心配…。犬が苦しそうに息をしているときに考えられる原因4つ

心配…。犬が苦しそうに息をしているときに考えられる原因4つ

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「苦しそうに息をしているときに考えられる原因」をご紹介しています。咳は出ていないか、鼻水は出ていないか、眠ることはできているか、などの呼吸以外の症状も合わせて判断することができます。

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1.気管虚脱

黄色いソファーに横になる犬

気管虚脱とは、35個から45個ほどある軟骨輪の強度が足りず、気管が潰れてしまうことで空気の通り道を塞いでしまう病気です。呼吸をしたときに空気の通り道が狭く、息苦しくしているように見えます。軽い咳の症状から始まり、急激に症状が悪化してしまうことがあり、完全に空気の通り道が塞がれてしまうと、窒息死してしまう恐れがあります。気管虚脱は進行性の病気であり、自然治癒することはありません。

気管虚脱の症状

  • “ガーガー”と乾いた咳をする
  • 息を吸うときに喉から“ゼーゼー”と音がする
  • 興奮したときに激しい咳をする
  • お散歩や運動を拒否する
  • チアノーゼの症状が出る(酸素不足で粘膜が青くなる)
  • 呼吸が苦しく眠れない
  • 失神してしまう

気管虚脱の原因

  • 肥満
  • タバコの煙が気道を刺激した
  • 高温で多湿な環境にいる
  • 首輪で散歩し、強く引っ張る

中年齢以上の小型犬に発症しやすい病気ですが、若い犬や大型犬が発症したケースもあります。好発犬種には、ポメラニアン・チワワ・パグ・マルチーズなどがありますが、遺伝的な素因があるのではないかとされています。

2.鼻腔内腫瘍

頭を撫でられて目を閉じる犬

鼻腔内腫瘍は、決して多く発症する病気ではありませんが、悪性の腫瘍であるケースが多い病気です。皮膚の表面ではなく、鼻腔内(鼻の中)に腫瘍ができるため、発見が遅れやすいという特徴があります。初期の段階では、飼い主さんが異常を感じられるような症状がみられないためです。

鼻腔内腫瘍の症状

  • 鼻血が出る
  • 化膿したような黄色い鼻水が出る
  • くしゃみが頻繁に出る
  • 涙が多く出る
  • 呼吸が苦しそう(呼吸がしにくい)
  • マズルや顔の形が変形する(腫瘍が鼻腔内で大きくなっているため)

腫瘍が大きくなり、脳にまで達してしまった場合には、神経症状があらわれることもあります。

鼻腔内腫瘍の治療法

  • 外科的治療
  • 放射線治療
  • 抗癌剤治療

鼻腔内腫瘍が発見された後、1年生存することができた犬は12%ほどだとされています。治療をすることができなかった犬は、鼻腔内腫瘍が発見された後、100日も生存することができないのだそうです。

3.短頭種気道症候群

舌を出して伏せているパグ

短頭種気道症候群とは、閉塞性気道障害の総称です。軟口蓋過長症・狭窄性外鼻孔・睡眠時無呼吸症候群などの複数の病気が関わっている可能性が高いです。遺伝的な素因によって発症し、慢性化し、少しずつ悪化していくケースもあります。

短頭種気道症候群の症状

  • 呼吸が激しく早い
  • いびきの音が大きい
  • 眠そうにしているのに顔を上げて起きてしまう
  • 息を吸うときに苦しそうな音がする
  • 呼吸困難になる(重症化している)

苦しそうに息をすること以外にも、消化器症状(下痢や嘔吐など)がみられることもあります。

短頭種気道症候群の治療法

  • 内科的治療
  • 外科的治療

内科的治療では、症状の改善はみられるものの完治することはありません。内科的治療は、症状を緩和させるために用いられる治療法です。完治させるためには外科的治療が必要です。鼻腔狭窄症が原因である場合には鼻腔を広げるための手術が行われるなど、複数の外科的治療を行うことがあります。

4.誤嚥性肺炎

嘔吐する黒い犬

誤嚥性肺炎は、突然に発症し、急激に悪化してしまう肺炎です。激しく嘔吐した後、呼吸困難に陥ってしまいます。子犬や老犬の場合は、少しの嘔吐でも誤嚥性肺炎を発症してしまうことがあります。持病のある犬や免疫力が低下している犬も注意が必要です。

誤嚥性肺炎の症状

  • 激しい嘔吐を繰り返す
  • 呼吸が荒い
  • 酸素不足によるチアノーゼ

誤嚥性肺炎の原因

食べた物や飲んだ物が気管に入ってしまうことで起こる肺炎です。本来ならば、食道に入っていきますが、子犬や老犬や免疫力が低下した犬は、上手く飲み込むための機能が低下しているため、気管に入りやすいのです。老犬の場合、喉の筋肉の機能が低下してしまうことで誤嚥性肺炎を発症しやすくなります。

まとめ

横たわり、目を閉じて診察を受ける犬

苦しそうに息をしているとき、命に関わる病気なのではないか、と不安になりますよね。ご紹介した4つの原因では、呼吸困難に陥ることがあり、命を落としてしまう危険性のある病気です。早期発見と早期治療ができれば、重症化することもなく、完治する可能性が高いです。呼吸器系の異常がみられる場合には、すぐに病院で診察を受けましょう。

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