フィラリアとは、どんな病気か知ろう
フィラリアの予防薬には、どんな効果があるのかを、まとめてみました。
フィラリアがどんな病気なのかをしっかりと知っておくことは、愛犬家にとって、とても大切なことです。
フィラリアは、犬にとって恐ろしい病気なんです。
しっかりと、飼い主が理解をしておきましょうね。
まずはフィラリアについて学びましょう
Q:フィラリアとは、何ですか?
A:寄生虫です。
Q:フィラリアの名前の別名は?
A:”犬糸状虫”といわれています。
Q:”犬糸状虫”といわれている理由は?
A:そうめんのような形をしているため、糸状虫とよばれています。
Q:どんな寄生虫?
A:フィラリアは内部寄生虫に分類される寄生虫です。
Q:フィラリアの大きさはどれくらい?
A:10㎝から30㎝くらいの大きさです。
Q:フィラリアの寄生する場所は?
A:心臓に寄生します。
Q:フィラリアの感染経路は?
A:フィラリアは、蚊によって媒介される病気です。
Q:フィラリアは別の犬に感染するの?
A:犬から犬への直接感染はありません。
Q:フィラリアの予防方法は?
A:フィラリアの予防薬をのませましょう。(5月から12月まで)
フィラリアの原因や症状について
フィラリアの原因
フィラリアに感染している犬の血を吸った蚊に刺されてしまうと、幼虫が犬の体内にはいって感染してしまいます。
フィラリア幼虫は、犬の心臓や肺動脈の血管内に寄生していって、大きく成長し、成虫になります。
フィラリアは、血液中の栄養分をすって、大きく育っていきます。
予防薬で、予防することができます。
フィラリアの症状
感染してすぐは、無症状です。
次第に、
- 元気がなくなる
- 咳をする
- 運動ができなくなる
- 失神する
- 貧血になる
- 血尿がでる
- 腹水の症状がでる
- 脱水症状になる
- 吐血をする(この状態の時は、急死の可能性が高くなる)
このような症状がでると、もう手遅れなので、必ず予防薬を飲ませましょう。
フィラリアの診断方法について
フィラリアの成虫は”心臓”や”肺動脈”に寄生しているため、直接的にみつけることはできないので、血液検査で、血液中の”ミクロフィラリア”や、成虫が排泄する”タンパク抗原”を確認して診断されます。
陽性になったら、寄生部分のレントゲンや心電図、超音波検査にて、診断を進めていきます。
発症してすぐには、症状が出ないだけあって、症状がでたら重症になっている可能性が高いので、必ず予防薬は、飲ませてください。
フィラリアの治療方法について
発症した犬の年齢やフィラリア寄生状態で、治療方法は違いますが、発症した犬に体力があるようであれば、フィラリアの駆除薬を投薬していきます。
ですがフィラリア成虫を駆除する薬を投与すると、その死骸が血管内に詰まってしまうと、大変なことになることもあります。
なので、だいたいフィラリアの摘出手術が行われます。
老犬や、体力のない犬のフィラリア感染については、手術は難しいので、対処療法になります。
この場合は、よくなる可能性は低いでしょう。
予防薬の必要性がわかってきますよね。
フィラリアの予防薬の必要性について
フィラリアの予防薬を飲む前に必ずすることは、”血液検査”です。
血液検査で、今現在フィラリアに感染していないことを確認することが必要です。
フィラリアの予防薬は、フィラリアに感染している場合は、大きな薬効はありません。
ですが、ミクロフィラリア(フィラリアの幼虫)がいた場合は、フィラリア予防薬で、死滅することもあるそうです。フィラリア成虫に対しては全く効果がないわけではなく寿命が短くなるといわれています。
フィラリアの予防薬の投与は、薬事法で、”獣医師の指示なしに処方をすることはできない薬”となっているので、一年一年必ず、獣医師の指示で処方してもらいましょう。
去年のあまりがあるからといって、去年のあまりのフィラリア予防薬は絶対に飲ませないでください。
状態によっては、ショック症状を起こすことがあります。
フィラリアの予防薬の種類について
フィラリアの予防薬の種類
- 錠剤・・・・・白い小さな予防薬になります。
- 注射・・・・・1回の注射で、半年間~1年効果が有効になります。
- チュアブル・・・ジャーキーのようなおやつタイプの予防薬です。
- スポットタイプ・・・皮膚につけるタイプの予防薬です。
フィラリアの予防薬の投与基準、投与期間
犬の体重によって、予防薬の量が変わってきます。
フィラリアの予防薬の種類それぞれの利点、弱点、飲ませ方
なので、食事に混ぜて食べさせたり、それでも無理なようでしたら、さらに小さく砕いて食事等にまぜるとよいでしょう。
1回接種すると、半年または1年は効果が有効となります。
ただ、注射なので、副作用が心配になるので、獣医さんとしっかりと相談して決めいくとよいでしょう。
犬も薬と思わずに食べてくれるので、とっても使いやすいものです。
犬も喜んでたべてくれるでしょう。
お肉タイプなので、アレルギー等、気を付けてくださいね。 ・スポット・・皮膚に塗布するタイプの予防薬です。錠剤がのめない、ジャーキータイプで嘔吐や下痢になったりアレルギー症状が出る場合にもちいます。犬種的にフィラリア症予防薬のイベルメクチンやミルベマイシンなどが投与できないコリー系の犬に投与可能です。
フィラリアの予防薬の投与回数
注射は、半年~1年に1回。注射薬の種類によって変わります。
錠剤やチュアブルは、1か月に1回予防薬を飲ませます。
フィラリアの投与期間は、蚊がでてくる時期になるので、”5月から12月”になります。
暖かい地域(沖縄)は、一年中必要とされることもあるでしょう。
フィラリアの予防薬の効果効能は、約30日前までに感染したフィラリアの幼虫駆除をしていきます。
きちんと、”予防””駆除”すれば、100%の確立で駆除効果がでるそうです。
我が家で使用しているフィラリア予防薬
我が家で使用している、フィラリアの予防薬は、犬糸状虫症予防・消化管内線虫駆除剤の”イベルメックDSP-34”です。
我が家は、犬を飼い始めて最初の時は、知識がなかったので、フィラリア予防薬の錠剤をもらっていました。
案の定、食べてはくれませんでした。
食事にまぜても、ちゃっかりと予防薬だけ残していることも、何回かありました。
その時に、私がやっていたことは、”バナナの中に予防薬をねじ込めて”食べさせていました。
こんなことの繰り返しだったので、翌年からは、”チュアブル”タイプをもらう事にしました。
チュアブルにしたら、愛犬たちは、”おやつ”だと勘違いしているのか、”ちょだーーーーい”っとすごい勢いで請求してきます。
我が家は、3匹の多頭飼いをしていて、3匹共、フィラリア予防薬は、チュアブルです。
毎回喜んで食べてくれるので、本当にうれしいです。
最後に
フィラリアの予防は、”飼い主さん一人一人がきちんとしていけば、フィラリアの感染拡大を防ぐことができます。
愛犬を守る+感染拡大防止につながります。
毎年6か月間、予防薬を飲ませるのが、めんどくさいとか、予防薬のお金がかかるとか、そんなことは、絶対に考えないでくださいね!愛犬は、飼い主がしっかりと守ってあげないといけないのです。
狂犬病予防接種のように、義務化かれてませんが、フィラリアの予防薬も義務化してもいいと思うくらい、大切なことです。
症状がでるころは、病状も悪化していっているので、完治させることも難しくなることと思います。
今の時期から、フィラリア予防の時期に入っていますので、わすれている飼い主さんは早急に、獣医師さんから、フィラリア予防薬を処方してもらってくださいね!
大切な家族の一員でもある、愛犬は飼い主がしっかりと管理して、毎日楽しく幸せに暮らしていってくださいね!たくさん、いい思い出を作っていきましょうね!