知ってるようで意外と忘れがちな寄生虫「ノミ」の脅威

知ってるようで意外と忘れがちな寄生虫「ノミ」の脅威

室内飼いで清潔にしているから大丈夫だと油断していたら、愛犬がノミに喰われてしまいました。そしてその脅威を、私達飼い主も大変な思いをした体験談をふまえて説明していきます。

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記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター )

獣医師・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター
山口大学農学部獣医学科(現:共同獣医学部)卒業。2006年3月~2023年3月 有限会社ふくふく動物病院 取締役・院長。ジェネラリストですが、得意分野は皮膚疾患です。
獣医師歴26年(2023年4月現在)の経験を活かし、ペットの病気やペットと楽しむアロマに関する情報をお届けします。

「ノミ」の脅威

フロントライン

事件が起こったのは10月も半ばに入った頃でした。 愛犬が頭や身体をポリポリ掻いているなとは気付いていたんですが、時期的に考えても蚊もいないしシャンプーもしたばかりだったので特に気に留めていなかったんです。

ところがある日の夜、今度は私の足が異常なまでに痒くなりました。見てみると、くるぶしの辺りに小さな虫刺され跡が点々と散らばっていたんです。 しかもその時に愛犬の目の付近に小さなゴミが付いていたので取り除くと、何とそれはゴミではなくて小さな虫だったんです!

慌てて近くにいた家族に見せてみると「あちゃーこれノミだね」という衝撃の一言が出てきました。 もちろん私の足の虫刺されの原因もノミの仕業です。

油断すると危ない「ノミ」

不幸中の幸いな事に、愛犬の中にいたのは私が取り除いたのを含めて2匹だけだったので薬用シャンプーと駆除薬のみで事無きをえましたが、これをキッカケにワンコを襲う寄生虫はフィラリアだけではないのだなと遅ればせながら身を持って学ぶ事ができたので、改めて寄生虫について調べてみる事にしました。

まず寄生虫は大きく分けて2つの分類に分かれます。
1つがフィラリアや回虫等、体内に入り込む内部寄生虫と、もう1つはノミやダニ等、皮膚に取り付く外部寄生虫です。

前者は毎年のワクチンや病院から出される予防薬を半義務的に服用させているので自然と予防する事ができますが、油断すると危ないのが後者の寄生虫です。
特に室内飼いをしていて外に出るのが散歩の時間くらいなので大丈夫だと考えてしまいがちなんですが(我が家が良い例ですね)、草むらに入り込んだり他のワンコと遊んでいる内に貰ってきてしまうらしいのです。
そしてこれは夏場だけではなく、1年を通してあり得る事なのだそうですよ!

「ノミ」の対策

では外部寄生虫からワンコを守る為にはどうしたら良いでしょう?
それはズバリ毎月1度の薬による駆除と予防です。 今、我が家の愛犬が使用しているのは「フロントラインプラス」というスポットタイプの薬品です。

##フロントライン##

この薬は寄生するノミやダニはもちろん、産み付けた卵やシラミに至るまで全て駆除してくれると同時に予防もしてくれるんです。 しかも使用方法も首に垂らして軽く馴染ませるだけなのでとても簡単です。
※但し首輪が当たる場所を避けるのと、その日のシャンプーは禁止という決まりがあります。

最後に

フロントライン

もしまだ外部寄生虫の対策をされていない方は、獣医師さんと相談の上、試してみて下さいね。

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