エマージェンシーカードの必要性
皆さんは、飼い主であるあなたの身に何か起きてしまった場合に、愛犬の存在を他の人に伝える方法を考えたことがあるでしょうか?
「自分が外で事故にあってしまい、家に置いてきている愛犬の存在を誰にも伝えられなかったら?」
「愛犬と離れているときに災害に巻き込まれ、帰宅できなくなったら?」
そんな時、愛犬はどうなるのでしょう?
常に飼い主が愛犬の傍にいることは難しいことです。
飼い主に何か起きてしまったときの備えとして、愛犬のために「エマージェンシーカード」を持ち歩くことを考えてみてはいかがでしょうか。
エマージェンシーカードって何?
エマージェンシーカードとは、自分自身に何か起き、話すことのできない状況下で自分の情報を提供できるように、氏名や電話番号、かかりつけの病院などが記載されたカードのことです。
事故などで自分が話すことのできない状況の時に、いち早く自分のことを知ってもらうための手段として、最近ではマラソンなどのスポーツ大会などでも参加者が携帯するようになっています。
その他にも、子供や障害を持つ人、妊婦さん、外国人用のものもあります。
特に一人暮らしの高齢者には、自宅で保管する形のエマージェンシーカードを自治体から配布されることもあるようです。
愛犬のためのエマージェンシーカード
自分に何か起きたとき、もしくは家族全員に何か起きたときに、家に残された愛犬は一体誰に助けてもらえるのでしょうか。
万が一のときのために「家に残している犬がいます」ということを伝えることは、愛犬の命を守るためにとても大事なことです。
愛犬に万が一のことが起きたら…と心配する人は多くいますが、自分自身に何か起きたときに残された愛犬のことを考える人は少ないと思います。
特に一人暮らしの人は、自分でしか愛犬を守ることができません。
例え家族がある人だとしても、家族全員が出かけているときに何も起こらないとは言い切れません。
飼い主が家に帰れないとき、家で待つ愛犬を誰が守ってくれるのでしょうか。
いざというときのために、愛犬の存在を伝える手段をとしてエマージェンシーカードを持ち歩くことを検討してみましょう。
エマージェンシーカード記入事項
出典:http://www.green-dog.com/shop/products/detail.php?product_cd=CZGDEMCS-00
エマージェンシーカードには、自分が伝えておきたいことを記載します。
市販されているものや無料でダウンロードできるものも存在しますが、オリジナルのものを作成するのも良いと思います。
エマージェンシーカードに記載すべき項目例は下記になります。
飼い主の情報
- 名前
- 性別
- 生年月日
- 緊急連絡先
- 緊急連絡先の人の名前
- 血液型
- 持病や病歴、現在服用している薬
- かかりつけの病院
愛犬の情報
- 写真
- 名前
- 犬種
- 生年月日
- 性別
- 狂犬病予防注射、各種ワクチン接種状況
- 持病や病歴、現在服用している薬
- かかりつけの動物病院
- 与えている食事内容
- 鑑札やマイクロチップ番号
飼い主と愛犬の情報を記載しておけば、自分に何かあったとき、愛犬のことだけでなく、自分の情報も伝えられるため、1人と1匹のためのエマージェンシーカードとして使用できます。
1点注意しなくてはいけないことが、エマージェンシーカードを落とさないようにすることです。
エマージェンシーカードには個人情報が記載されているため、悪用されることも考えられます。
いつも持ち歩くものなので、紛失しないように注意しましょう。
まとめ
災害時に備えたペットのための避難グッズを準備している方が増えている中、自分が事故などに巻き込まれたときに備えている人はまだまだ少ないです。
飼い主である自分が世話をできなくなったときのことを考え、愛犬のことを世話してもらう人を決めておき、エマージェンシーカードに記載しておきましょう。
備えあれば憂いなしですよ!
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女性 畑地政子