愛犬が他の犬に噛まれたら…
まずは、愛犬の体のことを第一に考えましょう。
突然のことでパニックになってしまう飼い主さんがほとんどですが、愛犬は飼い主さん以上にパニックを起こします。
驚いた飼い主さんがリードを手放してしまい、愛犬が走り去ってしまうことがあります。
とにかく、冷静に対応することが重要です。周りの人に声をかけ、ぜひ助けを借りてください。
1.愛犬を落ち着かせる
パニックになって暴れている時は、愛犬を落ち着かせてあげます。
立った姿勢で抱っこすると地面に落としてしまうことがありますので、抱っこする時は、座った姿勢やしゃがんだ姿勢で行うのが良いです。
飼い主さんがパニックになっているのでは、愛犬はいつまでも落ち着くことができません。まずは深呼吸して、飼い主さん自身が心を落ち着かせるようにします。
2.愛犬の体を確認する
噛まれた部分を確認します。出血がない、もしくは軽い出血なのであれば、そのままの状態で病院へ行って構いません。
出血が止まらない場合や大量に出血している時は、タオルなどで傷口を押さえながら病院へ行きます。
3.噛んだ犬の飼い主さんの連絡先を聞く
おそらく、お互いに携帯電話を持っているはずです。愛犬を噛んだ犬の飼い主さんの連絡先を、必ず聞いてください。
名前・住所・電話番号の3つを聞けると良いです。
4.保健所へ連絡をする
最寄りの保健所へ連絡し、指示を待ちます。
噛んだ犬に狂犬病の予防注射が行われているかどうか、噛まれた犬に狂犬病の予防注射が行われているかどうか、など混合ワクチンの接種の有無などを確認する場合があります。
愛犬が他の犬に噛まれやすいシチュエーション
お散歩中に
ノーリードの犬が足音も立てずに後ろから近づき、愛犬に噛みついたという事件が起きています。
庭に繋がれていた犬が、リードを引きちぎって脱走したケースもありますし、公園でノーリードにして遊ばせていたところ脱走したケースもあります。
このようなことがあると、安心してお散歩できなくなってしまいます。
庭で遊ばせる時は愛犬から目を離さないこと、許可のない場所でリードを離さないことを厳守するべきです。
ドッグランで
犬たちが自由に遊ぶことができるドッグランでも、他の犬に噛まれてしまうことがあります。それは、仲良く遊んでいたはずが、喧嘩に発展してしまった時です。
飼い主さんは愛犬から決して目を離すことなく、咄嗟のことにもすぐ対応できるようにしておかなければなりません。
まだ他の犬と上手に遊ぶことができない時は、ノーリードにせず、リードをつけたまま遊ばせると事故は起こりにくくなります。
自宅で
家族や友人が連れて来た犬が、愛犬を噛んでしまうことがあります。
愛犬にとっては縄張りである自宅ですから、ちょっと威嚇してしまったのかもしれません。
そのことに腹を立てた他の犬が攻撃し、噛んでしまうことがあります。
相手が家族や友人であると気まずくなってしまうかもしれませんが、相手が誰であろうと、お互いに適切な対応をしなければなりません。
その際、治療費や慰謝料を請求することも構いません。
動物病院の待合室で
滅多に見かけることはありませんが、待合室のソファーで飼い主さんに抱っこされていた小型犬同士が喧嘩になってしまった、なんてことが起こります。
キャリーバッグやクレートを必ず利用する飼い主さんもいますが、リードもつけずに抱っこしている飼い主さんもいます。
間隔を十分に空けて座る、外や車の中で待機するなどするとトラブルは起きにくくなります。
まとめ
愛犬が他の犬に噛まれてしまった時の適切な対応は次の通りです。
- 愛犬を落ち着かせる
- 愛犬の体を確認する
- 噛んだ犬の飼い主さんの連絡先を聞く
- 保健所へ連絡をする
他の犬に噛まれた時、感染症にかかる可能性があります。狂犬病の予防注射と混合ワクチンの接種で予防することができますので、必ず受けさせましょう。
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20代 男性 匿名