愛犬との別れの処方箋
深刻化するペットロス
ペットを家族の一員として大切に扱うご家庭が増えました。愛犬の事を“うちの子”と呼び、我が子同然に可愛がる飼い主さんがたくさんいます。そうなんです、飼い主さんにとって愛犬は我が子なんです。
しかし深い愛情ゆえに、愛犬を亡くした後の喪失感からペットロスに陥り、うつ病になってしまうケースがあります。深刻化するペットロス問題、あなたは大丈夫ですか?
家の中が自分にとって『辛く悲しい場所』になってしまう
愛犬を失った後の大きな変化は家の中です。家の中に温もりを感じなくなってしまいます。本来、家の中はどこよりも“安住の地”であるべきです。しかし愛犬のいない部屋を見ると、愛犬のお気に入りだった場所やオモチャを見て「もう、うちの子はいないんだ…」と辛く悲しい現実を直視しなくてはいけません。そして深く落ち込んでしまいます。
部屋でテレビを見ても以前より面白く感じなくなったり、趣味に対する意欲が低下してしまったり…。一番の安住の地であった自分の部屋が『一番辛く悲しい場所』になってしまいます。
“生と死”を自然の摂理として考えましょう
愛犬の死は飼い主さんにとって「受け入れたくない出来事」です。そのまま受け入れないままでいると、飼い主さんは精神的にさらに辛い思いをします。意欲低下からうつ病に繋がるケースです。
愛犬の死について、違う視点で見つめ直してみましょう。“死ぬ”という事は自然界の摂理です。生と死について、一度考え直してみましょう。“生と死”はどちらも自然の摂理です。この世に生きる全てのものに、必ず死が訪れます。愛犬の死を「受け入れたくない出来事」ではなく「自然の摂理」として考え直してみましょう。
周囲の声は気にしないように
「たかが犬が死んだくらいで…」という心無い事を言う人もいます。そういった周囲の声に耳を傾ける必要はありません。愛犬を我が子同然に育てる人もいれば、犬そのものが好きではなく興味のない人もいます。色々なタイプの人がいるのですから、サラッと聞き流しましょう。
そういう事を言う人は、犬の素晴らしさや魅力を知らない人です。それを知っていたら、絶対にそんな言葉は口にできません。その人は犬が人間にどれほど大きな影響を与えるのかを知らないのです。その人は犬が飼い主に与える影響力の大きさを知らないのですから仕方のない事です。
ですので、真に受けず聞き流しましょう。あまり深く考えず口に出している場合が殆どです。周囲の声は気にしないようにしましょう。
悲しみを素直に吐き出して、家の中を整理整頓
愛犬を亡くした悲しみは我慢せずに素直に吐き出してみましょう。辛く悲しい気持ちは、素直な気持ちで泣いて出し切ってしまいましょう。同じ辛い経験をした人が近くにいたら、話を聞いてもらいましょう。
犬を飼うという事は、必ず犬とのお別れの日もやってくるのです。分かってはいるけれど、どうしようもなく悲しいのは、飼い主さんと愛犬との暮らしの中に深く温かい愛があった証です。
そしてある程度落ち着いたら、少しずつでもいいので家の中を整理整頓しましょう。新しい生活への第一歩を踏み出しましょう。新しい生活への第一歩は、飼い主さんにとっても愛犬にとっても素晴らしい事なんです。
最後に
愛犬との別れは大きな悲しみです。しかし、いつまでも家の中が暗くなってしまうのはよくありません。
この世には人間も犬も数多く存在します。数多く存在する中で、飼い主さんと愛犬が出会えた事は奇跡的な出来事です。自分の人生の中で愛犬と出会えて一緒に暮らせた事に大きな感謝の気持ちを持ちましょう。
愛犬を自分が天国まで見届けられた事はとても幸せな事です。同時に愛犬にとっても幸せな事です。愛犬との思い出を“悲しい思い出”にせず、“楽しい思い出”にしましょう。飼い主さんの元気な姿を見たら、愛犬も安心して虹の橋を渡る事ができます。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 まま
でもどうすればいいかわからないくらい辛くて悲しいのです。
感謝すればするほど悲しくて。寂しくて。
50代以上 女性 匿名
20代 男性 匿名
50代以上 女性 久美