私と愛犬うずらの闘病記

私と愛犬うずらの闘病記

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うずら(ミニチュアダックス・女の子)が重度のヘルニアに罹った時の状況〜再発までのお話を、費用詳細とともにご紹介します。何かの参考にしていただければ幸いです。

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ある日突然、歩行不能に

私たちが気づいたのは深夜、寝る寸前のケージの中でした。
いや、もしかしたらその日早い時間から、何かしらの前兆はあったのかもしれません。
ですが私たち夫婦はその病気の名称は知っていたものの、その病気に対して詳しいことはわかっていなかったので、前兆があったとしても気づくことができませんでした。

私たち飼い主が気づいた時にはすでに下半身不随。
下半身をまったく動かすことができない様子で、前脚だけを使ってお尻をひきずった状態でようやっと移動する状態。
本人は痛いのか突然の出来事に驚いているのか、不安そうな表情で激しく鼻鳴きをしています。

一応確認するためお尻を支えてケージから出し、リビングに放してみるとやはり先述の状態。
尋常じゃない状態なのは一目見てわかったので、そのまますぐに病院へ行って緊急診療してもらうことになりました。

深夜の病院では対応不能

すべての病院がそうではないとは思いますが、深夜の診療は獣医さんやスタッフさんが少なかったり、必要な施設が閉まっているなどの理由で、診察はしてもらえるものの大きな手術などには対応できない場合が多くあるかと思います。
うずらの場合、まさにそのような状況でした。

ヘルニアの手術をする場合、まずヘルニアの場所を特定するためにMRI撮影をします。
ですがこのMRIはどの病院にも設備があるわけではなく、設備がない病院のために、動物専用のMRIを撮影するための施設が別途存在します。

当然ですがこの施設は深夜は閉まっていますので、うずらは緊急手術の必要があるにも関わらず、その施設が開くまで病院で待たなければいけませんでした。
それでもヘルニアの進行は待ってくれません。

万が一、下半身の麻痺が心臓まで達してしまった場合には申し訳ありませんが…、という残酷な宣告を受けて病院にうずらを預け、飼い主は泣く泣く一旦帰宅するしかありませんでした。

深夜診療...深夜料金1万円+診察料数千円程度でした。

うずら正面

発症から24時間以内の対応が大事!

ヘルニアは、発症してから24時間以内にどこまで処置できるかがとても重要だそうです。

帰宅して数時間後、病院からの呼び出しを受けた私たちは病院で一旦うずらをピックアップし、急いでMRIのある施設へ。
そこでは全身麻酔でMRI撮影をしますので、その時点ですでに冷や汗ものです。。。

時間にして2時間ほどだったでしょうか、今度は目覚めたうずらと書類などを受け取ってまた病院へ。
時間はすでに午後だったと思いますが、そこからすぐに緊急手術となりました。

ご存知の方も多いとは思いますが、犬にとっては全身麻酔自体が大きなリスクです。
この短時間の間に全身麻酔を2回して、その上さらに大きな手術をする状況だったので、飼い主的にはかなりの不安がありました。

MRI撮影...8万円~9万円ほど。
我が家は保険に加入していないので、保険適用かどうかは不明です。
病院とは提携しているだけで精算はまったく別なので、ペットを引き取る際に支払いが必要です。

入院は2週間程度

手術は幸いうまくいきました。
ですが後遺症がどの程度残るのかは術後でないとわかりませんし、その後のリハビリの仕方によっても変わってきます。

この時点で最悪下半身麻痺になった時のことを考えて、歩行器や歩行の補助をしてくれるハーネス&リードなどのグッズを検索したり、同じ病気を抱えるワンコの飼い主さんのブログなどを読んでいろいろと勉強させてもらいました。

こういった時は回復を願うと同時に、冷静に現実と向き合って、より快適に生活できるように考え抜かなければいけないと思っていたのが実際のところです。。。
いざとなったらこういうものを使おう、試してみようなどと考えていたことを覚えています。

見守りも兼ねて、お見舞いは毎日

お見舞いは可能だったので、毎日行きました。

うずらの様子を見ること、それと少しでも顔を見せて安心させることが一番の目的ですが、長期入院になることがわかっていたので、信頼している病院ではあるものの、長期入院に対して若干の不安があったのが正直なところです。
なので毎日顔を出すことによって病院の方々にも「毎日様子を見に来る飼い主なんだ」ということを知ってもらう目的も少しありました。

そんなこんなで、病院スタッフの方々も飼い主である私のことを覚えてくださって、気さくにいろいろとお話してくれたり、私がいない間の院内でのうずらの様子を教えてくれたり、結果飼い主としては本当に安心して治療をお任せすることができました。
心から感謝しています。

手術費用など...退院時にすべて支払う段取りになっていたので、この時点では費用の全容は不明でした。

うずらの足

退院から自宅リハビリへ

2週間後、無事に退院しました。
退院時に安全な抱っこの仕方と毎日欠かさず行うようにとリハビリ運動のレクチャーを受け、自宅では当分の間ケージレスト(ケージから出さず、安静に過ごすこと)で過ごしました。
詳しい期間は失念してしまいましたが、1~2週間くらいだったように思います。

その間は、室内での歩行も原則禁止です。
ケージから出す場合には抱っこのみ、もちろんお散歩も行くことはできません。
ですが家の中に閉じこもっているばかりなのも不健康かなと思い、ほぼ毎日抱っこして近所をお散歩していました。
家の中ばかりでは飽きてしまうでしょうし、回復のためには太陽の光や外気も大切なんじゃないかな~と思います。

退院時に支払った費用は30万~40万ほど。手術費と入院費、その他お薬など諸々すべて含まれています。

うずらともち(猫)とケージ

回復~2度の再発

幸いうずらの下半身の運動機能、排泄機能ともに無事に回復しました。
厳密に言えばやや後ろ足の力が弱くはなったものの、自分の意思と力で歩くことができるようになっただけでも本当に御の字です。
ケージレスト終了後は室内を歩くことから始めて、それからごく短距離でのお散歩をするように。
獣医さんと相談しながら、数ヶ月単位の時間をかけて焦らずに慣れさせるようにしました。

また、うずらが入院している間に家の中をいろいろと見直して、フローリング床にタイルカーペットを貼ったり、ソファを低いものにしたり、ケージの入り口にスロープをつけたり...と様々な工夫をして室内を改良しました。
またお散歩時には小さな段差でも気をつけたり、ちょっとでも無理がありそうな場合には抱っこするようにしたり。
こういったところは今でも気をつけているところです。

それでも2度の再発

軽度ではありましたが、その後2度の再発がありました。
その際には手術ではなく、ケージレストで過ごして経過を観察し、獣医さんと相談しつつ歩行訓練...のようなことを繰り返して回復してきています。

余談ですが2度目の再発の際、ケージレスト中に東日本大震災が起きました。自宅は留守で私たちも帰宅困難者となってしまい、長時間帰宅できない状況で本当にヒヤヒヤしましたが、幸いにもうずらは無事でした。
あの震災以来、ケージの周囲には重いもの、倒れてきそうなものは置かないようにしています。(ヘルニアの際にお世話しやすいように、ケージは天井のないものを使用しています。)

「温泉の素」のススメ

うずらは皮膚が弱く、皮膚の病気も患いました。その治療のために、と思いついて温泉の素を使った温浴を始めたのですが、これを始めてから皮膚の調子も良くなりましたが、同時にヘルニアの再発もなくなりました。
人間でも皮膚の病気や腰痛などの際には温泉に入ると快い方向へ向かうことがあるので、もしかしたら犬にとってもよかったのかもしれないと思っています。

うずらに使っているのは液体の温泉の素で、お散歩の後に足を洗うついでに数分温浴しています。
お腹の位置くらいまでお湯を入れて温浴させているとウトウトしていたりするので、気持ち良いのかもしれませんね。笑

眠るうずら

まとめ

うずらは現在12歳、今年で13歳になります。
いろいろな病気に罹りつつも、獣医さんのおかげて都度回復し、いまはとても元気に過ごしています。

うずらは私にとって初めて飼う犬で、お迎えした当初は何もかもが初めてのことばかり。
加えて今ほどペット保険に関する情報もなかったので(ペット保険自体、今ほどなかったかも)ペット保険への加入は検討していませんでした。
ですが、やはり動物を飼うと何かと病院にはお世話になることになります。

今では様々なプランもあると聞きますので、これから犬をお迎えする方、またお迎えしたばかりの方は保険への加入を検討されることをおすすめします。
特にミニチュアダックスのように、犬種によってかかりやすい病気などがある場合は尚のこと。

ウチの子に限って...はみんな思っていることですし、実際我が家もそうでした。
よくよく調べて、ぜひ一度検討されてみてはいかがでしょうか。

関連記事:ペット保険、みんなどうしているの?

それと動物の病気の回復には、人間同様、あるいはそれ以上に時間がかかります。
人間の言葉が話せない動物相手だからこそ、飼い主のほうが気を長く持ち、根気良く回復を見守る必要があると思います。
小さな変化も見逃さないように、同時にできるだけ前向きに。

病気に罹ってしまったことは不運ではありますが、それを次に「回復できてラッキーだった」「いい獣医さんに出会えて幸運だった」など、いわゆる「不幸中の幸い」に変えることができるのは、ペットが唯一頼りにしている飼い主しかいません。
ですのでいざという場合にも焦らず諦めず、回復を願いながらじっくり見守っていくのが大切だなぁとつくづく思います。

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