ティーカッププードルについて
ティーカッププードルという言葉を聞いて、みなさんはどのようなわんちゃんを思い浮かべますか? 大半の方が、ティーカップ程に小さい、可愛らしいトイプードルを思い浮かべますよね。 実際、ティーカッププードルは、とても小さなトイプードルです。
私もとても気になっていたのですが、つい先日、ペットショップでティーカッププードルを見かけました。 噂には聞いていたけど、見るのは初めてで、なんとなく「本当にいるんだな~」と感じましたね。 凄く小さくて可愛らしくて、紹介の為に用意してある写真では、缶ジュースと比較をしていました。 まさに手の平サイズですよね。 抱っこさせてもらいたいな~と思いましたけど、なんとなくその小ささに躊躇してしまったのも事実です。
そんなティーカッププードル、最近その名前をよく、耳にしませんか?
しかし、ティーカッププードルという名前自体を聞き出したのは、比較的最近ではないでしょうか。
実際に、ティーカッププードルの歴史は浅く、現在でも確立しているとは言えません。
その可愛らしさから、ティーカッププードルを飼ってみたいと考えている方は多いでしょうが、その実態をきちんと把握している方ばかりではないのが現状だと思います。
では、ティーカッププードルとはどのようなわんちゃんなのでしょうか。
ティーカッププードルの容姿
まず、ティーカッププードルは「ティーカッププードル」という血統書上の犬種ではないという事です。 品種改良によって、小型化をしていますが、実際はプードルなのです。 ティーカップというくらいですから、小さな頃はティーカップに入ってしまうくらいに小さく、まるでぬいぐるみのような容姿をしています。 そんな可愛すぎる容姿ですから、人気が出て、是非我が家へ!と思う方が多いのも頷けます。 しかし、その小ささから、飼い主さんへの依存心が強い傾向にあるのも事実です。ティーカッププードルの性格
スタンダードプードルという、プードルの中でも歴史の古い、サイズ的にも大きなわんちゃんの場合ですと、独立心の強い子が多いです。 しかし、ティーカッププードルの場合は、とても甘えん坊です。 通常わんちゃんは、サイズが小さければ小さいほど神経質で、依存心が強い傾向にあるので、ティーカッププードルレベルの小ささになってくると、その傾向も強く出るのですね。 とても小悪魔な子が多いようです。 あの可愛らしい容姿で性格は小悪魔となると、飼い主さんもメロメロになってしまいそうですよね。ティーカッププードルが本物かどうかの見分け方
ティーカッププードルを飼う場合、まずその子が本物のティーカッププードルであるかどうか、きちんと見分けをつける必要があります。
本物ではない場合、毛量や毛質が違ってきたり、元気がなかったり、食欲が無い場合があります。
ただでさえ小さくて、なんとなく弱々しく見えるティーカッププードルです。
食欲がないとなると、すぐに体調を崩してしまいそうで心配になってしまいますよね。
健康に問題があったり、元気のない子の場合、5~10年で寿命がつきてしまう事も考えられます。
簡単な見分け方としては、お顔が小さいのかどうか。
これが1つの基準です。
たんなる未熟児の場合、体の小ささに反してお顔が大きくなってしまっているのです。
このような子ですと、ティーカッププードルと認定されず、偽ティーカッププードルという呼ばれ方をしてしまいます。
ティーカッププードルの寿命
その小ささから、もしかしたら短命なのでは?と不安を抱いている方が多いと思います。 しかし、健全なティーカッププードルの場合、普通のプードルとなんら変わりません。 10~15歳まで生きる子も多くいます。 ちなみに、健康なティーカッププードルというのは、親が代々ティーカッププードルという場合が多いです。
ティーカッププードルの注意点
お値段が高い
ティーカッププードルは、繁殖が難しいので、仔犬の出生率も低いです。 そのため、希少価値のあるわんちゃんであると言えます。 お産もほとんどが帝王切開です。 これが原因となり、お値段も高くなってしまうのです。
小さいので体が弱い
小さい生き物ですから、あたり前ですが体はあまり強くはありません。 これは、ティーカッププードルを飼う際に十分理解していなければいけません。 また、内臓が弱い子もいます。 それに、足の骨がとても弱いです。 見た目の通り、筋肉もほとんどついていません。 そのため、骨折には十分に注意をしてあげる必要があるのです。 私たちから見たら些細な事でも、ティーカッププードルから見たらとても大きな事であったりします。 常日頃からティーカッププードルの行動に注意をしてあげる事がとても重要なのですね。
小さいので体が弱い悪質なブリーダーには注意
小さなティーカッププードルは、その小ささで人気が高いです。 そのため、高く売れます。 そのため、お金の為だけに繁殖する悪徳業者が。 このような図式が生まれてしまうのは、ある意味当然とも言えるかもしれません。 悪質なブリーダーによる被害の苦情、これも後を絶たないのが現状です。 その反面、信頼のおける業者さんは必ずいますよね。 信頼のおける業者さんの場合でも、よく相談されてから飼われる事をお勧めします。
ティーカッププードルは臆病
とても小さいので、性格も同じように臆病です。 パニックを起こしてしまう事もあるかと思います。 そんな時、ブルブルと震える様子を見て、飼い主さんは心配になるかもしれません。
飼うには相当な覚悟が必要
普通にわんちゃんを飼うのにも覚悟は必要です。 しかし、ティーカッププードルの場合、はじめに悪質なブリーダーから騙されてしまう可能性もありますし、とてもとても弱い子を全力で守らなければいけないという義務もあります。 当たり前ですが、小さなお子さんがいたり、凶暴な猫ちゃんがいたりすると、飼えなかったりもしますよね。 ティーカッププードルを家に迎える、これを決めたのなら、相当な覚悟をしなければいけないのです。 もちろん、大きな愛も必要となります。 それらが揃って初めて、ティーカッププードルを家に招き入れる事ができるのです。
どのようなお顔の子を選ぶ?
お顔にも黄金比率があります。 まず、目が離れておらず、大きな子です。 その目が、お鼻の大きさと同じ子を選んでください。 両目とお鼻のバランスは、正三角形が理想です。 額は、狭いよりも広い方が良いです。 アップルヘッドといって、前にせり出した額は非常に良いとされています。 耳の位置は、正面から見て全体が見える事。 位置は高く、前についていると非常に良いです。 お鼻、お口は、短くて丸い、ちょうどお椀を伏せたような綺麗な形になっていると良いですね。 全体的には、顔のパーツが中心に集中していると、理想的です。
目を合わせてみて性格を知る
落ち着いたわんちゃんが良いな~というのは、飼い主さんにとって非常に大きな願いですよね。 わんちゃんが落ち着いているのかどうか、これは、正面からわんちゃんを見てみると分かります。 キョロキョロする子は、怖がりの子が多いです。 そればかりでなく、勝気である可能性もあります。 直視できると良いのですが、目の動きがゆっくりしていても大丈夫です。 落ち着いた性格である可能性が高いです。
それでは、まとめます
ティーカッププードルについて、少しでも知っていただけましたか?
とても可愛らしい見た目から、衝動買いをしてしまう方も、もしかしたらいるかもしれません。
だけど、その小ささから、飼育は非常に難しいものであると考えるべきだと思います。
先ほども書きましたが、覚悟と愛のある方が、ティーカッププードルの飼い主さんとして向いているのでしょう。
是非参考にしてみてくださいね。
▼ティーカッププードルについて詳しく知りたい方はこちら
ティーカッププードルについて
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女性 プーまま