。
博士は、ペットとして飼われている1歳以上の様々な犬種42種の雄と雌、合計84頭の犬達を使い実験したそうです。
実験内容は、それぞれの個室に餌を用意し、飼い主に少しの間『マテ』の指示を出してもらい、明るい部屋と暗い部屋で繰り返し行って犬の行動を観察すると言うものです。
すると暗い部屋にいる時ほど、犬は飼い主の指示を守らずに目の前の餌を食べてしまう事が判明しました。
その確率は、明るい部屋よりも暗い部屋の方が2倍も高かったと言う結果が出たそうです。
しかも、直ぐに餌を食べてしまったとか・・・。
つまり暗い部屋では『飼い主は餌は見えていない、だから食べても叱られない』と判断して行動したのだろうと結論付けたそうです。
犬って、こんな事も判断できるのですね!
凄いですね!
自分の愛犬もこんな判断が出来るのかと思うと嬉しくなってしまいます。
そういえば、以前我が家でもこんな事がありました。
オヤツを食べさせる前に座卓テーブルの上に置いて『マテ』のコマンドを出して待たせていたところ、電話のベルが鳴ったのでそのまま電話に出てしまいました。
そうしたら愛犬は、私が『ヨシ』のコマンドを出す前に座卓テーブル上オヤツをサッサと食べてしまいました。
これはカミンスキー博士の実験状況とは少し違いますが、愛犬は明らかに私の目を盗んでオヤツをゲットしたのだと思います。
その時は『此奴、私がヨシのコマンドを出す前に食べたな』と思いましたが、今思えば『お主、できるな』と言いたいです。
個人的な考えによる犬の賢さ
これはあくまでも私個人の考えですが、犬は私達の想像以上に賢い動物だと思います。
犬は人間と暮らしながら人間の賢さを学んで行くのではないでしょうか。
あるサイトに犬の賢さが記載してありましたので、私が思っている内容に勝手に訂正させて頂きました。
- 犬の知能は2才児程度→犬の知能は7才児程度
- 殆どの犬は200個の単語を覚える→殆どの犬は500個の単語を覚える
- 数字を4~5個は数えられる→数字を5~10個は数えられる
- 飼い主と他者の関係を把握している→飼い主と他者の関係を把握し飼い主の立場に立つ
こんな感じでしょうか。
皆様はどう思いますか?
おまけ
動物病院で働く賢い犬の動画を見つけましたので紹介します。
びっくりするほどお利口さんですよ!
訓練したのでしょうか?
↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=GHcUkc4tshA
まとめ
犬の賢さを実感できる様になるは、やはり強い絆と信頼関係です。
強い絆と信頼関係があれば、愛犬の賢い部分を沢山みる事が出来ます。
そして賢い部分を知ると更に愛犬が愛おしい存在になるでしょう。
一緒に生活しながら愛犬に様々な事を教えて行く、また逆に教えられる事もあるでしょう。
スローペースで色々な事を教えて行けば、何でも覚えてくれると思います。
犬の脳は未だ発展途上ではないかと思うのです。
飼い主の愛情で作り上げた信頼関係で、犬の脳は更に進化して行くのではないでしょうか?
そんな気がしてなりません。
ユーザーのコメント
女性 望月雅美
私は、犬を迎える時、ペットとしてではなく、家族として自分の子供もして迎え入れているので、今では、13歳の子を筆頭に下は5ヶ月の子全部で11頭の母になり毎日ドタバタしながら子育てをしています。いづれは、犬にたづさわる仕事がしたいと考えています。犬は、愛情をかければかけた分だけ返してくれます。けして人を裏切らない生き物です。動物を飼う人が各自、最後の時まで責任を持って育てて欲しいと思います。私もこの子達を最後まで何があっても守りたいと思っています。