愛する犬を失った飼い主さん。喪失感の中で命を失った男性と犬の話。

愛する犬を失った飼い主さん。喪失感の中で命を失った男性と犬の話。

16年間一緒に暮らして来た愛犬を失ってしまった男性は、その悲しみに耐える事が出来ませんでした…

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ケンとザック

孤独

80歳のケンは、周囲との関わりを拒みながら孤独に引退生活を送っていました。

近所の人達も彼に関しては殆ど何も知りませんでした。

時々、”ザック”という名の犬と散歩している姿を見かけるくらいでした。

散歩

彼はカリフォルニア州へメットのモービルハウス地区に1人で住んでいました。

その地区のお世話係をしているキャロル・バートは言いました。

「ケンが犬と散歩している姿は数回見かけていました。彼はとても物静かな人でした。」

悪い報せ

2週間前、深刻な事態が発生しました。

キャロルの家の玄関をあわただしく叩く人がいました。

その人は「ケンとザックが大変なの!すぐに来て!」と言いました。

キャロルが「判ったわ。でも、今、夕食中なのでそれが終わったら行ってみるから。」と言うと、その人は「それじゃダメなんだ。とにかく今すぐ来て!」と血相を変えて訴えてきました。

それでキャロルは何事が起きたのかと慌ててケンの家に駆け付けました。

急変

ケンは、16歳のザックを抱きしめて涙ぐんでこう言いました。

「どうしていいのかわからない。でも、獣医に連れて行くお金がないんだ。」

この地区に住んでいる年配者はお金に余裕がある人達ではありませんでした。

エマージェンシーで時間外に動物病院に連れて行けるような余裕がある人はここには住んでいませんでした。

投稿

キャロルは、SNSに投稿して寄付を呼びかけてみようと考えました。

彼女は家に戻ってケンとザックの事を投稿しました。

$50(約5,650円)でも集まればいいと思っていました。もしかしたら$100(約1万1,300円集まるかもしれないと考えていました。

助け人

彼女がフェイスブックに投稿して、わずか1時間後に『At-Choo Foundation』の創設者のエレーヌ・シーマンズから連絡がありました。

エレーヌの団体は、シェルターで助けが必要な犬猫達を救済する活動をしていました。

エレーヌはキャロルに尋ねました。
「ザックを病院に連れて行くつもりはありますか?」

「はい。月曜の朝に連れて行こうと思います。」とキャロルが答えると

「それじゃダメです。今夜連れて行って下さい。私が医療費をすべて払います。」とエレーヌは言いました。

それでキャロルは家に戻ってコートをとってきて、ザックを夜間動物病院に連れて行きました。

深い悲しみ

病院について、ザックの様子を見て、彼らはザックがもう家に戻れないことを悟りました。
彼の体は、既にとてもたくさんの問題を抱えていました。

その夜、ザックは虹の橋へと旅立ちました。

ケンは彼にとってとても大切なモノをなくしてしまいました。

ケンは泣きじゃくっていました。
ザックとの最期のお別れ…ケンは涙を止められませんでした。

ケンとザックは16年間、一切他と交わることなく、二人きりで生きてきました。

下記写真は、キャロルが撮影した二人の最期の1枚です。
それは深い悲しみに包まれていました。

最期の写真

エレーヌはこの最期の1枚をザックの追悼の意味でフェイスブックに投稿しました。

それを見た人たちから、ケンに数えきれないほどのカード、手紙、そして援助のオファーが世界中から届きました。

また、二人の最期の1枚をポートレートにして送ってくれた人もいました。

もし、新しい犬をケンが飼いたいというのなら、その犬のフード費用を持つという人まで現れました。

ケンが会ったこともない人たちから、そして会うこともないであろう人達から…ケンを思いやるたくさんの気持ちが届きました。

そして、それらはケンの悲しみを癒してくれました。

「ケンは最愛のザックを失ったことで悲しい涙をたくさん流しましたが、たくさんの知らない人からの暖かい気持ちを受け取って、感激の涙も流していました。」とキャロルさん。

永遠の別れ

最愛のザックを亡くしたことはケンにとっては精神的にとても負担をかけてしまいました。

ケンはその後、心臓発作を起こし、帰らぬ人となりました。

最後に

ケンとザックはきっと虹の橋で再会を果たしたと思います。

違う世界で、二人は一緒に幸せに暮らしていると信じています。

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