やわらかくて栄養満点!春野菜
1.キャベツ
春野菜の代表格といえば、春キャベツですよね。キャベツは薬草や健康食として使用されてきた歴史を持つ優秀な食材で、ビタミンCやビタミンUを豊富に含んでいます。特に、芯の食感を好むわんこも多いと思いますが、芯はビタミンCが最も多く含まれる部位なので、うってつけです。春キャベツは柔らかいので、わんこには生のままでOKです。
整腸作用がありますが、それゆえに与えすぎは下痢のもとです。また、甲状腺に疾患のあるわんこの場合には摂取に注意が必要なので、獣医師の指示をあおいでください。
2.じゃがいも(芽を取り除き茹でる)
春といえば新じゃがいもを思い浮かべる方も多いのでは?じゃがいもは白米の約3倍のビタミンB1を含みながら、カロリーはその半分というダイエット中のわんこにも嬉しい食材です。特に新じゃがいもは皮つきでもわんこに与えることができるので、栄養を余すことなく摂取できますよ。ただし、わんこには芽の部分を取り除き、茹でてから与えてくださいね。
3.菜の花(軽くゆがく)
こちらも春野菜の代表格の菜の花は、ビタミンA・C・Eを一度に摂取することのできる食材です。高酸化作用が期待できるのと同時に、身体の抵抗力を高めてくれます。わんこに与える際には、軽くゆがいてあげると食べやすいでしょう。また、キャベツと同様に甲状腺に疾患のあるわんこの場合には摂取に注意が必要です。
4.アスパラガス(皮は取り除く)
その名もアスパラギン酸という栄養素を多く含み、疲労回復や滋養強壮の効果があります。高酸化作用もあるので、わんこの老化防止にも効果が期待できます。
ただし、皮の部分は繊維が硬くて飲み込みづらく消化もしにくいので、わんこに与える際には取り除いてあげてくださいね。また、鮮度が落ちるのが速い食材でもあるので、新鮮なうちに食べることを心がけましょう。
5.そらまめ(皮を取り除き茹でて潰す)
そらまめはタンパク質、炭水化物、ビタミン類の他、ミネラルも豊富に含んでいるため、皮膚の健康状態を良くしたり、疲労回復に効果が期待できます。ただし、皮付きでまるまる与えてしまうと、消化できずにそのまま排出されてしまうので、わんこに与える際には茹でて中身を潰した状態であげてくださいね。
実は旬だって知ってましたか?春のフルーツ
6.イチゴ(ヘタを取り除く)
冬に店頭に並ぶイメージが強いイチゴも、実は露地ものの旬は春なんです。イチゴはレモンを上回るほどビタミンCを豊富に含む食材で、わんこにとっても抗酸化作用や免疫力向上などの効果が期待できます。わんこに与える際には、ヘタを取り除いてあげましょう。
7.キウイフルーツ(皮と種子を取り除く)
キウイは産地によって旬の季節が違いますが、店頭で多く見かけるニュージーランド産の輸入ものは、春が旬となります。キウイフルーツもビタミンCを豊富に含んでいるのはもちろんのこと、タンパク質分解酵素が消化を手助けしてくれるので、わんこにお肉を与えるときに一緒に与えるのも良いでしょう。茶色い皮の部分は取り除き、できれば中心の種子の部分も取り除いてあげるとベストです。ただし、与えすぎは下痢のもとなので注意しましょう。
春だけど…この食材には要注意!
たまねぎ
ネギ類がわんこにNGなことは多くの方がご存知だと思いますが、春野菜の代表格ともいえる新たまねぎといえど、それは同じです。たまねぎを始めとするネギ類は、赤血球を破壊してしまい、大量に摂取すると下痢・嘔吐・血尿等の症状を引き起こし、最悪は死に至ります。また、見落としがちですが、たまねぎの煮汁にも同様の成分が含まれてしまうため、たまねぎと一緒に煮込んだ他の食材を与えるのも避けるべきです。
まとめ
多くの食材が季節を問わずに手に入れることができる現代社会ですが、旬の食材は栄養価も満点でお財布にも優しいのが魅力です。
アレルギーを持っている場合もありますので、最初は少しずつあげるようにしましょう。
大切な愛犬と、食事を通して四季を楽しんでみてはいかがでしょうか?