寄生虫ってどこからやってくるのでしょうか?
答えは「どこからでも」です。
いつもの散歩コース、公園、ドッグラン、あるいは飼い主さんの手に、あらゆる所に寄生虫が居る可能性はあります。
大切な愛犬のために私たち飼い主ができることについて考えてみました。
私たちができる事
1,衛生管理
寄生虫のうち内部寄生虫は口から入ってくるもの(経口感染)が多いです。
たとえば他の動物の排泄物を嗅いだときに口に入ってしまったり、複数の子で食器を使い回したり、また、食糞してしまう子は自分の排泄物から再感染を起こしたりもします。
気になるニオイを嗅いだり舐めたりするのは犬の本能なので、お散歩中やお出かけの時は飼い主さんでしっかり見張る必要があります。
食器はその子専用の物を用意し、その都度キレイに洗いましょう。また、愛犬の排泄物をすぐに片付ける事も大切ですね。
あと、外出先で動物と触れ合った後は、飼い主さん自身が手をよく洗うなどの気遣いも重要です。
2,予防薬
外部寄生虫であるダニやノミにはかなり有効な薬が出ています。市販薬やダニよけの首輪などもありますが、これらの効果については疑問が残る物も。
やはり動物病院できちんとした薬を処方してもらうのが一番。
また、犬の寄生虫予防としてよく知られている物にフィラリアのワクチンがあります。
これには、毎月与える物や、年に一度注射すれば良い物などいくつか種類があるので、かかりつけの獣医師と相談して決めると良さそうですね、
3,定期検診
寄生虫対策において、これに勝る物はありません。どう頑張ってもどこからか入ってくる可能性があるのが寄生虫なのです。
ダニやノミは小さくても目に見えますが、犬の体内にいる物に気づくのは難しいことですよね。だからこそ、定期的に検便や血液検査で犬に感染がないかチェックしてあげる必要があります。
いつもの健康診断にプラスしてみてはいかがでしょうか。目に見えないサイズの寄生虫もいますし、検査を逃れてしまう場合もありますので定期検診したうえで、定期駆虫を行うことをお勧めします。
まとめ
さて、簡単になりましたが、これらはどなたでも実行する事ができる方法でもあります。
大切な愛犬のことは一番近くにいる飼い主さんの手で守ってあげて下さい。
ただでさえ気持ちの良い物では無いのに、ダニは病気を運んでくることもありますし、中には命に関わることも。
また、それら寄生虫の中にはヒトにも感染するものがいることも忘れてはいけません。
皆様、寄生虫対策はしていましたか?