元気の出るわんちゃんごはんを考えてみました♪
今回のわんちゃんごはんのレシピは、お鍋ひとつで簡単に作れて元気が出るごはんです。
先日お友達わんこが病院から帰ってきました。ママさんは「うちの子に、元気になってほしい。どんなものを食べさせたらいいのかなあ」と話されていました。こんな時は、そのわんちゃんの大好きなものを「美味しい!」と思って食べてもらうのがいちばんだと思います。
私だったら自分の子にこんなものを食べさせたいなと思って、実際に作ってみた『鶏肉ときのこを使ったスープ』のレシピをご紹介致します。
それでは作ってみましょう!
材料(作りやすい分量)
食材 | 分量 |
---|---|
鶏胸肉 | 1枚(約300g) |
季節の野菜 | 適量(じゃが芋、大根、かぶ、里芋、人参など) |
乾燥黒きくらげ | 4g |
椎茸パウダー又は煮干し粉 | 小さじ2杯 |
卵 | 2個 |
木綿豆腐 | 50g |
クコの実 | あれば少々 |
体重8.5㎏のわんちゃんで、約3食分です。その日の運動量、食事内容、お腹の調子に合わせて、食べさせる量は加減して下さい。また、アレルギーのある食材は与えないように充分ご注意下さい。
作り方
1、乾燥黒きくらげは水に30分ほど浸し、柔らかく戻しておきます。
2、鍋に水適量、椎茸パウダー、小さめに切った野菜、「1」の黒きくらげをみじん切りにしたものを入れて火にかけ、沸騰したら、鶏肉を入れて弱火でじっくり煮込みます。
3、鶏肉に火が通ったら、といた卵を流し入れ、最後に豆腐とクコの実を入れて出来上がり。そのまま鍋ごと人肌まで冷まし、鶏肉を食べやすい大きさにほぐします。
『元気快復!鶏肉ときのこのホッとスープ』
このレシピのポイント
食材の持つパワーを身体に取り入れよう!
鶏肉
鶏肉は良質のたんぱく源です。身体にエネルギーを補給し、気力体力を高める効果があります。また、病後の回復期に良い食材でもあり、消化機能を高める働きもあるのでお勧めです。
卵
消化が良く、こちらもわんこにとって良質のたんぱく源です。
また、気持ちを落ち着け、心と身体両面に働きかけ、元気にしてくれる効果も期待できます。卵の黄身は血を補う効果もあります。
監修栄養管理士による補足
卵にはビタミンC以外の全ての栄養素が含まれています。
病中病後はもちろん、普段から取り入れたい食材ですね。
黒きくらげ
血行促進して、傷を治す働きがあります。また、胃腸を丈夫にする効果も期待出来ます。
黒きくらげに含まれる豊富な鉄分は、身体の巡りを改善する効果も期待出来ます。
監修栄養管理士による補足
黒きくらげにはがん抑制作用や、血液の浄化作用があるという報告があります。
また、きのこ類の中でカルシウムが一番多く含まれています。
椎茸パウダー
椎茸パウダーに含まれる、βグルカンは免疫を高める効果があります。
また、胃腸の働きを高め、加齢による胃腸機能の低下を防いで、元気をつける事が出来ます。パウダー状なので、消化吸収がとても良いです。
豆腐
豆腐に含まれる成分は、身体を潤す効果が期待出来ます。また、胃腸を保護して、気の巡りを良くします。
レシピのアレンジ・アドバイス
- 鶏肉はモモ肉やササミでも美味しく作れます。
- 黒きくらげが無い場合、みじん切りにした舞茸などでも美味しいスープになります。
- 盛り付ける野菜の量はお好みで。鶏肉と同量か少し少なめ程度が目安です。
- 人間も一緒に、美味しく食べられます。塩や醤油で味付けして下さい。
まとめ ~手作りごはんに気持ちを込めて~
このスープを作っていてあまりにも良い香りだったので、私はそのまま味付けせずにひとくちいただいてみました。滋味深くていつまでも食べていたい、そんなお味のスープでした。梅干しをちぎったものを入れて食べましたが、少し疲れていた身体にじわじわと沁みわたるようでした。
わんちゃんが元気になるようにと願って作るごはんは、その子が大好きなもので「美味しいなあ!」と感じてもらえるものがいちばんだと思います。愛情を込めて作られたものならきっと想いが伝わるはず。
お家にある食材でも、こんな簡単なスープでも、心のこもった手作りごはんは、わんちゃんにとってこれ以上ないごちそうごはんです。それぞれの食材の持っているパワーを活かしたごはんを食べさせてあげられるのは、手作りならではですよね。美味しく食べて、心も身体も元気になりますように!
監修栄養管理士による補足
封を切って器に盛るだけではなく、喜ぶわんちゃんの顔を思いながら、愛情を込めてごはんを作るお母さんの気持ちは、きっとわんちゃんに伝わっていますね。