フロントラインプラスは動物病院で最も使われているノミ・ダニの駆虫剤
以前こんな場面に遭遇しました。
ある飼い主さんにドクターが「この子はノミ・ダニの駆虫をしていますか?」と質問しました。するとその飼い主は「うちの子は外に出さないので必要ありません」と答えたのです。その会話をたまたま聴いててしまった私。正直この回答にはちょっと驚きを隠せませんでした。
「散歩をさせないのですか?」と重ねてドクターが聞くと、「チワワなので散歩させなくても大丈夫だと言われました」と飼い主は答えました。
どうやらそのペットショップでは、お世話をする手間が掛からないことを強調するために、「散歩はしなくても大丈夫」と言ってチワワを販売していたようです。
それを聞いたドクターは、「散歩をさせなくて良い犬はいないこと」「例え外に出さなくてもノミ・ダニの駆虫は必要なこと」を教え、その飼い主にフロントラインプラスをススメていました。
商品情報
ペットに寄生した成ノミやマダニを速やかに駆除。加えて、2つ目の有効成分(S)-メトプレンがノミの卵の孵化・発育まで阻止するダブルの効果で、寄生中のノミだけでなく、その繁殖・再寄生を予防します。
フロントラインプラスの効果
このエピソードのような形で、獣医さんからノミ・ダニのお薬を勧められる事は少ないとは思いますが、飼い始めの時期に動物病院に行った場合、大抵の人がフロントラインシリーズをおすすめされるでしょう。
今回ご紹介する、「フロントラインプラス」とは動物病院でよくススメられるノミ・ダニの駆虫薬です。
スポットオンタイプの小さな容器に入った液体を愛犬の首筋に少量垂らすだけで、ノミ・ダニを駆虫してくれる優れものです。
公式ホームページに寄ると『フロントラインプラスは、従来のフロントライン同様に、ペットに寄生した成ノミやマダニを速やかに駆除。加えて、2つ目の有効成分(S)-メトプレンがノミの卵の孵化・発育まで阻止するダブルの効果で、寄生中のノミだけでなく、その繁殖・再寄生を予防します。
また、犬のシラミとハジラミ、猫のハジラミを駆除する効果も確認されています』とのこと。その上、僅か24時間以内に成ノミを駆除し、マダニ、シラミ、ハジラミに関しても48時間で駆除。
要するに定期投与するとノミ・ダニの駆除に大きな効果があると考えられます。
その上、フロントラインプラスの成分は水に溶けにくく、皮脂に溶けやすいという性質があり、シャンプーやシャワー、さらには雨、雪などの影響をほとんど受けないとのこと。トリミングを行う場合でも、皮膚や皮毛が乾いたらすぐに投与が可能だと言われています。
しかし短時間で駆虫出来ると言うことは、ペットに対する副作用はないのでしょうか。
フロントラインプラスの安全性と副作用
どんなに良い薬でも、ペットが大きなダメージを受けるような副作用があったら意味がありません。ではフロントラインプラスはどうなのでしょうか。
フロントラインの主成分は「フィプロニル」です。これはゴキブリやアリの駆除剤にも使用されているものです。神経伝達物質の作用を阻害して、ノミ・ダニを駆除します。
この点からみても、ペットの身体に優しいだけの薬剤だとは思えません。一応、「犬や猫、人などのほ乳類には安全性が高く安心です」となっていますが、注意書では「完全に乾くまでは直接触れないように」「投与したことを知らない人も触れないように」と警告しています。
人が触れてはいけないものを犬や猫に投与するのも矛盾しているような気がしますが、虫にしかないホルモンを阻害する薬なので、哺乳類が触れて、摂取しても作用しないそうです。
ただフロントラインプラスを使用した後の副作用や、死亡事故も何件か報告されているのも事実のようです。
報告されている死亡事故はいずれも投与部位を舐めた場合や、高齢だったり他に重要な病気を患ったりしている場合に起きているようです。なので、犬を多頭飼いしている家や、猫はグルーミングの習慣があるので、特に注意が必要かもしれませんね。
要するに獣医師の指示に従って、正しく投与すれば、フロントラインプラスは愛犬の強い味方になると言うことでしょう。
フロントラインプラスとその他の駆虫剤の比較
我が家のペットちゃんズ(愛犬も愛猫も)は漏れなくペットラインプラスのお世話になっております。数ある商品の中で、なぜペットラインプラスを選んだかのかは、ホームドクターが強くススメるからです。
しかし結構なお値段です。動物病院で購入すると1本1,600円近くします。それが毎月で、うちのように多頭飼いとなると、かなり痛い出費になります。
そんな時、ホームセンターで3本で1,200円程度のノミ・ダニの駆虫剤を見つけました。同じ駆虫剤なので、ペットラインプラスと効能もそれ程変わらないだろうと思って購入。
そんな折、愛犬が動物病院に入院することになり、ホームドクターから「ノミ・ダニの駆除はどうしてますか?」と聞かれました。
「ホームセンターで買ったものを使っています」と正直に告白すると、「ホームセンターで売っているものは確かにお値段は手頃ですが、医薬部外品ですので効果もそれなり、殆どの製品はシャンプーをすると効果がなくなってしまいます」と言われました。
そう言えばペットラインプラスをホームセンターなどで見かけたことはありません。フロントラインプラスは動物用医薬品ですので、動物病院でしか取り扱いが出来ないのです。
一部、認可を受けた楽天の通販ショップなどからも購入は可能です。そちらでは動物病院で購入するよりも若干お値段がお安くなっているようです。
ノミ・ダニについて正しく知ろう
最近、ニュースを騒がせている『殺人ダニ=マダニ』。
日本全体では53人が感染し、その内、23人の方が亡くなっているとも言われています。マダニの生息地は主に山林と言われているので、「我が子は大丈夫」と安心している飼い主も多いと思います。
しかし〈まさかの出来事〉が起こるのが世の常。〈予防に勝る治療なし〉とも言いますし、これを機にノミ・ダニの駆虫を考えてみませんか。
ノミには、ヒトノミ、イヌノミ、ネコノミなど、2400種類もいると言われています。一般的には猫にはネコノミ、犬にはイヌノミがそれぞれ寄生していますが、ノミの宿主特異性は低いため、ネコノミが犬、イヌノミが猫に寄生することもあります。
とくに最近では、 犬にも猫にもネコノミが多く寄生していると言われています。 勿論、人間も注意が必要です。
春から夏にかけて、今この時期に最もノミは繁殖すると思われがちですが、気温が13度以上であれば、季節に関係なく卵から成虫までのノミのライフサイクルが繰りかえされます。
ノミに刺されると、人間も発疹やかゆみなどに悩まされますが、ペットたちも激しいかゆみによる精神的ストレスを受け、重大な病気を引き起こす原因にもなります。
一方、ダニも2万種類はいるといわれています。その中でも愛犬に注意が必要なものは、マダニ、ニキビダニ、ヒゼンダニです。
マダニの恐ろしさは先程もお話しましたが、ニキビダニは毛根を包んでいる〈毛包〉に潜んでいるダニで、ヒゼンダニは強いかゆみを引き起こすダニです。ヒゼンダニの一種であるミミヒゼンダニが、通称耳ダニと呼ばれるもので、いちばん聞き覚えがあるのではないでしょうか。
このようにノミもダニも私たちの生活に中に密接に関わっています。なので、愛犬が病気になったらどんな〈治療〉を受けるかを考えるより、どのように〈予防〉していくかを考えた方が懸命な選択だと思われます。
ノミ・ダニの駆除で気をつけなければならないことは、見つけても決して潰さないことです。メスの成虫は体内に卵を持っているので、潰すと卵が飛び散る恐れがあります。
また、卵やサナギが落ちている可能性もあるので、部屋は隅々まで念入りに掃除した方が良いでしょう。
ペットのノミ・ダニの駆虫剤として、ここで強くおススメしたいのが、『フロントラインプラス』です。
商品情報
ペットに寄生した成ノミやマダニを速やかに駆除。加えて、2つ目の有効成分(S)-メトプレンがノミの卵の孵化・発育まで阻止するダブルの効果で、寄生中のノミだけでなく、その繁殖・再寄生を予防します。
フロントラインプラスについてのまとめ
通販ショップでお安く購入出来ると言いましたが、それでもはじめて使用される場合には獣医師に相談された方が良いと思われます。
各々年齢も健康状態も違いますので、もしかしたらフロントラインプラスはダメと言うペットもいるかもしれません。
正しく安全に投与して、愛犬をノミ・ダニから守るのは、私たち飼い主の大きな課題だと思います。
ユーザーのコメント
30代 女性 もなか
20代 女性 つばめ
40代 女性 心衣
40代 女性 グーグルぽち
小さな犬だから外に出さなくてもいいなどと言って売るペットショップも酷いですが、どんな
犬でもノミ、ダニの予防は必要ですよね。
そして一度発生すると駆除することが大変ですので、予防をしっかりしておくことに越したことはありません。
フロントラインプロスは、フロントラインスポットオンに昆虫成長抑制剤のS-メトプレンという成分が追加されたことにより成長のサイクルを止めることに役立つので、スポットオンより更に効果が期待できそうです。
初めての薬を使用する際に副作用の危険を考えるのは当然のことだと思います。少しでも不安なことは獣医さんと相談して、飼い主さんも納得したうえで使用することが大事ですね。愛犬を守るのは飼い主さんの役目ですから。
フロントラインプラスでも購入するところによって、かなりお値段に差があります。
ネット通販や個人販売で買う場合には、送料も含めて計算してみてください。
また消費期限がハッキリしているのでしたら、まとめ買いもおすすめです。
40代 女性 SUSU
フロントラインはノミマダニ駆除薬としては有名な薬ですね。記事にもあるように、フィプロニルという殺虫成分が首筋の皮脂腺に一旦集まり、その後、体全体に成分が廻るようになっています。ゴキブリの殺虫剤の成分ということからも分かるように、非常に強い薬です。
乳幼児のいるご家庭では特に注意が必要で、フロントライン滴下後、毛が乾くまでは薬で濡れた毛に触れたり、口に入れないよう明記されています。
その成分が愛犬の体全体をまわり、殺虫剤成分入りの血液をノミやダニが吸うことによって、神経が麻痺し死に至ります。
家の中もエアコンで年中20度以上を保つようになった現在では、真冬でも家の中であればノミやダニの生存が可能と言われています。通年、フロントラインを与えるよう推奨している獣医さんも少なくありません。
ただ、我が家ではどうしてもこの薬を長い間使い続けることに躊躇してしまっています。
肝臓は、物質を代謝し解毒と胆汁生成を行う臓器です。
食品添加物や薬、細菌などを分解し解毒する働きをしていますが、このような強い殺虫剤入りの薬を1年中、分解し続けることによって受ける肝臓のダメージをどうしても考えてしまうのです。
ノミやダニに寄生されることによって受けるダメージも深刻なものがあります。ノミアレルギーにならないためにも予防策はとる必要があるとは思います。
我が家では、駆除薬は梅雨時期から真夏の本当に危険な季節のみに限定し、普段は天然成分の防虫スプレーをお散歩前に使用するようにしています。
なお、滴下タイプのフロントラインは皮脂腺から体内に染み渡る感覚が苦手なワンコも多いようです。愛犬もこのタイプで、スポットを見せるとテーブルの下に隠れてしまいます。脱毛やただれが起きる場合もあります。
このようなワンコには、チュアブルタイプの飲み薬、ネクスガードがお薦めです。効果は同じです。もし服用後、嘔吐するようであれば、半分ずつ2回に分けて与えてみてください。
フロントライン嫌いな我が家の愛犬は、このネクスガードを与えています。
フロントラインと同様に、動物病院で入手可能で、フィラリア予防と兼ねているタイプもあります。
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フロントラインが苦手で逃げ回るワンコを捕まえて、、、といった苦労をされている飼い主さんにはネクスガードがお薦めです。
30代 女性 ハッピー
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