犬に名前を覚えさせるコツ５選

犬に名前を覚えさせるコツ①「ちゃんと名前で呼ぶ」

たとえば、「さくら」という名前である場合、ちゃんと「さくら」と呼びます。自分の名前がさくらであることをしっかりと覚えるまでは、あだ名や呼び名などでは呼ばないようにします。いろんな呼び方をしてしまうと、どれが自分の名前なのかを把握することができず、犬が混乱してしまうからです。自分の名前をしっかりと覚えることができたら、あだ名や呼び名などで呼ぶようにしても良いと思います。私の愛犬のポメラニアンは、もちろん自分の名前をしっかり覚えていますが、おチビさんと呼ぶこともあり、おチビさんと呼ぶと飛んできます。呼び名までしっかりと覚えているようです。

犬に名前を覚えさせるコツ②「アイコンタクトをしながら名前を呼ぶ」

愛犬としっかりとアイコンタクトをしながら名前を呼んであげます。アイコンタクトは名前を覚えさせるとき以外にも、しつけのときにもとても有効的です。愛犬が飼い主さんとしっかりとアイコンタクトをすることができるということは、信頼関係の証でもあります。なかなか名前を覚えてくれずに困っている、名前を呼んでも振り向きもしない、しつけが上手くいかずに困っている、などのときもまずは飼い主さんの方からしっかりとアイコンタクトをするようにしてみてください。アイコンタクトができるようになると、意外としつけもスムーズにできるものです。

犬に名前を覚えさせるコツ③「名前を呼びながら叱ってはいけない」

「〇〇ちゃん！やめなさい！」と名前を呼びながら叱ってしまうことがあるのではないでしょうか。名前をしっかりと覚えているのであれば問題ないかもしれませんし、叱られているのが自分であることを理解することができると思います。しかし、まだ名前をしっかりと覚えることができていないときに名前を呼びながら叱ると、名前を呼ばれる度に叱られているのではないかと感じてしまうようになってしまいます。そうすると、「〇〇ちゃん、おいで」と呼んでも振り向きもしなくなってしまうのです。だって、叱られるのではないかとビクビクして、ドキドキしてしまいますよね。

犬に名前を覚えさせるコツ④「名前を呼びながら褒めてあげる」

犬は言葉そのものを理解するのではなく、「音」として聞き分けているそうです。音や飼い主さんの声のトーンなどによって、今何を言われているのかを理解することができるのです。そして、音と経験を結びつけて覚えることがあります。名前を呼びながら褒めてあげたり、名前を呼びながらカラダを撫でてあげるなどすると、名前を呼ばれることが嬉しくなり、名前を呼ばれると嬉しそうに駆け寄って来てくれるようになります。名前を呼びながら叱ってはいけないということの真逆ですよね。

犬に名前を覚えさせるコツ⑤「名前を呼びながらおやつを与える」

これは最終手段かなと思う方法なのですが、おやつを与えながら名前を呼んであげます。音と行動を結びつけて覚えることがあるとお話したように、音と経験を結びつけて覚えることで、「〇〇（名前）」という音と「おやつをもらえた」という経験が結びつきます。しかし、名前を呼ばれる度におやつの催促をするようになってしまうかもしれないという懸念があります。いろんな方法を試したけど名前を覚えてくれないというときの最終手段として試してみると良いかもしれません。

この方法は、私は愛犬たちにではなく愛猫に試しました。名前を呼んでも振り向きもしなかったので、名前を呼んで反応することができたときにおやつを与えていたんです。そうすると、私と愛猫とが違う部屋にいても名前を呼ぶと走って来てくれるようになりました。犬にはもっと有効的な方法なのではないかと思います。

まとめ

特別なしつけやトレーニングをしなくても、犬は自然と自分の名前を覚えることがほとんどだと思います。しかし、稀に「名前を把握しているのかいないのかよくわからない」と嘆く飼い主さんがいます。名前以外にもあだ名や呼び名など、いろんな名前で呼んでしまっていたことが原因であることがほとんどです。とくに子犬のうちは自分の名前をしっかりと覚えるまで、名前のみで呼んであげるのが良いと思います。