犬を飼っていると「もっと詳しくなりたい、でも、仕事にするつもりはないんだけど…」という熱心な飼い主さんにおすすめしたい資格についてまとめてみました。
愛玩動物飼養管理士2級
公益法人愛玩動物協会が認定している資格です。
ペットと関わっていない仕事をしている人、主婦、学生など幅広い年代の人が受講しています。
内容はペットに関する法律、正しい飼い方、身体の仕組みや健康管理の知識などです。
一般の飼い主さんも多く、趣味の1つとして勉強したい人におすすめです。
■受験資格:満18歳以上
■受講費 :30,000円
■認定料 :5,000円
スケジュールは春スタートと夏スタートがあります。
■春スタート:
4月末までに申込み→5月教材が届く・自宅学習→7~10月スクーリング1日・課題提出→自宅学習→12月認定試験→1月合格通知→3月認定登録
■夏スタート:
9月末までに申込み→9月教材が届く・自宅学習→11・12月スクーリング1日・課題提出→自宅学習→3月認定試験→4月合格通知→5月認定登録
*春スタートはスクーリング、試験会場は全国各地にありますが、夏スタートは東京・愛知・大阪・福岡のみになります*
愛玩動物飼養管理士1級
公益法人愛玩動物協会が認定している資格です。
2級より一歩踏み込んだ内容なので、ペットショップの店員、トリマー、動物看護士、ドッグトレーナー、ペットシッター、ブリーダーなどプロになりたい人向けです。
内容はペット以外にも家畜や野生動物に関する法律、栄養学、習性を利用した犬・猫のしつけ、ペットの病気・予防の知識などです。
2級合格者を対象としているので、「もっとやってみたいな~」という人にもおすすめです。
■受験資格:愛玩動物管理士2級を合格した人
■受講料 :32,000円
■認定料 :20,000円
スケジュールは春スタートと夏スタートがあります。(2級と同じです)
認定証と一緒にもらったバッジ(旧デザインです)
愛犬飼育管理士
一般社会法人ジャパンケネルクラブ(JKC)の認定資格のひとつです。
JKCの公認資格はトリマーや訓練士などがあります。トリマーや訓練士の資格を取るのは大変ですが、愛犬飼育管理士は1日の受講とその日の試験だけなので、気軽に犬の知識を学べて資格が取れます。
■受検資格:満18歳以上
■受講料:5,300円
■受験料:5,300円
■資格登録料:3,200円(非会員は入会すれば登録可)
■会場:全国の主要都市で開催
■スケジュール:午前・午後ともに受講 最後に筆記試験
動物愛護社会化検定 基礎級
NPO動物愛護社会化推進協会の認定資格です。 基礎級と専門級があり、基礎級は犬の飼い主としてのマナー・ルール、正しい飼い方・育て方、健康管理など犬と暮らす中で最低限知っておきたいレベルの内容です。
別名「犬の飼い主検定」と呼ばれています。合格するとかわいいイラストの認定カードがもらえます。
■受験資格:誰でもOK 子どもでもOK
■受験料:3,000円
■スケジュール:受講はなし、当日の筆記試験のみ(12月)
■会場:東京・愛知・大阪
かわいい認定カード
愛玩動物飼養管理士は受講費が安く、スクーリングと試験日以外は自宅学習なので、毎年多くの人が受講しています。
合格率は1・2級とも約80%です。気軽に受講できますが、スクーリング・課題提出をして受験資格があるのは約9,219人、受験者は8,670人、合格者は7,021人(2級・平成25年)と途中でやめてしまっている人も多いようですね。
テストは75%以上の正解で合格です。提出する課題とほぼ同じ問題が出るので、心配しなくてもいいのになぁ。
資格を取ってプロとして活動する人もいれば、地域で動物愛護活動、シェルターでのお世話、災害時の保護活動などのボランティアとして活躍している人たちもいます。
愛玩動物協会やJKCでは会員の交流の場もありますよ。ぜひ、チャレンジしてみてください。