なぜ犬は人の顔を舐める?その理由とは
「飼い主さん大好き!」とばかりに愛犬から顔をペロペロ舐められる愛情表現。飼い主としては嬉しいものの、あまりにもしつこいと「もうやめて~」と言ってしまいますよね。
また、執拗に顔ばかり舐められると「うちの犬はおかしいの?」と思うかもしれません。犬の人の顔を舐める行為には必ず理由があります。やめさせたい人はまず、その理由を知る所からはじめましょう。
相手のニオイが気になるから
飼い主さんだけではなく、初対面の人の顔までペロペロ舐める犬は、「この人のニオイ気になる~」と好奇心旺盛なタイプです。あとは「何か怪しいな」と感じているのかもしれませんが、尻尾を振ってゴキゲンなら「よろしくね」と言っているのでしょう。
許してほしい
愛犬を叱っているのに顔を舐められて困る・・・ということはありませんか?それは「もう許して」と顔を舐めて訴えている行動です。
何かをおねだりしている
犬が飼い主さんの顔を甘えるように舐める時は、何かをおねだりしている時。「おやつちょうだい」「遊んで!」など色々な要望を舐めて伝えることを覚えています。この行動も、顔を舐めるといいことがある!と覚えてしまっているのが原因です。
おいしそうだから
食べた後に舐めてくるのは「おいしそうだから」というシンプルな理由。ご飯の味が残った飼い主さんの口は、愛犬にとっては狙い目なのでしょう。
料理を作っている人が相手ならおそらく、顔よりも手を舐めるでしょう。ニオイに敏感な犬は食べ物のニオイの方へ行くものです。
愛犬が人の顔を舐めるのをやめさせる対処法
「愛犬が顔を舐める行為がしつこい」と感じている人は、ここでご紹介する対処法を試してください。愛犬が飼い主さんの顔を舐めることは友好関係の印なので決して悪いことではありません。
でも、執拗に顔ばかり舐められて困っている人は舐める理由をよく考えた上で、次の対処法を試してみましょう。
過剰に反応しない
顔をしつこく舐められて「やめてー!」と犬に訴えても、その反応は「喜んでる!」と勘違いさせてしまいます。
顔や口をペロペロ舐められているのに冷静になるのは大変ですが、ここは心を鬼にして。過剰反応をせず、冷静に心の中で「ありがとう」と伝えてみてください。
その場から立ち去ってしまう
愛犬が顔を舐めることをやめない時は、スッと立ち上がってみたり、しつこい場合はその場から離れてしまいましょう。顔を舐めるのはほんの少しでいいよと、行動で示して愛犬に伝えてみてください。
おやつを手のひらに乗せる
愛犬にとって飼い主さんを舐めることで「落ち着く~」と感じていることもあるので、顔ではなく手を舐めさせるように促してみてください。手のひらにおやつを乗せてしまえば、顔をしつこく舐めることを防御できます。
おもちゃで遊んで気を逸らす
顔ばかり舐められて困った時には、おもちゃで遊んで気を逸らすのもひとつの手です。ただ、「顔を舐めるとおもちゃで遊んでもらえる」と覚えてしまうので、少しその場を去って間を空けた方がいいですね。
ペロペロ舐め続けるのは「退屈~」と訴えている可能性もあるので、おもちゃで遊んで発散させてみてください。
まとめ
顔を舐めることが大好きな犬は、それが愛情表現となっています。愛犬とのスキンシップなので無理やりやめさせなくても大丈夫。しつこい時は、顔よりも手で我慢してもらってみてください。