犬を疲れさせることは難しい?
愛犬が毎日元気過ぎてお困りの飼い主さんもいらっしゃると思います。
愛犬を疲れさせるのは難しいと感じる方もいるかもしれませんが、コツさえ掴めばほどよく疲れさせることも可能です。ここでは、犬を疲れさせる方法をご紹介します。
コツを知れば犬が満足する運動ができる
元気いっぱいの愛犬を疲れさせるのに、激しい運動をこなす必要はありません。これからご紹介するコツさえ掴めば簡単に犬を疲れさせることができます。
運動不足はストレスの元になりますので、運動をうまく取り入れることによって気持ちを安定させて1日のメリハリをつけてあげましょう。
犬の元気があり余っている理由を知る
犬の体力は、犬種や個体差によって大きく違いがあります。健康で豊富なスタミナを兼ね備えている犬は、散歩時間を単純に増やすだけの軽い運動では、さほど疲れを感じてくれません。
また、おもちゃを与えても正しい使い方が分からなければ、興味がわかなかったり、壊すだけで満足することはできずに疲れることもありません。
元気があり余っている理由を理解し、愛犬に合った運動時間やストレス発散方法などを試してみましょう。
犬を疲れさせることで得られるメリット
人間も適度な刺激がないと、肉体的にも精神的にも落ち込んでしまうように、犬もほどよい刺激や疲れが気持ちを安定させることに繋がります。犬を疲れさせることで得られるメリットは何があるのでしょうか。
犬の退屈感が減ってストレス解消につながる
普段から元気が有り余っている犬にとって、「疲れないこと」は精神的なストレスや退屈感につながり、体力を十分に使えていない状態です。
運動不足からストレスによる体調不良で、下痢や嘔吐、食欲不振を招いてしまうこともあります。犬にとって、普段からほどよく疲れさせることは、ストレス解消につながるのです。
家庭での犬の問題行動が少なくなる
愛犬を疲れさせることで愛犬の良質な睡眠に繋がり、精神的にも安定することから、噛みつく、吠える、室内を荒らす、などの問題行動を起こしにくくなります。
逆に運動不足などでストレスが発散できていないと、問題行動を起こす原因につながってくるので、適度に疲れさせることが大事になってきます。
犬をほどよく疲れさせる方法
それでは犬をほどよく疲れさせるにはどうしたらいいのでしょうか。簡単に始められる方法をご紹介します。
自然・人・犬などの刺激と触れ合わせる
体力を消耗させるだけでなく、さまざまな刺激に触れることによって、精神的な満足感を得ることも重要です。
- 自然豊かな場所で散歩
- 初めて会う人に触れてもらう
- 他の犬と触れ合う
いつもの散歩では経験できない森や海、河原などで散歩することで、普段見ない生き物に出会ったり、自然の香り、地面の感触など、あらゆる五感を刺激して程よく疲れさせることができます。
また、新しい人間や犬に出会うことで脳に刺激を与えることができます。特に、他の犬と一緒に遊ぶことで得られる効果は大きいです。他の犬と遊ぶことによって程よく疲れてゆっくりと休んでくれること間違いなしです。
知育に役立つおもちゃを使う
知育に役立つおもちゃを使うのもおすすめです。運動だけで満足してくれない場合は、脳に刺激を与えることも大切です。
犬用の知育おもちゃは、複数の仕掛けが備わったものや、ボールの中からご褒美を取り出すものなどさまざまなおもちゃがあります。愛犬のレベルに合ったものを用意し、徐々にレベルを上げていくのがおすすめです。
飼い主さんが近くで見守って、誤飲や破損がないように安全を考慮しながらおもちゃを与えることで、程よい疲れだけでなく、しつけを覚えてくれる効果も期待できます。
犬を疲れさせる方法を試す時の注意点
犬を疲れさせる方法を実践するには、犬や飼い主さんが無理のないように行うことが重要です。
メリハリをつけながら遊ぶ
愛犬だけでなく、飼い主さんも一緒にメリハリをつけて遊んでみましょう。群れで生活をする社会性が高い動物の犬は、飼い主さんと一緒に遊ぶことでより満足感を得ることができます。
また、飼い主さんの反応を見ることで考える時間が増えて、脳を刺激するメリットもあります。長い時間なんとなく遊ぶと、犬の満足感は低下してしまうので短時間だけでもメリハリをつけて遊ぶことが大事です。
過度な運動はストレスの原因
疲れさせるための過度な運動は、犬にとって楽しみではなく嫌なことと認識することでかえってストレスの原因になる場合があります。
また、飼い主さんにとっても、毎日の過度な運動は疲れが蓄積され、悪い影響を与ることもあるのでお互いのためにも過度ではなく、適度な運動を心がけましょう。
特に、骨格や筋肉が未発達な子犬や、身体機能が落ちている老犬などは、体調を崩す原因にもなりうるので注意してください。
まとめ
犬を程よく疲れさせることで、ストレス軽減や、問題行動を少なくする効果が期待できます。まずは、愛犬の元気があり余っている理由を知ることから始めましょう。
最も大切なのは、愛犬に合った方法でほどよく疲れさせてあげることです。自然や人、犬との触れ合いや知育おもちゃを使って、体だけでなく脳に刺激を与えることで、過度な運動をしなくてもほどよい疲れを与えることができます。
毎日短時間をメリハリをつけて、飼い主さんも一緒に楽しむことで愛犬の健康管理に役立ちますよ。