よく考えると不思議…。犬の黒目はなぜ大きいの?

よく考えると不思議…。犬の黒目はなぜ大きいの?

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犬の瞳を観察すると白目の部分があまり見えず、ほとんどが黒目ですよね。鋭い目つきの凛々しい犬種から、まん丸の瞳をもつ愛らしい犬種まで、ほとんどの犬が黒目の部分が大半だと思います。黒目がちなのはもちろん犬の可愛らしい一部ですが、人間と違ってなぜ白目があまり見えないのでしょうか?この記事では犬の黒目が大きい理由や、気をつけてあげたい黒目の病気の事などご紹介します。

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犬の黒目が大きい理由

犬の群れ

自然界で身を守るため

犬の黒目が大きい理由は犬の野生時代の生き方にあります。犬は狩りをして獲物をしとめ、穴を掘り、巣穴を作り群れで行動する野性の生き物でした。そこは弱肉強食の世界。もちろん犬が外敵に襲われ命を落とすこともありました。野生動物として厳しい環境の中で生き残るために、白目がハッキリとしているのは不都合だったのです。

自然界で外敵と遭遇したとき、白目の部分が多く黒目の動きが確認されやすいと、視線の動き方によって外敵に行動が見破られてしまうからです。目線の動きでどちらの方向に逃げようとしているか、いつ襲い掛かってこようとしているか、など外敵に悟られないようにするため、黒目が大きいと言われています。

夜でも狩りができるように

犬は野性時代、夜行性で夜に狩りを行うことが多くありました。黒目が大きいと、ほんの少しの光でも暗い所で外敵や風景がしっかりと見えていたようです。

犬の瞳の構造は人間の瞳の構造と良く似ているのですが、人間よりも大きな黒目をしていますよね。目の奥にあるはレンズでもある水晶体が大きかったり、網膜の裏側にあるタペタム層と呼ばれる鏡のような層のおかげで、微量な光でも感知することができ、暗闇で物を見ることができているようです。

犬の黒目が大きいのは自然界の中で、強く逞しく生き抜くために必要だったようですね。愛らし黒目がちな瞳は野生時代の名残だったのです。

黒目が大きい生き物は犬だけ?

犬と人の目のアップ

黒目が大きい生き物は犬だけではありません。犬以外のほとんどの動物が白目が見えず黒目がちです。大昔の話ですが、実は人間もほとんど白目が見えず黒目だけだったと言います。理由は犬と同じで野生動物の世界の中で人間も生活していたらです。

野生動物の世界である森から出た人類の祖先は、集団で狩りを行うようになります。仲間たちと狩りを行う際に必要になったのがコミュニケーション能力です。狙う獲物を目の前に大きな声で合図を出してしまうと狩りは失敗してしまいます。獲物に気付かれないようコミュニケーションをとる方法が、白目を露出させて行うアイコンタクトだったのです。

人間は生きるために白目を進化させ、犬をはじめとした動物たちは、生きるために黒目を大きく保っていたのですね。

白目が見えていると病気?

フセをするブルドッグ

犬の目を見ると、ほとんどの部分が黒目ですが、白目がない訳ではないですよね。瞼の奥に入っていて見えない状態だと思います。なかには白目が常に見えているワンちゃんもいますが、特に病気と言うわけではない事が多いようです。

瞬幕が見えていることも

犬には上瞼と下瞼以外に第3の瞼と呼ばれる瞬膜があります。目頭付近から出ている白くて薄い膜が瞬膜で、犬の瞳の角膜の保護や乾燥を防ぐ役割があります。白目と同じくほとんどのワンちゃんは日頃は瞬膜が見えない状態ですが、なかには瞬膜がいつも少しだけ見えている子もいます。

基本的に瞬膜が見えていても、犬の視力や見え方には問題がなく特に病気と言うわけではありません。いつも白いはずの瞬膜が赤く腫れていたら、チェリーアイと言う病気かもしれませんので注意しましょう。

斜視

犬にも斜視の子がいて、たまに見るというよりは意外と多いように感じます。内側の白目の部分が少し多くて、真っ直ぐを向いていても真っ直ぐの方向とは、少し違う方向に視線がいっている感じですね。我が家の愛犬も少し斜視だと思うのですが、生活自体には何の問題もありません。

斜視の原因は先天的なものが多く治療が必要ないことがほとんどですが、斜視があることによって歩きにくく、頻繁に物にぶつかってしまうなど、生活に支障がある場合は獣医さんに相談してみると良いでしょう。

犬の黒目に多い病気

目の診察中の犬

白内障

白内障とは水晶体が白く濁って視力が低下する病気です。原因は老化のことが多く6歳以上になると注意が必要です。また若い年齢で白内障が起きてしまうのは遺伝がほどんどのようです。その他、外傷や中毒、糖尿病も白内障の原因になります。

症状は水晶体が白く濁ることにより、視力が低下してくるので物にぶつかったり、転びやすくなってしまいます。治療法は目薬で病状の進行を遅らせることになりますが、重症化してしまった場合は手術で水晶体を取り除くしかありません。

緑内障

緑内障とは眼球の中にある房水と呼ばれる液体の流れが悪くなり、眼圧が高くなってしまう病気です。原因は遺伝的なものや外傷、眼圧が上昇する他の目の病気の発症により、同時に緑内障が発症することもあります。

症状としては瞳孔が散大しているので、飼い主さんの目から見て愛犬の目が大きく見えたり、充血しているなどが確認できます。犬自身は視覚障害が起きるので物がはっきりと見えなくなり、壁などにぶつかりやすくなります。痛みもあるため、目を細めたり涙の量が増えるケースもあるでしょう。

治療法は眼圧を下げる為の内服薬や目薬や点滴を行います。内科的治療のみで治まらなかった場合は、外科的治療が行われることもあり、手術によって眼圧を下げる治療が行われることもあります。

角膜炎

犬の角膜炎とは黒目の表面にある角膜に炎症が起きている状態を言います。角膜炎を起す原因はドライアイや感染、シャンプーなどの外敵刺激、なかには免疫の以上で発症するワンちゃんもいます。初期であると症状は特に出なく、慢性的に炎症が続いているときに症状が出ます。

眩しそうに目をしばしばさせたり、涙や目やにが増え、痛みがあるため目を気にして前足で擦るなどします。治療法は抗生剤の目薬を使用したり、検査結果によっては注射や内服薬を使用する可能性もあります。角膜炎も重症化してしまった時は手術が必要になるケースがあります。

まとめ

眼鏡をかけている犬

犬の黒目は大きくて、とても可愛いですよね。他の動物も黒目が大きいと言うのは、あまり気にした気にしたことがなかったですが、人間ももちろんどんな生き物も、生き抜くための適応能力というのは凄いものですね。

そして犬の目は意外とデリケートです。病気の予防として観察するためにも、柔らかいコットンなどで目ヤニを拭いてあげるなど日頃のケアしっかりしてあげて下さい。

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