犬とお花見に行くときの注意点
3月下旬から4月上旬・中旬にかけて、全国的に桜が開花しお花見シーズンへと突入します。いつもの愛犬との散歩コースがお花見スポットとなっている場合には、散歩がてら家族でお花見するという方もいるのではないでしょうか。そこで、お花見に行く前に、愛犬とお花見に行く際に気を付けるべき注意点をご紹介します。
食べ物を誤って食べないように注意!
まず愛犬の健康のために気を付けたいことは、私たち飼い主が食べるために家から持参した料理を誤飲しないようにしっかり監視するということです。
お花見時はいつもより開放的になっているため、飼い主さんも浮かれ気味になってしまいますが、愛犬の行動をしっかりと見張ることは忘れないようにしましょう。見ていないうちに、パクッと美味しそうな料理を口にしてしまう犬は大勢います。
人間用のお花見料理を食べられないように、ちゃんと愛犬用のドッグフードやおやつなども持参していきましょう。
人の多さを気にして場所・時間を選ぼう
お花見をする場所や時間帯によって、人の多さは大きく変動します。特に夜はお酒の入った人たちで賑やかになりますし、有名なお花見スポットは言わずとも人混み状態になる事が予想されます。
あまりに人が多い場所で愛犬とお花見をしようとすると、混み合っている中、愛犬が踏まれてしまう危険な事態になってしまいかねませんし、人の多さに恐怖を感じ、まったく楽しめない犬も非常に多いです。
また、周囲の人の中には犬が嫌いという人もいます。人が多ければ多いほどその比率は増しますので、心置きなく楽しめなくなってしまいます。なるべく穴場とされるスポットや、近所で桜が数本咲いているような静かな場所を選びましょう。
ノミやダニの対策を
お花見をする際はレジャーシートなどを持参し、地面に敷き、そこに座って楽しむという人が多いでしょう。しかし、お花見の季節はノミやダニが繁殖し始める季節でもあります。そのため、長時間滞在してしまうと愛犬の身体にノミやダニが付着する恐れがあります。
また桜を見ながらお花見を楽しむ場合、花粉も注意が必要です。犬も花粉症になる可能性は十分にあるため、服を着せるなど対策をし、家に帰る前にその服を払い、花粉やダニを持ち込まないようにしましょう。
お花見に行ったときのマナーとは?
注意点を確認した後は、お花見に行く際のマナーについても考えていきましょう。お花見は非常に人が多いため、普段の散歩とはまったく違う環境下になります。下記でご紹介するマナーをしっかり守り、周囲に迷惑を掛けないよう楽しみましょう。
周囲の人への配慮を考えて
先ほどもご紹介したとおり、お花見に来ている人の中には犬が嫌いな人も少なくありません。嫌いではないけれど、寄ってこられるとちょっと怖い…という人もいます。
そのため、何も考えずに他の人へ近付けてしまったり、飛びかかるようにじゃれついても注意しないなど、周囲に気配りをしないという行為はマナー違反です。
まず第一前提として、伸縮性のないリードを着用するようにしましょう。伸縮性があると、勝手に他のお花見客へと走って行ってしまう可能性もあり、大変危険です。また、お花見客が多い場合には、自分たちの席まで抱っこをして連れて行くなど対応が必要です。
基本的なしつけをマスターしておこう
前述したとおり、周りの人に迷惑を掛けないためにも基本的なしつけをマスターさせておくことは必要となります。基本的なしつけというのは、「お座り」や「待て」はもちろん、無駄吠えをさせない、他人に飛びかからないといったしつけが挙げられます。
犬を飼っている人ならばある程度許容してくれますが、犬を飼っていない人の場合、急に吠えられたり飛びつかれたりしてしまうと恐怖を感じる人も多いですし、ほとんどの人は気分を害されたと感じます。
自分も周囲もお花見を楽しめるよう、無駄吠えや飛びかかりなどの基本的なしつけはしっかりと行ってからお花見に行きましょう。
排泄物は必ず持ち帰る
これは普段お散歩でも最低限のマナーですが、必ずうんちをしたら家に持ち帰り、おしっこをしてしまったら水で洗い流すなど、飼い主として正しいマナーを守りましょう。
お花見の場合は、まずお花見の会場に到着する前に、ある程度散歩をするなどし、おしっこやうんちを済ませておくと安心です。また、マナーベルトを装着させ、おしっこをしても周りの人に不快感を与えないような工夫をするのも良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。お花見は楽しい一方で、愛犬を連れて行く場合には様々な注意が必要です。自分も愛犬も、そして周囲の人も心から楽しめるように、マナーを守りながらお花見を満喫しましょう。