犬の健康管理は食事から
近年、ドックフードの品質が問題視されるなか、手作りご飯に切り替えたい飼い主さんも多いと思います。
ただし、完全な手作りご飯では栄養バランスが取れているのか心配になります。
人間同様に犬にも栄養バランスのよい食事を与えたいものです。
そこで我が家では、気軽に始められるドックフードに手作りのトッピングご飯を始めました。
犬の食事管理|食材選び
私が参考にしているのは下記の2冊です。
「わんこの幸せ寿命をのばす トッピングごはん基礎BOOK」阿部佐智子 著
「トッピングごはん実践BOOK」阿部佐智子 著
イヌに与えてはいけない食材や生で食べてもいい食材、火を通して与える食材など、この本を参考に選んでいます。
犬の食事管理|基本レシピ
冷蔵庫に残っている野菜やお肉など5~10品目をできるだけ細かくみじん切りにしてから、全て煮込みます。
みじん切りが面倒なときは煮込んだ後にミルで細かくしています。
イヌの腸は人間より短いので、なるべく細かくしないと栄養を効率的に吸収できないそうです。
また、みじん切りした食材をオリーブオイルで炒める場合もあります。
煮込んだり、る、炒めて作った食材を製氷機に入れて冷凍庫で保存します。
この日の食材は大根菜(冷凍)、ニンジン、椎茸、キャベツ、オクラ(冷凍)、アスパラ、セロリ、豚タン、合挽き
簡単な手抜きトッピング
基本レシピのように犬専用に作るのが面倒な場合は、人間のご飯を作るついでに犬のトッピングも作ってしまします。
例えば、人間用に味噌汁やスープ、炒めものを作った時など味を付ける前に犬用に少し分けて細かく切って与えます。
味付けする前に完全に火を通してしまうので、人間用のご飯の味は落ちますが、あまり気にしなければ手抜きができて簡単です。
納豆、冷奴、サラダ(生野菜)、果物、葉物、お刺身はそのままおすそ分けしても大丈夫です。
プチトマトなどは常に冷蔵庫に常備しておくと重宝します。
大根、キュウリ、ニンジンなどは、人間のご飯用に切ったものをおろし器で擦ってトッピングとして使います。白菜、キャベツ、レタスはそのまま与えています。
これなら、人間のご飯を作るついでに犬用のトッピングもできてしまうのでとてもお手軽です。
トッピングの量に要注意
わが家の場合、ドッグフードに対してトッピングは全体2割程度です。
年齢や体重に合った適量のドックフードから、2割分を減らした分をトッピングご飯で補っています。
正確に軽量していませんが、製氷皿1個分が1日分のトッピング量です。
簡単にできるカロリー管理方法
ひき肉などを使用した場合、脂質が多くカロリーが高いので、お肉が多めの時は、製氷皿1/2個分に減らして与えています。
トッピングご飯は、完全手作りご飯に比べお手軽な上に、ドックフードには含まれていない酵素を生の食材から摂取することもできるし、水分も多く取れると利点があります。
また、食が細い犬でも食いつきが良くなることが多いです。
美味しそうに食べてくれるとうれしいものです。
ユーザーのコメント
40代 女性 hiro
なのでたれを入れる前に、かき混ぜて糸を引かせた納豆を、犬用のフードボウルにちょこんとおすそ分けをしてあげます。糸を引きながら食べている姿はなかなか面白いんですけどね。
また、小型犬のために手作りご飯をされている方には、フードプロセッサーがおすすめですよ。ザクザクと野菜を切って、何種類でも、一気にガーッとみじん切りにしてくれます。まな板でコツコツやるより時短ですし、洗い物も意外と楽なもんですよ。
女性 aki
ワンコはササミやとり胸肉はもちろんですが、お肉を茹でたゆで汁も大好物の子が多いですよね。うちでは、ササミを茹でたときに、そのゆで汁に小松菜や人参、キャベツなどのお野菜を一緒に茹でて、小分けにして冷凍しています。ドライフードにトッピングをしてあげると、大喜びで食べています。
オリーブオイルはいワンコの健康にも良いですし、オリーブオイルで炒めて保存という方法はとても参考になりました!
作りおきして製氷機に入れて冷凍保存をしておけば、分量を量る手間が省けて、取り出しやすいのでとても便利そうですね。人間の赤ちゃんの離乳食と同じ要領ですね♪
夏場に食欲がおちているときには、ササミと一緒にそのゆで汁や、カツオをつけておいた水をフードにかけてあげると、お肉とお魚の香りにそそられて食べてくれます。また、水分補給にもなりますよ。ただ、水分は傷みやすいと思いますので、早めに食べきるようにしています。
30代 女性 38moto
人間用に買っておいた野菜を使えるのは手間もかからず無駄にもならず助かります。犬が食べてもいいもの、ダメなもので調べると意外にも食べさせられる食材が多くあり、フードでは取れない栄養成分があったりと利点も多いです。療法食で散々嫌がった愛犬も手作り食を出すと、久しぶりに美味しいご飯にありつけた!と喜んで食べてくれます。
栄養のバランスは少々不安ではありますが、ある程度体力が回復してくると療法食も食べてくれるようになるので、回復も早くなります。
フードに飽きてしまった時など、手作り食で愛犬のご機嫌を取るのもいいかもしれませんね。
20代 女性 あめたま
普段は市販の缶詰をトッピングしてあげてるのですが、やはり人間の手を加えた食材はヘルシーで食べやすいので愛犬も良く食べてくれます。
忙しい毎日を送っているので毎日のようにワンちゃんに手作りご飯を与える事は出来ませんが、食材のトッピングは無理なく続ける事が出来ています。
人間の食べ物をワンちゃんに与える事は賛否両論あるかと思いますが、愛犬の体調に異変が無ければ品質の低いドッグフードを与えるよりも良いと感じられました。
女性 ぽけたろう
うちもトッピングをしないとドライフードだけでは絶対食べません。
うちの場合は、トッピングといってもこんな美味しそうなものではなくて、鶏のミンチやすなずり、ささみなどをだし汁で湯がいてトッピングしただけのものです。
そのスープもドライフードにかけて少し味をしみこませてからでないとトッピングだけしか食べてくれません。
野菜も食べさせようと時にはピーマン、キャベツ、ニンジンなども細かく入れるのですが、どんなに小さく刻んでもトッピングだけセレクトしてドライフードと仕分けしてドライフードは必ず残すパターン。毎回、食事は悪戦苦闘です。
とはいえ、やはり栄養やカロリーも気になるので、鶏系をメインにしていますが、豚も一度湯がいて油分を取ってトッピングすることもあります。
【砂ずり】は意外と好きみたいで、これもかなり小さくカットしてからトッピングしています。
ワンコは人間よりも「鉄分」を補給しないといけないので、たまにですがレバーをしっかり火を通してからこれまた小さく刻んでトッピングしたりします。これはオススメですよ!
ただ、与え過ぎには気をつけてくださいね。
うちの子の場合は決して食欲がない訳ではなくて、自分が人間だと思い込んでるのでドッグフードは自分が食べるものではないと思ってるだけなんです(笑)
でもこんなにバリエーション豊富だとワンコも絶対喜びそうですよね。
オリーブオイルを使って良いとは知りませんでした。あと椎茸も大丈夫なんですね!
きのこファミリーは勝手にダメかもと決めつけてあげていませんでした。
確かに火を通すと香りが良くなる食材なので良さそうなので早速今日から試してみます。
あと、製氷皿で保存しておけばいいということは思いもしませんでした。
確かにうちの長男が離乳食の時に同じ方法で小分けして冷凍保存していたのを思い出しました。うちの子の偏食もこれで少し改善すればいいなと思います。
女性 ラルコ