犬の迷子札を手作りする方法
市販されているネームプレートに情報を書いて犬の迷子札として使う方法もありますが、愛犬が身につけるものなので、他にはないオンリーワンの迷子札を用意してあげたいですよね。防水性に優れたおしゃれなオリジナル迷子札を手作りすることもできます。
今回は比較的簡単に加工できる「プラ板」を使った犬の迷子札の作り方ご紹介します。
プラ板で迷子札をハンドメイド
工作用のプラ板は加工しやすいため、様々な形状に作ることができるという利点があります。犬の迷子札を手作りする際は、犬の負担にならないような形や大きさになるよう工夫しましょう。
ハンドメイドする時の一連の流れは、
- 1、薄いプラ板に絵や文字をかいて好みの形にカット
- 2、カットしたプラ板をオーブントースターに入れ熱を加える
- 3、冷まして硬くなったら出来上がり
となります。
工作用のプラ板は100円均一ショップでも販売されているので、手軽に手作りに挑戦できます。透明タイプが一般的ですが、透けないタイプや、暗い場所で光るタイプなどがあり、用度に応じて選べます。
準備するもの
- プラ板
- オーブントースター
- クッキングシート(アルミホイル)
- ハサミ
- 穴あけパンチ
- ポスカや油性マジックなどのペン
- ストラップ用の金具
- 重さのある本
プラ板を使ってキーホルダータイプの犬の迷子札を手作りしてみましょう。ストラップ用の金具は、愛犬につけている首輪に取り付けられるものを選びます。夜間にお散歩をする方は、夜光プラ板を選ぶと暗闇で光って目印となるのでおすすめです。
ここでは基礎となる作り方をご紹介しますので、形や色合いなど工夫して好みの迷子札を作ってみてください。
デザインする
まず手作り迷子札のデザインを決めましょう。プラ板に好みの形を用意したペンで描いていきます。首輪にぶら下げるタイプの迷子札なので、つけたときに犬の邪魔にならないような形にしてあげましょう。使用するプラ板の種類によって縮み方が違うので、パッケージに表記されている縮む目安を参考にして大きさを決めます。
形を描いたら、その内側に犬の名前、飼い主の連絡先など必要な情報をペンではっきりわかるよう書いてください。空いているスペースに、好みのイラストを描いてもよいでしょう。透明プラ板で色を付けたい場合は、裏側にペンで色を塗ります。透明プラ板は透けるので、書きたい絵を下に敷いてなぞることができます。
カット
犬の迷子札のデザインが終わったら、デザインした形にハサミでカットしていきます。多少描いた線とずれてしまっても、それがまた手作りらしい味になりますよ。ストラップをつけたい箇所に、パンチで穴を開けましょう。
加熱前の準備
犬の迷子札を手作りする際に大事なのが、加熱前の準備です。オーブントースターで焼いて取り出すまではあっという間なので、慌てないようしっかり準備をしておきましょう。熱が加わるとプラ板は縮んでオーブントースターの網目から落ちる可能性があるので、網の上にクッキングシートを敷いておきます。
クッキングシートの代わりにアルミホイルを敷く時は、プラ板がくっつかないようにくしゃくしゃにしてから置きます。加熱直後のプラ板は、縮んで歪んでいるため重さのある本で挟み平らにします。オーブンから取り出してすぐに挟めるように、近くにクッキングシートと本をセットしておくこととスムーズです。
加熱~仕上げ
焼く前の準備が整ったら、いよいよオーブントースターで加熱していきます。使用するプラ板のパッケージに記載されている温度を参考に、トースターの温度設定をしましょう。プラ板の種類にもよりますが、加熱時間は2分程度が目安です。
焼き上がったら敷いてあるシートごと取り出します。プラ板は熱いので直接触らず、シートの上を滑らせるようにして、セットした本とクッキングシートの上に乗せ、挟みます。プラ板が熱いうちに素早く挟むのがコツですが、焦って火傷をしないように気をつけましょう。プラ板が冷めたら取り出し、最後に穴に金具を通したら出来上がりです。
プラ板以外にも、UVレジンという液体の樹脂を使って犬の迷子札を手作りすることができます。最近では100円均一ショップでもレジンのキットが販売されていて、アイテムも豊富なので興味のある方はぜひチェックしてみてください。
犬の迷子札を通販で購入する際におすすめの商品
犬の迷子札をつけてあげたいけど、自分で手作りするには自信がない…という方に、通販で買える商品をいくつかご紹介します。
オリジナル迷子札 サークルミニone
サークル型でキーホルダータイプの犬用の迷子札です。1円玉より小さいサイズで、犬の首元につけても邪魔になりません。プレートに刻印できる内容は、自由に指定できます。取り付け部分のリングはステンレス製で大小2種類から選べます。
最大の特徴は、60種類以上の犬種の中から愛犬のシルエットを選べることでしょう。カラーはシルバーとゴールドの2種類で刻印の組み合わせも豊富なので、オリジナリティあふれる迷子札が作れそうです。
牛本革モチーフCrystal
犬の首輪に直接刻印するタイプなので、迷子札がとれて紛失してしまうのが心配な方にもおすすめの商品です。首輪は牛本革が使われており、カラーは9色の中から選べます。注文されてから染色をするなど、手作りにこだわっている商品です。
首輪は超小型犬~小型犬向けですが、それぞれの首周りに応じサイズ変更が可能です。刻印できる内容はアルファベット大文字と数字から選べます。首輪は牛革の中でも丈夫な皮革が使用されているので、耐久性に優れているというところも嬉しいですね。
首輪にワンタッチで取付迷子札
首輪と一体化できるものが欲しいけど、愛犬の首輪は変えたくないという方におすすめなのがこちらの迷子札です。首輪屋さんが販売している手作りの迷子札で、着脱式になっているためお持ちの首輪にそのまま取り付けられるのが特徴です。
首輪に取り付けられるようホックがついており、取り付ける首輪の厚さと幅の長さによってサイズの選択ができます。カラーも5色から選べ、お使いの首輪のサイズやカラーに合わせて選べるような工夫がされています。
迷子札チェーンネックレス
アクセサリー感覚でつけられるのが嬉しい、ネックレスタイプの犬の迷子札です。プレート部分は、真鍮を加工し手作りされており、サイズは1円玉よりも小さく軽い仕上がりになっています。チェーン部分は簡単にカットできるので、手元に届いてから愛犬にぴったりの長さに調整することができます。
プレートの裏表に刻印ができ、表側の文字は種類豊富なフォントやイラストを自由に組み合わせることができます。ネックレスタイプなので飼い主とお揃いで購入して、一緒におしゃれを楽しむのはいかがでしょうか。
犬の迷子札をオーダーメイドできるお店
モンタナドッグ
犬と猫用の首輪やリード、迷子札など、種類豊富なグッズを手作りされている工房です。制作されるグッズの材料は、スウェーデンやアメリカなどの各国から取り揃えており、金具選びや縫製の仕方まで安全に配慮されています。
迷子札の種類は大きく分けて2つ、アメリカのジュエリー作家手作りのものとモンタナドッグオリジナルのものがあります。迷子札はいずれも金属のプレートで、首輪やハーネスに取り付けるタイプです。質感や形など種類豊富なラインナップなので、きっとお気に入りの迷子札を見つけられるでしょう。
迷子札SHOP Gin'mai工房
犬と猫の迷子札専門の工房です。すべてシルバー製で、首輪などに取り付けるプレートタイプの手作り迷子札です。迷子札の情報は刻印や手彫りで1文字ずつ入れられており、愛犬への命名のこだわりが形になるように制作されています。刻印の文字によって印象が変わるので、世界で1つの個性的な迷子札を作れるのが嬉しいですね。
Gin'mai工房さんの特徴は、「無事カエル」というカエルマークの刻印が入れられることです。これは愛するペットが迷子や事故にあうことなく、無事に帰って来られるようにと願って作られたもので、希望者には無料で刻印をサービスしてくれます。
迷子札のお店 Sofa
ジュエリー職人が手がける、シルバー製迷子札の専門店です。人間用のジュエリーと同じ道具や素材、工程で丁寧に仕上げられ、手作りならではの風合いを楽しむことができます。
12種類の犬種のシルエットにかたどられたプレートから、飼い主とお揃いにできるネックレスタイプまで豊富に揃っています。
そして最大の特徴が、飼い主の希望のデザインをそのまま形にする完全オーダーメイドができることです。大まかなイメージからデザインを作成し、確認を重ねて迷子札の制作にあたるので、納得のいく作品が仕上がりそうですね。
犬と猫の迷子札Picom
首輪に取り付けるタイプの迷子札を手作りされている専門のお店です。犬の迷子札はシルバーや真鍮、アルミ、アクリル(レジン)の素材で形も様々あり、なんと45種類もの中から選ぶことができます。
中でもアクリルチャームはまるでキャンディの様に立体的で可愛らしく、一際目を引く犬の迷子札です。ラインストーンやパールが入ったタイプ、季節の限定品など、魅力的なデザインが充実しています。
まとめ
犬の迷子札は、身近にある材料を使って手作りすることができます。アレンジによって様々なデザインを楽しめるのも魅力です。自分で手作りする場合は、迷子札が外れないよう配慮し、使用する素材は犬にとって安全な物を選びましょう。
万が一の事態に備えながら、オリジナルの迷子札をつけて日々のおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ユーザーのコメント
40代 女性 momo
女性 colo
錆びにくいことはとても重要だと思います。文字が見えないと折角付けていても意味がないので、しっかり読めることも大事ですね。
今はハンドメイドでも丈夫なものが作れるんですね。レジンを使うというのはいい発想です。おしゃれなものを自作してみたくなりました。
ただ、うちの場合迷子札を普段からつけていないので、いざという時どうしようかと思いました。電話番号は自宅の番号を書いてしまったのですが、出先で愛犬が迷子になった時、不在の自宅に電話があっても受けられませんよね。うっかりしていました。個人情報ではありますが、やはり常に連絡を取れる番号を書いておくべきですね。
momoさんの作られたような迷子札製造マシンが、日本のペットショップやホームセンターにも設置してあれば、もっと迷子札が普及していくと思います。
女性 シュナ
ふいに手が離れてしまう可能性もありますし、災害時、おそらくうちのわんこはパニックになります。地震、雷、お外で経験したことはありませんが、家のなかではパニックになって落ち着きがなくなります。走り出すときもあるので、家の中ではぎゅっとしばらく抱きしめて落ち着かせていますが、お外やつかまえれない状況になったらととても怖いです。素敵なサイトの紹介、ありがとうございます。
30代 女性 すず
あちこちに迷子犬のポスターを張って、2週間後くらいに見つかったのですが。
なので、今いるこの犬を飼い始めてからは、首輪に直接金属の札を打ち付けてもらっています。
迷子札には、犬の名前と、私の電話番号と主人の電話番号。
何かの拍子に家を飛び出しちゃったり、散歩中に何か不測の事態で逃げ出しちゃったり、それこそ災害も怖いです。
考えたくないですが、もしものときがあっても、絶対に犬と会えなくなるようなことにはなりたくないので、もちろんマイクロチップも入れています、念には念をです。
20代 女性 シーナ
女性 Kanako
30代 女性 てとめる
50代以上 女性 たろう