映画『マリと子犬の物語』のマリが天国へ…|人々に感動を与えた犬の生涯

映画『マリと子犬の物語』のマリが天国へ…|人々に感動を与えた犬の生涯

2007年に大ヒットを呼んだ中越地震を舞台にした映画「マリと子犬の物語」。この映画の実際のモデルになった「マリ」が亡くなったというニュースと、その波瀾万丈な生涯についてまとめてみました。

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2016年6月「マリと子犬の物語」のモデルとなった犬が天国へ

虹

今月10日、2007年に大ヒットし全国民の涙を誘った映画「マリと子犬の物語」のモデルになった『マリ』が15歳の天寿を全うしたという悲しいニュースが飛び込んできました。

私事にはなりますが、筆者の家族が実際にこの映画を観にいって来たらしく、当時全員目を泣き腫らして帰宅してきたのを思い出します。

『マリと子犬の物語』は2007年12月8日に公開された日本映画です。

2004年の新潟県中越地震で、で起きた実際のエピソードを元に映画化され、多くの人に感動を与えました。

マリについて

マリと子犬の物語 スタンダード・エディション [DVD]
3,080円(税込)

マリは、新潟県の山古志村に住む五十嵐さん一家に飼われていた甲斐犬の血が混ざった女の子で、飼い主であり役場に勤めている豊さんと父親の高繁さんに大切にされていました。父子二人暮らしの五十嵐さん一家で、マリは娘も同然でした。

マリの性格はちょっとシャイな内弁慶。かわいい女の子でした。隣りの家の飼い犬と結ばれ、3匹の子宝に恵まれます。五十嵐さん一家にとって幸せな日常が続いていました。

幸せに暮らす家族を突然襲った大地震

地震

やがてマリは可愛い子犬を3匹出産し、高木さん一家は幸せに包まれていたのですが、そんな幸せの中を大地震が突如として襲ったです!

その日、起きたのは「新潟県中越地震」。2004年10月23日の17:56に発生しました。

新潟県中越地方を震源としてその地震は、震源の深さ13km、M6.8の大型の直下型地震でした。
あの「阪神・淡路大震災」以来、観測史上2回目になる最大震度7を観測した大型の地震。被害は想像を絶するものでした…

下敷きになった高繁さんを励ましたマリ

父親の高繁さんは倒れてきたタンスの下敷きになり、身動きが取れなくなってしまいました。

そんな時、マリは自身も傷だらけになりながらも必死で子犬を守りつつ、高繁さんの側について励ましてあげました。

家の中には。割れたガラスや食器。マリは高繁さんを励ますように周囲を何度も往復したそうです。

そして必死の思い出体を動かし、運良く高繁さんはタンスから抜け出す事ができたのです!

残酷な別れ

不安な犬

その後、高繁さんを救出すべく救助のヘリコプターが来ました。しかし、救助の際に持ち込める荷物は1つのみ。もちろんペット等は連れて行く事は出来ない状況でした。辛い決断の中、マリと子供たちは置いていかなければなりませんでした。

高繁さんは泣く泣く大量のエサを置いてマリと別れてしまったのです。

それから避難所に移っても、豊さんはマリのことが毎日忘れられなかったそうです。

マリを心配するあまり入院してしまう高繁さん

愛犬を被災地へ取り残してしまわなければいけない、そんな飼い主さんの気持ちがどれだけ悲痛なものなのかは分かりますよね?
高繁さんは避難所にいてもマリ達を片時も忘れられず、心配し続けた上に余震のストレスにも襲われ、ついに身体を壊して入院してしまいました。

奇跡の再会!

犬の親子

それから16日が経過し、息子の豊さんが避難解除された自宅へ向かいました。変わり果てた村に驚きはしあものの、なによりも先に、マリを探したそうです。

そこで待っていたのは、奇跡の再開でした。ガリガリにやつれてはいたものの、駆け寄ってきたマリと、元気な姿の子犬達。やっとの思いで再会する事ができました!あの震災から、ケガを負う中で16日間という長い期間、エサが尽き食べるものが無い中を、必死で子犬達を育てていたのです!

やがてこのエピソードは、沢山の人に伝わり、みんなを励ますの希望となりました。

復興中は里親の元へ

それから間もなくマリは高繁さんとも再会し、村が復旧する間は信頼できる知人の家へ預けられ、また子犬達もそれぞれ里親の元へ行きました。

しかし、マリは地震のショックからか、PTSDにかかっていました。過酷な状況の反動がでたのでしょう。側溝や溝に酷く怯えるようになってしまったそうです。

復興後は再び家族と暮らせるように、そして映画化し話題に!

家族

震災から2年が経過し、ようやくマリは五十嵐さん家族と再び暮らせるようになりました。そのころ、このエピソードが読売新聞の1面で取り上げられ、全国的に知られるようになりました。

その後もこの出来事はTVや新聞、ネットでもに取り上げられるよになり、書籍や映画化になります。

こちらはマリと成長した子犬の貴重な動画です。

高繁さんの死、そしてマリも天国へ

葬儀

震災から約10年が経過した2014年、マリに命を救われ苦楽を共にしてきた高繁さんが80歳で亡くなりました。

その頃から、マリも少しずつ元気がなくなってきます。そして今月の10日、マリは家族に看取られながら15歳の生涯を終えました。

五十嵐さんはマリの事を「命の恩人」と称し、「天国で親父と仲良くして欲しい」と話したそうです。

マリと会いたい方は写真展で!

現在、マリの住んでいた山古志村では「ありがとうマリ」という写真展が開催されました会いたい方は是非足を運んでみてはいかがでしょう?

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 きなこ

    マリと子犬の物語、公開当時映画館で観ました。
    地震で家族が離ればなれになり食糧も確保が難しい中、子供たちを守り育てなくてはならない…でもマリがとっても健気で強くてすごく感動して何度も涙がこぼれたのを覚えています。この出来事がキッカケで、ペットとの「同伴避難」が取りあげられてその後の震災時にも役立てられたんだと感じます。

    映画の中ではマリたちが飼い主の高繁さんと再会して終わりでしたが、その後のエピソードもたびたびニュースで観ました。すぐには一緒に住めなくて施設と預かり先で過ごしてると聞き、震災の復興はなかなか難しいものなんだと痛感しました。

    そして、念願叶ってやっと一緒に暮らせる様になって…これで本当のハッピーエンドを迎えられたんだなと思いました。その後はニュースもなくうかがい知る事は無かったのですが、高繁さんが亡くなられマリちゃんも亡くなってたんですね。

    ふたりは天国で一緒にもう離れる事なく穏やかに過ごしてるでしょうね。
  • 投稿者

    20代 女性 小夏

    物語は読んだことがないですが…
    記事を読んで涙が止まりませんでした。甘えん坊で臆病なマリちゃんが傷だらけになりながら飼い主さんと自分の子供も守るなんて…本当はすごく強いわんちゃんなんですね。
    災害は誰も止めることのできない自然災害です。避難所に愛犬を連れて行けないなんて死んでも嫌です。酷すぎます。戻ってきた時にまさか愛犬が寄ってきてくれるなんて思わないですよね。
    それだけ飼い主さんのことを信じて待っていたのですね?また再会できてよかった。最後は一緒に暮らせてよかったです。
  • 投稿者

    30代 女性 もこじ

    映画見ました。当時犬を飼っていたこともあって凄く感動して泣きじゃくったのを覚えてます。
    地震で危ない中、大事な犬を置いていかなければならないだなんて、飼い主さんも相当苦しかったでしょうね。でも再会出来たシーンは本当に感動しました。マリは辛い中、子犬のことも必死に守って、人間でも挫けてしまう状況なのに本当に立派だなぁと思いました。
    今は天国で飼い主さんにも再会して、2人でゆっくり過ごしてるんでしょうね。
  • 投稿者

    40代 女性 なかねじゅんこ


    「マリと子犬の物語」見ました
    最後のところがすごく感動して涙が溢れるくらいでした
    マリはすごいなって思いました。
    あのマリは天国へいってしまったんですね
    きっと天国でみんなの事を見守っていてくれるでしょう
    マリ、ありがとう
    いつまでも忘れないよ
  • 投稿者

    女性 りこ

    マリと子犬の物語観ました。
    マリちゃんが足に怪我をして、一生懸命飼い主さんを待っていたんですね。天国でマリちゃんは、飼い主さんと一緒に今、仲良く空で見守っていると思います。
  • 投稿者

    50代以上 女性 よいこ

    マリーなくなったんだ寂しいわ
    天国で安らかにね。おやすみなさい
  • 投稿者

    50代以上 男性 katagiri

    「マリと子犬の物語」の主人公マリちゃんが亡くなってから、1年

    6月10日 「マリと子犬の物語」の主人公マリちゃんが亡くなってから、1年が過ぎました。主人公となったマリちゃんの実際の鳴き声が聞こえます。
    掲載サイト
    https://youtu.be/Mk5EXMXLw44
    katagiriの投稿画像
  • 投稿者

    20代 女性 ロコン

    マリ、大変な人生だったね。とてもとても頑張ったね。でもあなたのおかげで多くの人の気持ちが動かされたよ。会ったことすらない多くの人の心に残る子だったよ。本当におつかれさま。
    …自分が愛犬を残して避難しなければならないとなった場合、何をどう決断すればいいのだろう?と考えさせられますね。置いていくのはあまりにもつらいけど、非常事態にわがままは言っていられない。「犬はあくまで動物」だと痛感させられます。
  • 投稿者

    女性 ドン

    震災などで犠牲になるのは人間だけでなくて、こういったペットや家畜もそうです。むしろ人間の助けなしに生きていけないペットや家畜の方が甚大な被害を受けるような気がします。何も状況がわからないまま、飼い主と離れなくてはいけないような状況、辛すぎます。
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