ワンコにもお灸がいいみたい。

ワンコにもお灸がいいみたい。

病気を患ったワンコちゃん。病院に行ってお薬を処方してもらっても、なんだか心配。家族ができることって何かあるんじゃないのかな、と考えて東洋医学であるお灸を試してみました!

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病気を患ったワンコちゃんに家族ができること

お友達のワンコちゃんはお迎えした当初は元の飼い主さんのネグレクトにより、健康状態は見てるだけでも泣けてくるほどの状態で、当然のことながら精神状態も不安定でした。

現在は、優しい飼い主さんに保護されて、第二の人生を満喫しているのですが、それでも体はアトピーで搔きむしり、耳は凍傷状態が長かったのか、血流不全が改善に向かう好転反応とはいえ、耳に血が溜まって腫れ上がっています。

尿は透明で量も多く頻繁で、明らかに体が芯から冷えているのかと。
食べたらすぐ排便してしまい、その量も大量で、その症状はドクターからも説明を受けましたが、明らかに栄養不摂取状態でした。
アトピーはステロイドで、耳の血腫は物理的に血を抜くということしかできず、新しいご家族の不安の色は隠せません。

そもそもアトピーってなんで起こるの?

アトピー性皮膚炎は原因が一つとは限りません。
そのため治癒するための明確な治療法はなく、症状を抑えるための薬物療法が主流になっています。
その原因としては、もともとアトピーの素因があったり、皮膚のバリア機能が低下していたり、アレルギーの症状の原因となる物質の摂取や肌に触れてしまう事で、また劣悪な環境によるストレスなどと考えられているようです。

全ての症状が少しでも根本治癒に向かうために何かあるはず!!

西洋医学で症状を抑えてもらっている間に、生きるものすべてが持つ「自然治癒力」を活発にする東洋医学であるお灸を取り入れてみました!

お灸の匂いがダメな子がいるようですが、何よりも弱った子は嫌がりません。
若い子や元気な子は必要ないからでしょう、とても嫌がります。
お灸をすることによって、これまで滞った気血の循環を促進し、体を芯から温めます。
また煙によって邪気を燻し、継続することで患った体質を良好に改善するのです。

毎日、約10分ほど、頃合いはそれほど気にすることもありません。
元気になれば、ワンコは正直です。
「もういらない」というそぶりを見せてくれます。

ですので心地よく受けてくれているのであれば根気よく、続けてあげることです。
施してあげる家族とワンちゃんの心はさらに深い架け橋が築かれ、またお灸による相乗効果も加わって精神状態も良好になり、心身ともに癒されるのではないでしょうか。

お灸をうけるワンコ

では、どんなお灸が安心で安全なの?

オススメは、棒灸器を使った棒灸です。
直接、肌に触れるものではありませんので、とても安全です。
また棒灸の位置を上下に調節することによって温度を調節することができます。
まずは自分の肌で確かめてから、わんちゃんに施してあげることで安心につながりますね。
また、時折、灰を瓶の中にトントンと、落としてやることも忘れないでくださいね。

棒灸と棒灸器

では、どの部分にやれば良いの?

「手当て」という言葉を耳にしたことはありませんか?
弱った部分に知らず知らずに手をあてて、自分自身で手当てをする行為のことです。
このように慢性的に弱ったと思われる部分に直接、棒灸を設置した棒灸器をあててあげるのも良いですが、お友達のわんこちゃんのように、耳に血腫ができたような状態は、明らかに炎症しています。
そのような炎症部位はできるだけ触れない方が好ましいです。
では、患部を触らず、どの部分にお灸を施すのが良いのでしょう?

首から始まる背骨の上から尻尾の尾、肛門までが良いですね。
頭頂部には百会というツボがあるのですが、お灸は首から始めましょう。「頭寒足熱」という言葉があるように頭頂は温めるより、指で刺激する程度が好ましいです。
背骨を温めることにより、温感がジワジワ全身に行き渡り、体を芯から温め、気血を正常な流れに促してくれるはずです。

ちなみに百会は自律神経の働きを整えてくれるツボです。
便秘にも良いとされているようですよ。

最後に

西洋医学はとても素晴らしいものです。
医学の発展はめまぐるしく、「できないことなどなくなってくるのでは?」という錯覚が起こるのもしばしば。
でも、病院に行けばなんとかなると駆け込んでも、症状を抑える薬はあっても、回復させるのは自身の力です。

自身を回復することができる『自然治癒力』を最大限に生かす東洋医学を併用して、家族の一員であるワンコとともに、毎日を気持ち良く過ごしたいですね。

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