犬のリンパ腫の正しい知識 症状や原因、治療法まで

犬のリンパ腫の正しい知識 症状や原因、治療法まで

今回は、犬のリンパ腫という病気について、私の動物看護士としての経験も踏まえて述べたいと思います。愛犬が病気になるのは辛いことですが、その中でもリンパ腫などのガンになると、飼い主さんにとっても辛く、獣医師から病名を告げられると診察室で泣いてしまう方もいるほどです。また、治療法や余命のことを受け入れることができずに苦しむ飼い主さんも見てきました。たくさん悩み苦しむ方は、それだけ犬を大事にされてきた方です。ガン治療に正解はありません。これまでずっと一緒に過ごしてきた飼い主さんが一生懸命考えて出した答えが「正解」だと思います。この記事を参考にして、後悔のない治療を選んでいただきたいと思います。

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記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター )

獣医師・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター
山口大学農学部獣医学科(現:共同獣医学部)卒業。2006年3月~2023年3月 有限会社ふくふく動物病院 取締役・院長。ジェネラリストですが、得意分野は皮膚疾患です。
獣医師歴26年(2023年4月現在)の経験を活かし、ペットの病気やペットと楽しむアロマに関する情報をお届けします。

犬のリンパ腫とは血液のガンの一種

犬のリンパ腫イメージ

リンパ腫とは血液のガンの一種で、とても治りにくく、致死率の高い病気です。犬にとってリンパ腫は不治の病と言われています。中高齢に多く発症し、早い子では5歳くらいで発症してしまうケースもあります。様々な症状を引き起こしながら体を衰弱させていきます。

犬のリンパ腫の種類

  • 多中心型リンパ腫
  • 消化器型リンパ腫
  • 縦隔型リンパ腫

多中心型リンパ腫

多中心型リンパ腫は犬に最も多く、犬の80%がこのタイプのリンパ腫です。犬のリンパ節が腫れ、首や足の付け根などにシコリができます。飼い主さんが、家で犬の体を撫でている時、「あれ?何かピンポン玉のようなものがある」と気が付き、病院に連れて来られることが多いです。

消化器型リンパ腫

犬の消化器型リンパ腫は、あまりケースは多くありませんが、犬の約5~7%がこのタイプのリンパ腫です。犬の腸に腫瘍を作ります。

縦隔型リンパ腫

犬の縦隔型リンパ腫は、あまりケースは多くありませんが、犬の5%がこのタイプのリンパ腫です。犬の胸の中に腫瘍を作ります。

犬のリンパ腫の症状

犬と救急セット

  • 犬のリンパ腫の初期症状
  • 犬のリンパ腫の末期症状
  • 犬のリンパ腫の検査法

犬のリンパ腫の初期症状

犬のリンパ節の腫れ

犬のリンパ腫の初期症状で、主に見られるのは犬のリンパ節の腫れです。犬のリンパ腫の初期は、目に見えた体調の変化は現れないことが多く、犬のリンパ節の腫れだと、食欲の変化もなく、いつも通り過ごしている子が多いようです。

犬の首や顎、かかとや足の付け根にあるリンパ節の腫れは、飼い主さんでも分かりやすく、見付けやすいです。健康な犬のリンパ節は、普段は表に出ていないので、触っても分かりませんが、腫れてくると丸いコロッとしたものが触れるようになります。

リンパ節は大型犬であれば、首あたりは卓球のボールくらいのサイズ、かかとはパチンコ玉くらいのサイズの丸いものが触れます。健康チェックの習慣として毎日触っておくことで、異変に気付きやすく病気の早期発見につながります。

犬のリンパ腫の末期症状

犬のリンパ腫の末期症状で、明らかな異常症状が現れてきたときには、残念ながら犬のリンパ腫はかなり進行している可能性があります。主に、「がん悪液質」、「脾臓破裂(ひぞうはれつ)」、「呼吸困難」、「腸閉塞(ちょうへいそく)」などの症状が犬に現れます。

犬のがん悪液質

人間のがん患者さんは痩せている方が多いです。犬も同じで、がん末期になると痩せてきます。理由は、がんになると体の正常な機能を狂わされてしまい、一生懸命食べても太らなくなってしまうためです。急激に痩せ体力も落ち、更にがん細胞は筋肉も分解して自分のエネルギーに変えてしまうため、筋肉も落ち、ますます痩せた体つきになります。

犬の脾臓破裂(ひぞうはれつ)

犬はリンパ腫になると、脾臓が腫れてくることがあります。特にリンパ腫になったゴールデンレトリバーで、脾臓破裂はよく見られます。リンパ腫によって、限界まで腫れた脾臓が体内で破裂し、犬は大量出血で突然亡くなることが多いです。脾臓が破裂して手遅れの場合、破裂から数時間~1日で犬は亡くなってしまいます。症状としては、

  • さっきまで犬は元気だったのにぐったりしている
  • 犬の散歩の途中でへばって歩かなくなった

などです。そして上記の症状を見て、飼い主さんが動物病院に連れて来られることが多いです。
犬が自力ではもう立つこともできないほどの状態で、動物病院で至急診てみると、犬の口内の歯茎が蒼白になるほど、重度の貧血になっており、腹部に注射器で針を刺してみると大量の血が溜まっていることが確認されます。

犬の脾臓破裂はその瞬間まで症状がなく、予告なく突然起こります。犬が突然苦しみ出したり、ぐったりしたりしている場合は、脾臓破裂の可能性が高くなります。様子を見ずに、できる限り早く動物病院に連れて行き、早急に脾臓の摘出と止血処置が必要です。

犬の呼吸困難

犬のリンパ腫により胸の中に腫瘍が作られると、腫瘍が気管を圧迫し、犬の呼吸や咳が出て苦しくなります。犬の胸の中に水もたまりやすく、更に気管や肺が圧迫されて苦しくなります。胸に溜まった水は、犬に利尿剤を使用して尿として排泄させたり、直接、犬の胸に針を刺してたまった液を抜いたりします。

犬の腸閉塞(ちょうへいそく)

犬のリンパ腫により、腸に腫瘍が作られることがあります。犬の腸に腫瘍ができると、食欲がなくなり頻繁に吐くことが多いです。犬のリンパ腫による腸の腫瘍によって、腸が塞がれてしまうと、食べた物が腸を通らなくなってしまいますので犬の命に関わります。

犬のリンパ腫の検査法

犬のリンパ腫の診断には、犬のシコリや腫れている部分に注射器の針を刺して、中の細胞を吸い取り、取った細胞を病理検査センターへ送り、詳しく調べてもらいます。結果が出るまで約1週間かかります。その他、犬の血液検査やレントゲンなど、犬のリンパ腫の症状に合わせて様々な検査が必要になります。

犬のリンパ腫の原因

犬を診断中の医師たち

残念ながら犬のリンパ腫の原因はまだ分かっていません。しかし、なりやすい犬種があることから、犬のリンパ腫の原因には遺伝が関係しているのではないか、と考えられています。

リンパ腫になりやすい犬種

  • ゴールデンレトリバー
  • ラブラドールレトリバー
  • ボクサー
  • バセットハウンド
  • セントバーナード

リンパ腫になりやすい犬種の中でも、ゴールデンレトリバーは特になりやすく、リンパ腫で来院されることが多く感じました。

ゴールデンレトリバーの7割が悪性のガンで亡くなることが多く、寿命を全うし老衰で亡くなるのは、僅か2~3割と言われるくらいガンになる子が多いです。ゴールデンレトリバーを飼われている飼い主さんは、特に意識して体調の変化を見る必要があります。

リンパ腫によくなる犬種にはあがっていませんが、私が勤めていた経験上、コーギーやフレンチブルドッグ、アメリカン・コッカー・スパニエルもリンパ腫になっている子が多かったです。

犬のリンパ腫の治療法

検査中の犬

  • 犬のリンパ腫の治療の考え方
  • 抗がん剤治療
  • ステロイド治療

犬のリンパ腫の治療の考え方

残念ながら犬のリンパ腫は不治の病のため、治療は治癒ではなく「延命」が目的になります。

犬がリンパ腫になってしまうと、残念ながら残された時間はそう長くはありません。大変辛いことですが、その犬の残された時間をどんな風に過ごすか、飼い主さんに決めてもらう必要があります。犬のリンパ腫は、どんな治療法を選んでも間違いではありません。どんな風に過ごしたいかによって治療法は変わってきます。

抗がん剤治療

人のがん治療でもよく耳にすると思います。リンパ腫は抗がん剤が効きやすいガンです。そのため、犬のリンパ腫の治療法では、抗がん剤治療が推奨されています。抗がん剤は、犬に半日~1日、病院に入院して毎週腕などの血管に抗がん剤の点滴を流します。注射薬以外に内服薬の抗がん剤もあります。

犬にリンパ腫の抗がん剤がうまく効いてくれれば、一番長く延命できる可能性があります。ただし抗がん剤は、副作用との闘いでもあります。犬に貧血やだるさ、吐き気や食欲がないなどの副作用が出てしまうことが多いです。抗がん剤の治療を選択しても、副作用が強く出てしまい、必要な治療を全てできなく中止することもあります。

また犬の抗がん剤の治療は、金銭的にも飼い主さんの負担が大きくなります。病院によって金額は異なりますが、一度の通院で数万円はかかります。保険に入っていない場合、大変辛い金額だと思います。

犬のリンパ腫の治療法で抗がん剤がうまく効いた場合、犬は平均6か月~1年ほどの余命と言われています。私の勤めている病院では、抗がん剤治療をして1年半くらいまで余命が延びた子もいます。もともとの体力や進行スピードによって個体差があるように感じます。抗がん剤には様々な種類がありますので、担当獣医師と十分話し合って決めてください。

ステロイド治療

犬のリンパ腫でステロイド治療は、自宅で毎日の飲み薬になります。ステロイドは抗がん剤ではありません。犬のリンパ腫の炎症を抑える効果があり、元気や食欲を改善させる目的で与える薬です。一時的ではありますが、症状が改善されます。

ステロイドは抗がん剤に比べ、副作用がほとんどありません。犬がお水をたくさん飲んでしまい、尿量が増えるくらいです。ステロイドは抗がん剤ではないので、根本的ながん治療ではなく、一時的に症状を楽にする薬です。副作用で辛い思いをしてしまう抗がん剤に対して、体へのダメージが少ないステロイド治療は生活の質を優先させたい飼い主さんにとって良い選択肢になります。

また金銭的にも飼い主さんの負担は少ないです。ステロイド治療の場合、犬は1~2か月くらいの延命になります。早いと数週間という場合もあります。犬のリンパ腫で無治療の場合、犬の余命は約1か月以内ですが、ステロイドはその余命を倍にするイメージです。

犬のリンパ腫でステロイドの治療を選ばれた飼い主さんは、「ぐったりしていた犬が、ステロイドを飲んだことで楽になった」、「犬がご飯も食べてくれた」と喜ばれる方が多く感じました。しかし、その状態がずっと続くわけではありません。残りの時間を少しでも楽に…、と考えている方が選ばれています。

まとめ

愛犬と飼い主とのスキンシップ

犬のリンパ腫の確定診断を受けると、ショックを受ける間もなく リンパ腫の治療の選択を迫られます。犬のリンパ腫によって、これから起きる様々なことも覚悟しなければいけなくなります。

犬のリンパ腫では飼い主さん自身、何を望んでいるのか改めて考える必要があります。1日でも長く一緒にいたいのか、長い延命はできなくても今の状態を少しでも楽にしたいのか、奇跡を信じてがんと闘いたいのか、飼い主さんによって考え方は様々でいろいろな思いがあると思います。

どの犬も飼い主さんの笑顔と、一緒にいる時間と褒めてもらえることが一番幸せで嬉しいです。犬のリンパ腫では、どんな治療法を選んでも後悔することのないよう、犬に残された時間を楽しく笑顔で過ごすことが、とても大事であり、延命治療と同時に必要なのは、残り限られた一緒に過ごす時間を、大切に過ごすことです。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    以前ダックスの男の子を13歳でリンパ腫で亡くしました。発見から三年頑張ってくれました。最初は脾臓の腫れで摘出手術し検査の結果リンパ腫と診断され抗ガン剤をし二年半後首のリンパ腺のシコリで再発を確認もう一度抗ガン剤をしてリンパ腺のシコリは無くなりましたが肝臓に転移し亡くなりました。幸いうちの子は抗ガン剤の副作用は毛が少なくなっただけで食欲は落ちなく比較的楽だったのかも知れません。副作用はその子によって違うし一概にどれが正解と言う治療は無いと思います。特に本犬の意思が分からない以上飼い主として時間的、経済的にやれる事をやってあげるしかないと思います。
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    我が家の愛犬は消化器系リンパ種で5カ月に及ぶ抗がん治療の末、亡くなりました。ハスキー犬で7歳でしたが、9月頃に便に血が混じるようになり、病院に連れていきましたが、ビオフェルミンが出されただけでした。食欲もあり、元気だったせいもありますが、私は長年生活を共にしているので勘が働きただの消化不良ではないとその後2回病院に連れて行き医師に訴えました。20年も前でした。ハスキーはなかなか病気にならないと医師はその当時考えていました。信頼していた動物病院でしたが、病院を変えて次の病院で訴えてもなかなか分かって貰えませんでした。3カ月たち12月になると、とうとう吐くようになりやっとレントゲン撮影をしてくれ、大きな影が見つかりました。クリスマスの夜に手術しましたが腫瘍が大きくなり過ぎてとることができずそのまま閉じられました。あれだけ私は訴えていたのに…その後抗がん治療を5カ月しましたが、みるみる痩せていき、鼻血が止まらなくなったり、下痢が酷くて辛そうでした。毎日お尻をお湯で湿らせたガーゼで拭きました。治療が辛いため母犬にあたるようになり、テリトリーを分けなければいけないようになりましたが飼主である家族には決して歯を向けることはありませんでした。腫瘍は小さくなり後半年頑張れば大丈夫と言われた矢先に亡くなりました…余談ですが、ハスキー犬が消化器系リンパ種になった頃、主人が胃癌になりました。タチの悪い癌でした。奇しくも同じ家の中で癌の闘病が同時に始まったのでした。年が明け5月の3日にハスキー犬のジローは7歳で亡くなりました。主人は奇跡的に回復しました。今でも、主人の代わりに天国に行ってくれたのではと思っています。
  • 投稿者

    女性 匿名

    10年も前の話ですが当時2才のメスのダックスが消化器型リンパ腫になりました。
    抗がん剤治療はもちろんフコイダンが良いと聞くとそれを試してみたりアガリクスが良いと聞くと試してみたり…ありとあらゆる事をしました
    しかし2才と若かった為治療を始めてから4ヶ月で虹の橋に旅立ってしまいました…
    何ヶ月もペットロスでなかなか立ち直れませんでした

    保険に入ってなかったので入院、抗がん剤代、検査代その他諸々で70万くらいかかりました

  • 投稿者

    40代 女性 momo

    我が家の愛犬は13歳8ヶ月で「皮膚型リンパ腫」になりました。今回記事を拝見して、リンパ腫はとても寿命が短く、完治が出来ない難しい病とのことでしたが、犬の個体差で一概にそうとは限らないという例もお伝えしたいので、我が家の愛犬の例を載せたいと思います。
    「リンパ腫は抗がん剤によく反応する」と以前も聞いたことがあり、診断結果が出た際には、抗がん剤での治療も考慮しました。しかし、我が家の愛犬はトリミングにも出せない程怖がりで、病院での組織検査で預ける際にもとても苦労しました。抗がん剤治療で頻繁に病院に預けてストレスをかける事がこの子にとって正しいのか・・・と悩んだ末、我が家では非ステロイド薬(NSAID)と胃薬をメインにした緩和治療という方法を選びました。当初皮膚は顔の鼻の横が腫れてピンク色のベタベタした患部がとても悲惨な状態でした。下腹部も自壊したような赤いペタペタとしたリンパ液をともなう炎症が広がっていました。もう、治る方法はないのかもしれないと諦めの気持ちが正直ありましたが、ベビー用の清浄綿で患部をキレイに拭いてガーゼで更に水分を取ってから、病院で処方された粉消毒の<イサロパン>をそこにかけて、犬用の生理用パンツで保護して舐めないようにする方法を毎日続けました。プラスして、リンパ腫などのガンには【オメガ3】というDHA・DPAが高濃度に含まれた脂肪酸が良いと知って、『ALGAE OMEGA アルジェオメガ』というサプリメントも併用して飲ませました。すると、次第に患部の炎症が治まってきて、それならばと先生と相談して、更に1週間だけピンポイントでステロイドも飲ませてみたら、あれだけ酷かった顔とお腹の炎症がキレイに治りました。これは半年経った今でも皮膚は良い状態を保っています。
    そして愛犬の体調はといいますと、食欲もあり体重も増えて太ってしまう位で、14歳を無事に迎えた今も1時間位の散歩を毎朝しています。正直、何が効いているのかはわかりませんが、おやつの工夫(皮膚に良いとされるココナッツオイルを使ったおからクッキー等)とかオメガ3や緩和薬でここまで頑張っているので、皆さんも決して諦めずにどうか前向きに「出来る事を精一杯やってみる」という気持ちで頑張ってほしいです。そして、今回決して抗がん剤の治療を否定しているわけではないこともお伝えします。若くてまだ体力もあり、抗がん剤治療が充分出来るワンコは家族のサポートの上、頑張って闘ってほしいのです。そして、少しでも長く家族と共に幸せな生活をしてくれたら嬉しいと思っております。
  • 投稿者

    30代 女性 ナナコ

    リンパ腫、とは違いますが以前ラブラドールを精巣腫瘍で手術を行いました。病名を獣医師さんから聞いたときのあの感覚を思い出しました。はじめは愛犬の病気に気づいてあげれなかったことと、今日までどんなに苦しかったのかと後悔しました。そして次はどんな治療を行っていくかで家族で話し合いました。本当に答えはない問題だと思います。それぞれの思いがあり、どれも間違いではありません。愛犬の希望を言葉で聞けない限り、気持ちを汲んで、飼い主である私達の思いをのせて、人間が決断を下さなければなりません。うちは10歳を過ぎた老犬で体力の問題はありましたが手術することに決めました。リンパ腫は手術で解決する問題とは言い難いので、さらに飼い主さんのお気持ちをお察しいたします。ですが、飼い主の決断を愛犬は純粋に受け止めてくれると感じています。少しの時間が本当に貴重な時間になりますが、飼い主と一緒にいれる時間が犬の幸せな時間だと思います。
  • 投稿者

    女性 ゴン吉

    人間でもリンパ腫はとても難しい病気ですね。
    愛犬の前足の付け根にポッコリとしたしこりがあったので、リンパ腫ではないかと疑い病院に検査に行きました。幸いにして悪性ではなく特に問題がなかったのでそのままでしたが、これが悪性になると急に大きくなり、赤黒く変化してくることがあるので、その時は急いで連れてきてくださいと言われ、毎日ひやひやしながらチェックしていたものです。

    治療をしても、平均的に延命できるのは1~2年ほど、しなければ数か月、とても厳しい未来です。人間も同じですが、抗がん剤は副作用がとても多く辛い治療です。完治することはほぼ不可能なので、葛藤することも多いと思います。

    リンパ腫になる原因ははっきりしていませんが、一説では磁場が関係していたり、発がん性物質を口にしたり吸い込んだりすることで発症することもあるとされています。正確な原因ではないにしろ、予防として気を付けておきたいですね。
    発症率の高い犬種も特定されているので、こまめに体の状態を把握しておくことも大事です。記事にある犬種の他にもテリア系、シェパード、ブルドッグなども発症しやすいとされています。

    ペット保険は重複しての加入が可能なものもあります。金額もかかる病気なので、対応している保険かどうかを確認して、あらかじめ入っておくのもひとつの対策だと思います。
  • 投稿者

    女性 葵そら

    実は我が家の犬もこのリンパ腫によって命を落としました。お恥ずかしいのですが、獣医さんから初めてリンパ腫と判断された時に「え!?もうダメなの!?」とその場で号泣してしまいました。ガンということだけはなんとなく分かったからです。しかし、それ以上のことはよく分からなかったのでとても怖くなりました。その後よく調べてみると、記事にも書いてありましたが「犬にとってリンパ腫は不治の病」ということが分かり、また頭が真っ白になりました。しばらく経つと少し冷静に受け入れることができましたが、今度は「愛犬の最後をどうやって見届けてあげようか」という問題にぶつかりました。愛犬がリンパ腫という治りにくい病気にかかった場合に、どうやってそれを受け入れるかということも課題になっていくと思います。
  • 投稿者

    20代 女性 匿名

    11歳の雑種のオスです。今朝方亡くなりました。恐らくリンパ腫でした。最初は食欲無い状態でしたがそれから三週間、悪化は一気でした。入院させてたった一日で死去。もっと散歩してあげれば良かった、もっと構ってあげれば良かった、早く病院に連れていって検査受けていればと後悔だらけです。一週間前に点滴で済ませなければと…。2日以上ご飯を食べなかったら病院に必ず連れていって下さい。そして点滴ですませずに検査する事をお勧めします。一週間様子を見る、が命取りになります。私の犬は首にしこりがあったらしいのですが毛深い犬種故に全く分からず…外飼いだったのでスキンシップも十分出来てなかったので余計かも知れませんが素人では分からない事も多々あります。取り敢えず病院へ、何も無ければそれで良し、我が子の為にも病院は大事です。
  • 投稿者

    20代 女性 匿名

    今、まさに闘病中です。
    3歳の時に、血小板が減る免疫の病気になりステロイド治療で4ヶ月でステロイドを絶っていました。
    4歳の今目の腫れが気になり、またステロイド治療を始めました。
    免疫抑制の薬が合わず嘔吐、下痢し入院させてもらっていたところ、貧血が治らずそれだけではない気がすると医師に言われ大学病院へ。
    大学病院で、肉球肉腫かリンパ腫と言われ輸血と点滴で保ちつつ細胞針検査。
    肝脾リンパ腫と言われ、闘病しても余命1ヶ月と言われました。
    散々悩んでボロボロ主人と泣きましたがダメ元の抗ガン剤が効き、腫瘍が半分まで縮んでくれました。
    まだ退院4日目ですが食欲もあるし、足腰弱いけどちょっとの散歩もできるので苦しむ日が来るまでの間、少しでも一緒にいられるよう過ごしてます。
    肩にもシコリができ始め、鼻血も目を離したすきに少し出てたりしますが、ご飯やおやつで喜んでシッポを振り、名前を呼び応えてくれるうちは、ありがとうという気持ちで接しています。
    いつか苦しむ日が来た時は、かかりつけの病院で安楽死をお願いするつもりです。
  • 投稿者

    50代以上 女性 rira

    つい先日 2月14日 バレンタインデーの朝 17歳だった愛犬を送りました。1年前にリンパ腫と診断され、そのときにはすでにステージⅣの状態でした。近くの動物病院から紹介された少し離れた病院で診断を受けました。そんな病気とは思わず、何もしなければ余命3か月と言われ、診察室で泣いてしまいました。
     そこから抗がん剤等の治療が始まりました。副作用で下痢をしたりしましたが、幸いなことに食欲は衰えず・・・。なんとか元気で年を越しました。1月に入り、高齢ということもあり、足腰が急激に弱り、ほぼ寝たきりになっていきました。このころには、ドクターも「今度の受診はないかもしれないな」と思っていらっしゃたそうです。最後は老衰なのか、リンパ腫なのか・・・よくわかりませんが、家族がいる早朝にひっそりと息を引き取っていました。苦しまなかったのがせめてもの救いでした。
     飼い主さんの考え方にもいろいろとあると思います。でも私たち家族は、できるだけのことはしよう、でも苦しまないのが一番大事と決めていました。眠るように逝ってくれたらそれがいちばんだね、と話していたのですが、本当にそのような最期でした。きっと私たちの気持ちを分かってくれていたのだろうと思います。
     まだ亡くなってから10日ほどですので、まだまだ寂しくて泣いてしまうこともありますが、最後まで一緒にいることができた私たちは幸せ者だったと思います。
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    下痢が続いていたのと、寝ているときのいびきが気になり病院へ行くと、即入院となりました。歯が悪いためフガフガいうのだと説明されほっておくと歯が溶け大変なので手術で抜きますとのこと。お尻も赤く肛門が出てきているので、原因を探して検査機関に調べてもらうことに。
    先ほど病院へ行ってきました。
    結果悪性リンパ腫であと2カ月と言われました。手術をして歯を抜きましたが、元気にご飯を食べていたのでショックでした。また当初、もしかしたらお腹を開けてみないといけないかもと説明を受けていたので、「14歳をむかえたし、痛いことはもうしないように」と夫と話していました。
    まさかの余命宣告。とりあえず1週間ステロイドを飲ませてみることにしました。
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    16歳になった、ヨークシャテリアのハッピィちゃんが2日前に亡くなりました。
    リンパ腫で、最初の診察は、触診で良性ですって言う先生の診断でした。
    漢方を飲んで様子を見ましょうと言う事で、数ヶ月飲み様子を見ましたが、そうこうしているうちに、白内障が悪化して緑内障になり両目を失明してしまいました。
    そして、両顎のリンパが大きくなり検査をした所、悪性のリンパ腫と言う診断でステロイドと抗がん剤の治療になりました。
    そこから、ステロイド等で少しは、良い方向に向かいましたが、身体は痩せていき 抗がん剤が喉の弁膜?を攻撃して、弁が上手く働かなくなったと言う事で、息苦しい日々が続きました。それでも、お食事をと言う事で、注入器?で無理やりあげる日々で、私の気持ちは涙で一杯でした。
    お薬も、ステロイド剤とビタミン剤を無理やり飲ませ、これで良くなるなら仕方がないと自分に言い聞かせながら。
    今思うと、あんなに息苦しいのに酷い事をしたと思ってます。
    抗がん剤治療をしても、しなくてめ余命は同じだった事、最後まで亡くなる日の朝まで、無理やりお食事とお薬をあげて、ひるに息をひきとりました。
    毎日泣いています。
    何をしても、後悔するとはありますが
    より良い 苦しませない事は最低でも考えてあげなければいけないと、それだけは後悔しています。
  • 投稿者

    50代以上 女性 サラママ

    ダックスのサラ2歳は、今まさにリンパ腫で抗がん剤治療中です。しかし、抗がん剤を止めてしまうか迷いに迷っています。抗がん剤をやっても、やっても効かず、量を増やしたり強い物にしたりで先生も手探り状態なのでしょうが、発熱したり下痢したりで・・・すると今度は薬漬けで。まだまだ、元気なうちに抗がん剤中止して、すきな様にさせてやりたいとも考えていますが。すみません参考になりませんね。
  • 投稿者

    50代以上 女性 ミルク

    ウェルシュコーギー11歳
    春から唇や下顎が赤く腫れぼったく、そのうちに身体にフケが出始め、シャンプーしても、皮膚の薬を飲ませても治らず酷くなるばかり、病理検査の結果、皮膚型リンパ腫でとても珍しいガンだと言われました。一週間は食事も喉を通らないくらいショックでしたが、何とか助けたい!!!た思いで、抗がん剤治療と食事療法をしてます。
    しかし、目に見えた効果はなく、口の回りが真っ赤で痛そうで可哀想なので、何とかしてあげたいです。
    ここに書き込んで居られた方の『ALGAE OMEGA アルジェオメガ』試してみようかと思います。
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