日常に潜む危険「ダニ」から犬を守る4つの対策

日常に潜む危険「ダニ」から犬を守る4つの対策

「ダニなんてうちには関係ない」「実際にダニって見たことないかも」「毎月薬で予防してるし」「ただ痒くなるだけでしょ?」多くの人がこう思っていませんか?しかしダニは意外と身近に潜んでいる、怖くてしぶとい生き物なのです…。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

ダニってどんな生き物?

ダニのイラスト

名前は知っているけどそもそもダニの形ってどんなだっけ?刺すの?噛むの?大きさはどのくらい?

ダニは頻繁に見るものではないので生態を知らない人も多いかと思います。まずはダニに対する疑問をここで解決しましょう。

ダニの種類

  • ヒョウヒダニ
  • コナダニ
  • ツメダニ
  • イエダニ
  • マダニ

マダニは屋外に、それ以外のダニは屋内に生息します。

ダニの大きさ

マダニは3ミリ〜10ミリと肉眼で確認することができます。それ以外のダニは0.3ミリ〜1ミリほどです。

ダニは口で刺して吸血する

ヒョウヒダニ以外は人間や犬の皮膚を刺して吸血します。

犬をマダニから守る対策

アップの犬

ダニの中でも特に犬が被害に遭いやすいのはマダニです。マダニは草むらなどに生息しています。吸血する際、口を皮膚に埋め込みセメントのような液体を出すため簡単にはとれません。また

  • ライム病(発熱、食欲不振、全身の痙攣)
  • エールリヒア症(鼻汁、流涙、元気消失、食欲不振)
  • バベシア症(40℃以上の高熱、血尿、重度の貧血)
  • 重症熱性血小板減少症候群<SFTS>(発熱、嘔吐、意識障害や神経障害、出血症状伴う場合もある)

などの感染症を引き起こす場合もあります。
このような重大な症状が出なくても、赤く腫れ非常に痒くなることもあるため油断はできません。では、どんなことに気をつければ良いのか、4つの対策をご紹介します。

1.散歩途中の草木の茂みには近づかない

散歩でこのような場所に近づかないのは大変難しいと思います。充実した散歩には草木の匂いを嗅ぐことも必要ですよね。そのことを踏まえると特に生い茂ってる場所、草木が体に接触しそうな場所などを避けることでマダニのつくリスクは減ると思います。

2.散歩時のウェア(洋服)着用

背中やお腹などにマダニは乗っかってきます。ウェア(洋服)を着れば万が一マダニがついても皮膚まで到達することはできません。※散歩から帰ったらすぐウェア(洋服)を脱がしマダニがついていないかチェックしましょう

3.散歩後のケア

散歩から帰ったら足洗い(拭き)、ブラッシング、体拭きを必ず行いましょう。

ブラッシングは適度な力でゆっくり、毛をかき分けて行います。体拭きは濡らして絞った大きめのタオルで行います。この時毛の流れに逆らって拭くことも忘れずに。最後に体全体を手で触って見てください。ボコッとしていたら血を吸って大きくなったマダニがついているかもしれません。私も愛犬の体を触った時「あれ こんなところにイボ…?」と思い見て見たらマダニがいたという経験があります。顔もつきやすい場所なので、しっかり確認しましょう。

4.毎月の予防薬は必須アイテム

背中に薬を垂らすタイプや最近では飲むタイプも出ています。背中に垂らすタイプはシャンプーをしてはいけない期間があったり、1ヶ月経つ前に足先の予防成分が薄くなってしまうことがあります。一方で飲むタイプは体全体をムラなく予防できシャンプーのする時期も考えなくて良いというメリットがあります。

※予防薬は愛犬についたマダニを駆除するものです。マダニを寄せ付けないということではありません。予防薬を使用していてもマダニがつくことは十分ありますのでご注意ください。

犬にマダニが!どうすれば良い?

犬についたダニ

犬にマダニがついている時には、病院に行くことが一番です。無理に取ろうとするとマダニの口が愛犬の皮膚に残ったり、マダニの体が潰れて卵が出たりというリスクもあります。酢やアルコールでマダニをとる方法もありますが私が試した時はうまくいきませんでした。

予防薬を使用している時は48時間以内に駆除してくれます。時間が経ってもまだダニが生きていたりダニはとれても炎症をおこしていたら病院に行きましょう。

私の愛犬はマダニによる炎症で病院に行った際、注射と抗生物質とかゆみ止め(計3500円ほど)を処方してもらいました。参考にしてください。

まとめ

眠る犬

ダニに無知だった私は散歩で愛犬にマダニがついてしまった際、

「予防薬を毎月使用していたのにナゼ…!?」
「ピンセットで取ってしまって良いのか」

など分からないことだらけでした。この時初めてマダニというものについて調べ、飼い主としてもっと早く知るべきだったと思いました。皆さんも大切な愛犬をどうマダニから守るか、この記事を参考に考えていただければ光栄です。

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