景気が良くなると大型犬が人気に?経済との意外な関連性

景気が良くなると大型犬が人気に?経済との意外な関連性

今、日本ではトイプードルやチワワなどの小型犬が大人気ですが、米国ではラブラドールレトリーバーやシェパードなどの大型犬が人気なんです。実は、人気犬種の大きさは景気と非常に興味深い関係があるようですよ。

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アメリカでは好景気になると大型犬が人気に

ゴールデンレトリーバー

米国ケンネルクラブ(AKC)が発表した2013年版人気犬種ランキングでは、1位が23年連続ラブラドールレトリーバー、2位がジャーマンシェパード、3位にゴールデンレトリーバーと大型犬がトップ3を独占しました。

また、ドーベルマン・ピンシャーやグレート・デーンなどの大型犬も前年よりグンとランクアップ。
AKC広報担当者によると、ある種の経済指標になりうる、大型犬の所有が過去5年で増えてきているとのこと。

リーマンショックといわれる金融危機の最中にあった2008年頃には小型犬の人気も上がってきてはいたものの、景気が回復傾向になると再び大型犬の人気が上昇してきたようです。

日本でもバブル時代は大型犬が人気だった!?

犬と散歩する女性

日本では1980年代後半から1990年代前半にかけて空前の好景気、バブル時代というものが訪れました。

その頃から血統書のついた犬を飼うということがブームになり始め、特に大型犬を飼っているというのは一種のステータスでした。
エサ代など何かと費用がかかる、大型犬を飼えるだけの経済力があるよ、というアピールだったんですね。

当時、シベリアンハスキーや、ゴールデンレトリーバーなどの大型犬は非常に人気がありました。
しかし、ステータスとして飼われていた大型犬は実際に飼ってみると想像以上の運動量が必要であったり、しつけをきちんとしていないと吠え声が大きいなどのトラブルが増え、無責任な飼い主が捨ててしまったりして、かわいそうな事に野良犬になってしまうケースも多々ありました。

その後バブル時代は崩壊し、長らく不景気の時代が続くと、人気犬種のランキングの上位もどんどん様変わりしていきます。

2000年頃にはシーズーや、ウェルシュコーギー、ヨークシャーテリアなどの小型犬が人気になりました。

また、うるうるした瞳で一世を風靡したチワワのCMや、ティーカッププードルと呼ばれる、トイプードルよりさらに小さなプードルの登場で、小型犬ブームが巻き起こります。
そしてそれとは対照的に大型犬の人気はどんどん下降ぎみに…。

では、2015年の人気犬種ランキングはどうだったのでしょうか?

2015年人気犬種ランキング(ジャパンケンネルクラブ)

1位 トイプードル
2位 チワワ
3位 ダックスフンド
4位 ポメラニアン
5位 柴犬
6位 ヨークシャーテリア
7位 シーズー
8位 ミニチュアシュナウザー
9位 マルチーズ
10位 フレンチブルドッグ

なんとトップ10は全て小型犬という結果に。

20位まで見ても、大型犬は11位のゴールデンレトリーバー、17位のラブラドールレトリーバーのみでした。

日本の景気についてみてもバブル崩壊以降、多少の乱高下はありつつも少しずつ持ち直しているように思えますが、多くの人が好景気と実感出来るには至っていない状況のようです。

こうなるとやはり、犬種の人気と景気の動向には何か関連があるということなのでしょうか。

犬を飼うにあたっての様々な環境の変化

少人数家族、集合住宅の増加

大型犬は費用だけでなく世話にも手間がかかります。
老犬になった時は介護にかなりのスペースを必要としますし、介護する側にも体力がいります。

今ではペットが飼えるマンションも増えていますが、大型犬の老犬を抱えてエレベーターを降りて病院に連れて行くということはなかなか大変ですよね。

犬を飼う時に10数年後には介護生活が待っているということを考えると、集合住宅に住んでいる人は大型犬を飼うのは大変かもしれません。

共働き世帯の増加

仕事で朝から夜まで家を空けているという家庭も増え、犬との時間があまり取れない場合、もちろん散歩の時間はとても大切ですが、おうちの中で走り回ることで運動量が足りる小型犬も多くいます。

大型犬ではそういうわけにもいかず、運動量が足らないとストレスによるムダ吠えが増えたりすることもあるので、散歩や充分な運動をさせてあげられる時間が取れないという人は、大型犬は向かないかもしれません。

まとめ

チワワ

小型犬に比べ、エサ代や医療費など確かに様々な面において費用がかさむ大型犬ですが、ペットを飼う事自体やその大きさをステータスとしていた時代はもはや昔のこと。

ペットを「家族の一員」として迎え入れている人が多い中で、住宅密集地やマンションの増加などによる近年の日本の住宅事情や、ライフスタイルの変化などにより、犬を飼うことについての環境は大きく変化しました。
その部分を見ると一概に景気の動向とリンクしているとは言い切れないのですが、一般的に小型犬の方が“飼いやすい”世の中になってきているようです。

ただ大型犬には大型犬の魅力が沢山あります。
なので、もしかしたらまた日本にも大型犬人気が訪れるかもしれません。

その時に日本の景気がどうなっているか楽しみですが、ブームになったわんこがかわいそうなことにならない事を祈るばかりです。

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