犬が乗車可能なバス
路線バス
生活の足として活躍している路線バスは、殆どの場合、「キャリーケース」に入るサイズの犬であれば、乗車出来ます。
空港リムジンバス
飛行機で旅行する際、車で空港まで来れる人ばかりではありません。
さまざまな理由で、電車やバスでしか空港まで来れない人もいます。
そういった人達のための交通手段として、主要駅から空港へ直通する空港リムジンバスがあります。
空港へ向かうリムジンバスは、高速道路を通ることもあるほど、路線バスに比べると、比較的長距離移動をする場合もあるバスです。
けれども、ペットキャリーに犬を入れ、ニオイや鳴き声などで、ほかの乗客に迷惑を迷惑をかけないことを条件に、犬の乗車を許可しています。
貸し切りバス(要問合せ)
バス会社に直接交渉して、バスをチャーターする場合、移動距離にかかわらず、犬の乗車が可能かどうかを問い合わせます。
もし、可能であっても、普通の車に犬を乗せるのと同じように、少なくても二時間おきにはトイレ休憩をとり、車の外に出して気分転換をさせてあげましょう。
「専用のキャリーに入れること」「手足や頭が出ないこと」
路線バスによって、細かい文言の違いはありますが、「専用のキャリーに入れること」「手足や頭が出ないこと」という条件は、必ず明記されています。
キャリー以外の段ボールや、お散歩デビュー前の子犬を入れるためのスリングでは、バスに乗れません。
また、ペットカートも、バス会社が規定している「手回り品」の大きさをクリアしていて、完全にジッパーなどで犬が外に出ないように出来れば乗ることが出来ます。
犬が乗車できないバス
世の中の全てが犬が好きなワケではありません。
まして、「バス」は密閉された狭い空間です。そのため、以下のバスはペットの乗車を禁止しています。
- 夜行バス
- 観光バス
犬とバスに乗るときに守るべきマナー
吠えないように犬を飼い主さんがコントロールできること
キャリーの中に入っていても、ずっと吠えていたり、クンクンと泣き続けることのないように普段から愛犬をコントロールできるようにしておきましょう。
お散歩バックの中はキレイにしてから乗車する
愛犬と外出する際、お散歩バックを携帯すると思います。
お散歩バックの中に、愛犬の排泄物が入っていたままになっていたり、湿ったタオルなどが入っていると、嗅ぎ慣れている飼い主さんは平気でも、乗り合わせた人にとってはひどい悪臭で、迷惑をかけることになります。
ですから、バスなどの公共交通機関を利用する時は、お散歩バックの中をキレイに整理しておきましょう。
絶対にキャリーから出さないこと
どんなに空いていても、愛犬をキャリーから出してはいけません。
「専用のゲージに入れて」「手足や頭の出ないもの」などの規定があります。
犬とバスに乗る時の注意点
2時間前には犬の食事を済ませておく
普段の生活サイクル、生活パターンから考えて、バスに乗る前には必ず排泄は済ませておきます。
例えば、「食事をしたら、すぐにウンチもオシッコもする」とか、「散歩に出ると同じ場所で必ずオシッコをする」などです。
ただし、車酔いをする体質の子は、食事を食べさせると嘔吐してしまう可能性があるので、食事は注意が必要です。
乗る直前に排泄させておく
出来るだけ、乗車する直前にオシッコを出し切っておきます。
もし、不安ならマナーパンツを装着します。
車酔いの薬を飲ませておく
愛犬が車酔いをする体質なら、あらかじめ獣医さんから酔い止めの薬を貰って、乗車前に飲ませます。
被毛の汚れを落としておく
あまり犬のニオイが強いと、他の乗客が不快に感じる可能性があります。
出来れば、乗車する前日にシャンプーをするのが望ましいですが、それが出来ないのであれば、お湯で湿らせたバスタオルで体を拭くなどして、愛犬の被毛の汚れを落としておきましょう。
まとめ
日本は、まだまだ公共交通機関にリードだけで犬を乗せることできるほど、完璧な躾が出来ている飼い主さんはとても少ないと思います。
また、中には「犬は番犬で外で飼うもの」という考えを持っている人がいるぐらいで、そんな人からしてみれば、「犬をバスに乗せるなんて非常識だ」と考える人もいるかもしれません。
ましてや、世の中の人がすべて、犬が好きな人ばかりではありません。
愛犬は何よりも愛しいわが子同然の存在ですが、他人から見れば、「犬」でしかないのです。
周囲の人に迷惑をかけないように、犬が声を出さないようにしっかりとコントロールできる飼い主と、その飼い主の指示をしっかりと守れる犬なら、誰からも非難されることなく、むしろ、「犬がバスにおとなしく乗ってる…!」とびっくりされながらも他の乗客に受け入れてもらえるのではないでしょうか。
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10代 男性 匿名