愛犬の手作りごはん、栄養面は大丈夫ですか?

愛犬の手作りごはん、栄養面は大丈夫ですか?

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愛犬のための手作りごはん、最近ではかなり定着して来た感がありますが、栄養面でのバランスは大丈夫でしょうか?今一度、しっかりと考えてみましょう。

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愛犬のための手作りごはんの良いところ

ホームメイドの犬用シチュー

愛犬のために、手作りのごはんを作る人は最近ではかなり増えて、定着してきた感があります。ペットフードのリコール問題などをきっかけに、愛犬にはより安全なものを食べさせたいと手作りごはんを始める方も多くいます。

手作りの食事は、入っている原材料が全部わかっているし、食材の鮮度もわかっています。その点は安心ですね。筆者もそういう理由で、我が家の犬に手作りの食事を与えている者です。

手作りごはんのリスク

フードボウルに入ったお肉

残念ながら、犬のための手作りごはんのレシピの多くは、栄養的に偏っておりバランスが取れていないことが研究によって示されています。

2014年に発表された、カリフォルニア大学デイビス校獣医学校の研究では、アメリカで2013年に出版された、犬用ホームメイドフードの書籍、ウェブサイトなどに掲載されていた犬用レシピ200種類のうち、犬に必要な必須栄養素をバランス良く含んでいたのはたったの5%でした。

中には、特定の栄養素が危険なほど高いレベルで含まれているレシピも掲載されていました。

手作りごはんの1番のリスクは、犬が必要とする栄養素を提供できない場合があることです。多くの場合、その影響はすぐには現れず、年齢を重ねてから問題が起こり始めることがほとんどです。

上記の研究はアメリカのものですが、日本で紹介されている犬の手作りごはんのレシピは、少し見ただけで栄養のバランスが非常に悪いものが多いのは否めません。

また、レシピ自体は栄養バランスの取れたきちんとしたものでも、作る人がそれを守らなければ意味がありません。

別の研究では、獣医師が作成したレシピを飼い主に手渡し、必ずこのレシピ通りに作ること、その理由と重要性を十分に説明した上で、手作りごはんを始めるように指導しましたが、30%がレシピを変更し、40%は原材料の計測を行わず、35%は指定されたサプリメントなどを使用していませんでした。

では手作りごはんはダメなの?

4つのボウルに入った食材

では手作りの犬の食事はダメなのか?と言うと、決してそういうわけではありません。ただ愛犬に手作り食を与えている場合は、一度ペット栄養士に相談してみる、栄養学に詳しい獣医師が作ったレシピを忠実に守る、などを実行してみることを強くお勧めします。

残念ながら、多くの獣医さんは栄養学についてはあまり詳しくありません。けれどもそれは小児科の先生に離乳食のレシピを聞かないのと同じことで、獣医さんのせいではありません。

また市販のペットフードの中で、手作り食のベースとして使える野菜や果物のドライミックスなどを利用するのも良い方法です。ミックスに肉や魚をプラスするだけで、栄養のバランスが取れた食事が出来上がります。必要なサプリメントや、オイルや塩分もしっかり勉強してプラスすることが大切です。

まとめ

フードボウルを持った女性と見つめる犬

愛犬の食べるものを手作りするのは、最初はちょっと面倒でも慣れると大した手間ではないし、何よりも安心感が大きく楽しいものです。

しかし、知識や裏付けのない手作り食は時に危険なものにもなり得ます。愛犬の健康を本当の意味で守るために、しっかりと勉強して、プロの手や市販品にも頼りながら安全な手作り食を作っていきたいですね。

《参考》
https://www.petmd.com/dog/nutrition/how-make-sure-your-homemade-dog-food-delivers-right-nutrients

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