JKCドッグショーは国内最大規模の犬のイベント!

JKCドッグショーは国内最大規模の犬のイベント!

皆さんはJKCドッグショーを見に行ったことがありますか?普段よく見かける犬種から滅多に見ることがない珍しい犬種まで、様々な犬が集まるJKCドッグショーはワクワクするものです。そんJKCドッグショーについてのお話です。

はてな
Pocket
お気に入り登録

JKCドッグショーとは

秋田犬審査

JKCドッグショーとはどんなものなのでしょうか?

「JKCドッグショー」とは、犬の姿を審査し、理想に近い形の犬を評価するための「品評会」のことです。

犬は犬種ごとにそれぞれ理想とされる姿が定められていて、それを犬種標準(スタンダード)と言いその犬種の容姿、能力、性質など繁殖をするにあたりより優良な犬を生み出すための重要な資料となっているのです。

JKCドッグショーではこの犬種標準により近い犬を選び出し評価すると共に、その犬を繁殖させたブリーダー(繁殖者)に対してもその正しさを評価、賞賛する場でもあります。

JKCドッグショーは日本だけでなく世界中で行われており、規模の大きなものとしてはイギリスのクラフト展、アメリカのウエストミンスター展があり世界2大ドッグショーとして有名です。

日本では、一般社団法人ジャパンケネルクラブ本部が主催を務め、毎年春に開催される『FCIジャパンインターナショナルドックショー』が国内最大規模と言われています。

その会場ではJKCドッグショーだけでなく、アジリティの競技会やトリミングの技術を競うトリミング競技会が行われていたり、犬に関する様々なグッズを販売する店が出店をしており、関係者から一般の愛犬家の方まで大勢の人で賑わいを見せます。

番外編~ドックショーの歴史について~

大変古い記録として残っているのは、1775年にイギリスのハンター、ジョン・ウォードという人が始めた夏に行ったハウンドショーです。

これはハンターにとって毎年開催される夏の行事になりました。一般的には、1859年にイギリスのニューカッスルで開催されたのが始まりと言われています。60頭近いポインターが集まったそうです。

鉄道の発達と共に、全国的な規模の大きいショーが行われるようになります。

そこで様々な問題から管理をする組織をつくる必要性が明らかになり、1873年にショーの管理や適切な規則の作成のためにイギリスでケネルクラブが設立されました。

ケネルクラブの第1回目のショーは同年6月にロンドンのクリスタル・パレスで開催されエントリー数は975頭でした。

1891年、ショーの管理を担っていた一人、チャールズ・クラフトが6回もテリアのショーを開催しその評判の良さから人々がそれらのショーを『クラフトショー』と呼ぶようになります。そして同じ年、初めて全犬種のショーを開催し2437頭のエントリー数を記録しました。

クラフトショーは個人の管理でしたが1942年にケネルクラブの管理下におかれるようになり現在では世界で最も権威のあるドッグショーのひとつとなりました。

ちなみに日本では1950年11月3日に東京・上野公園池之端で本部展覧会(全犬種展)を開催したのが始まりで約240頭のエントリーがありました。

JKCドッグショーの楽しみ方

ここではJKCドッグショーを楽しむための知識や参加方法についてご紹介していきます。

JKCドッグショーを楽しむための知識

スピッツ・ポメ・ハスキー審査

JKCドッグショーを楽しむために、まず審査における下記の6つのポイントを理解しましょう。

タイプ

純血犬種に特有な特色があらわれているか、その犬種に求められる体型、性質など基本的な特質を持っているかどうかが審査の対象となります。

サウンドネス

精神的にも肉体的にも健康な状態であるかどうかの確認。おびえたり過度に攻撃的ではないか、骨格や筋肉の状態、歯の噛み合わせなどが審査の対象となります。

クオリティ

純血種の本来持っている特色がより一層魅力的に見えるかどうかが審査の対象となります。

バランス

魅力的な各部のポイントが全体の感じを損なわずその犬全体の体を魅力的にしているかが審査の対象となります。

コンディション

ショー当日の健康状態や精神状態など

キャラクター

ひときわ目立つような魅力やその犬が持っている光輝くものがあるかが審査の対象となります。

また、JKCドッグショーの審査はトーナメント方式で行われます。

簡単な審査の流れとして審査員は、それぞれのタイトル(BOB・BIG・BIS)ごとに個体審査(骨格、毛並み、歯、体型、体のバランスや各犬種それぞれの特徴がでているか)を犬に触れながら行います。次に歩様審査です。歩行する姿勢を見ていきます。

最初にそれぞれ同じ犬種の中からオス・メス1頭ずつのBOB(ベストオブブリード)を選出します。
次にBOBを獲得した犬の中からオス・メス1頭ずつ各グループ(下記参照)の第一席に当たるBIG(ベストイングループ)を選びます。

BIGを決めるグループには第1グループから第10グループまであります。

①シープドック&キャトルドック

牧羊犬や牧畜犬、家畜の監視を行っていた犬たち

②ピンシャー、シュナウザー、モロシアン・タイプ&スイス・キャトルドック

ネズミ捕りや家畜の警備、軍用犬の血をひく犬など

③テリア

キツネやアナグマなど小型の害獣を巣穴まで追い詰め戦う猟犬たち

④ダックスフンド

アナグマやアライグマの巣穴に潜りこんで狩りを行う短足の犬たち

⑤スピッツ&プリミティブ・タイプ

共通して尖った口先と立ち耳、巻尾を持つ犬たち

⑥セントハウンド

鋭い嗅覚で地面に鼻をつけ獲物の匂いや流した血の匂いを嗅ぎわけながら獲物を追い詰める犬

⑦ポインティング・ドック

鳥を発見しその位置をハンターに教える犬たち

⑧レトリバー、フラッシング・ドック&ウォータードック

隠れている鳥を追いたてるフラッシングドックや撃ち落とした獲物を回収するレトリバー、水鳥の狩猟を専門とするウォータードック。

⑨コンパニオン&トイ

ルーツをたどると猟犬や作業犬だった犬種もいるが、基本的に体が小さく愛らしい容姿を持つ犬たち。

⑩サイトハウンド

鋭い視覚とすばらしいスピードで獲物を追い詰める獣猟犬たち

グループから選び出されたBIGを獲得した犬の中からオスの第一席に当たるキングとメスの第一席に当たるクイーンを選び、キングとクイーンのどちらかがBIS(ベストインショー)に輝きます。BISはそのショーのナンバーワンの犬となります。

また、JKCドッグショーは犬の年齢でクラス分けされており、子犬のクラスであるパピーとは区別されます。

JKCドッグショーに参加するには

オーストラリアンシェパード審査

犬をJKCドッグショーに出陳させたいときは…!?

下記の参加条件があります↓

  • JKCの会員であり、会員期限が有効であること
  • 出陳する犬は会員本人の所有名義の登録犬であること

ただし、噛み癖のある犬や健康上に問題のある犬は審査の対象外となります!

そして、JKCドッグショーに出陳するということはショー用のリードをつけて歩けるように訓練したり、犬種によってはショー用の特別なお手入れ(トリミング)が必要となります。

リードをつけての歩行はプロのハンドラーのもとに預けておまかせする方もいれば、オーナーハンドラーといって自分で犬をひく方もいます。それにはハンドリングの技術も必要となります。

また、ショーには他にもたくさんの犬や知らない人も大勢集まりますし、体を触っての審査も行われます。そのような場合においても大人しく集中できる犬でなければなりません。

どちらにせよ、『うちの子、可愛いから参加させようかしら…』という軽い気持ちで出陳できるものではないのでそこはご注意ください!!

JKCドッグショーを観戦したい!

ドッグショーを主催するJKCについて

舌を出すゴールデン

「JKC」とは「ジャパンケネルクラブ」の略称で、純粋犬種の犬籍登録、有能、優良犬の普及、畜犬の飼育の指導奨励、動物愛護精神の高揚のために活動している国際的愛犬団体です。

私たちの身近なところで言うと、犬の血統証明書(血統書)を発行しているところですね。

JKCが加盟している国際畜犬連盟(FCI)では現在343の犬種を公認しています。

なぜ犬籍登録や血統書が必要なの?

現在、私たちの身近で生活する様々な犬種は、人間の生活の中で使役犬として仕事を与えられてきた犬がほとんどを占めています。ですのでその目的に合わせ長い年月をかけて改良を加えてきました。これは私たちにとってとても貴重な財産といっても過言ではありません。

私たちがきちんと管理していくことで、目的を持って作られた犬種を保護していく必要があります。そのためにつくられたのがケネルクラブであり、犬種を繁殖する上で重要な資料となるのが血統証明書(血統書)なのです。

JKCでは交配する全ての雄犬のDNA登録を義務付け、遺伝性疾患による評価結果の記載など国内の純粋犬種保護と質的向上に努めています。

一般の方も観戦することは可能です(規模の大きなショーの場合は入場料がかかります)
JKCのホームページではドックショーの開催日程が随時更新されています。
興味を持たれた方はそちらで情報をチェックしてみてください。

JKCドッグショーに関するまとめ

ドックショー入場証

JKCのドックショーは犬種標準(スタンダード)を元に、より理想の犬に近づけるためブリーダーが時間と労力を費やし繁殖を繰り返した成果が評価される舞台です。

それと同時に犬をひきたたせるプロハンドラーの腕の見せどころでもあります。

ベストインショー(BIS)はトーナメントを勝ち抜いてショーの頂点に立った1頭だけに贈られる称号であり、最高に栄誉なことと言えるでしょう。

そんな素敵な犬たちの最高の舞台であるJKCドッグショーへぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

はてな
Pocket

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 女性 そそ

    わたしはこの記事を読んで率直に嫌だなと感じました。もちろんわんちゃんには犬種があり血統証があるわんちゃんが多いですが、何が正しいとかは犬にはないと私は思っています。なので品定めをするという言葉が犬が大好きな私にとってはとても心に引っかかる言葉でした。
  • 投稿者

    40代 女性 ちえ

    JKCドッグショーというものは聞いたことがありましたが、審査のポイントがここまで細かくあるという事を知り、そこで勝ち抜くということはとても大変なことなのだと思いました。まずは一般観戦が出来るそうなので、ショーがどんな風に行われているのかを間近で観たいと思いました!
  • 投稿者

    30代 女性 ちゃー

    JKCドッグショーは、意外と昔からあるショーなんですね。一度見に行ってみたいなぁとは思っていました。海外に泊まりに行ったホテルで、たまたまなのかテレビで放送していたので、夫婦で最後まで見入ってしまったことがあります。たくさんのワンちゃんがでてくるし、海外の犬はまた日本とは違うので珍しいワンちゃんもいたりと面白かったですよ!
  • 投稿者

    30代 女性 マヨコ

    ドッグショーはTVで見たりすることはあっても自分には縁のないない世界だと思ってました。人間で言えばパリコレとかのモデルショーのようなものでしょうか。犬たちはとても良く世話をされていてきれいで頭の良さそうな子ばかり。あの舞台にでられるまでには相当な訓練が必要なんだと思います。なので、それまでの飼い主さんや訓練をする人たちと犬との二人三脚の成果が出せる場なのだと思います。参加するかといったらとても大変な世界なので生半可な気持ちでやろうとしたら土台無理なことだと思います。そんな憧れの世界は一度は見てみたいですね。
  • 投稿者

    30代 女性 あー

    ドックショーについて賛否はあると思いますが私もよく行ってます。私自身は、犬に順位をつけるつもりは全くありませんがトリマーをしていた経歴もあり、ふだんは見ることができない犬を見ることができるので行きますね。もちろん犬を繁殖させているブリーダーさんなど業界の関係者の方も多いとは思いますが、犬を連れて入れるので大きな会場でやる規模の大きなショーではワンちゃんを連れた一般の愛犬家の方もたくさん来ていますよ。ワンちゃんの洋服やおもちゃ、首輪などのグッズはもちろん、飼い主さんが使えるワンコグッズの販売とかもしているので見て回るのも楽しいです。ただ、来る人の数に対して、設置してある椅子のようなものが少ないので長時間いるのは疲れます。
  • 投稿者

    女性 yon

    2度ほど行ったことがあります。せっかく行くならインターナショナルとつく大きなドッグショーがいいでしょう。
    犬種図鑑でしか見たことがないようなおっきな犬には特にテンションが上がります。
    ドッグショーでは、タイムテーブルなどが記載されたパンフレットを購入することをおすすめします。でないと全く進め方もわかりません。
    丁寧な説明などもありませんから、初心者が楽しむには事前に知識をそこそこ入れておいた方が良さそうです。淡々と審査は進行して、意外とあっという間にチャンピオン犬が決まりますから。下手をすると決まったことも気が付かないかも。
    タイムテーブルを把握して、見たい犬種を事前に決めておいて広い会場のそれぞれのパドックを移動しながら1日中楽しめそうですよ。朝早いのが難点かな、8時過ぎには始まっていたような気がします。
はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。