犬を幸せにできる飼い主の共通点とは?
愛犬に日々幸せを感じてもらいたい、幸せに過ごして欲しいという願いは、飼い主であれば誰もが抱く感情です。愛犬に幸せになってもらうためにも、まずは飼い主側がそのことについて考える必要があります。では、犬を幸せにできる飼い主に共通している特徴とは何でしょう。
しつけ時にメリハリをつける
犬を家族に迎えるに当たって、飼い主が行わなければいけない義務が発生します。お世話は当たり前ですが、正しいしつけをすることも飼い主の義務の1つだと考えられています。
しつけをする時は高い声で甘やかしながら行うのではなく、遊ぶときは思いっきり遊び、しつけをするときはしっかり叱るということを徹底することで、犬は飼い主を信頼できる人間として認識するようになります。
信頼できる飼い主がいれば、犬も安心して過ごすことができ、幸せを感じるようになるのです。
常に落ち着いて行動する
信頼できる人間だとして認識してもらい、安心して毎日を過ごしてもらうということは犬の幸せに大きく影響しています。この人は信頼できると思ってもらうために、愛犬の前では常に落ち着いて行動することが求められます。
これは人間に置き換えても言えることですが、感情的になりやすかったり、あるいはすぐに狼狽えるようでは、不安になりますよね。犬にも同様の事が言えます。
失敗をしてしまったからと言って感情的になり怒鳴ってしまったり、何か起きたときにパニックを起こしてしまうと、飼い主を好きではあるものの頼りにはならないという認識を持ってしまいます。幸せに過ごしてもらうためには、しっかり頼られ信頼してもらうことが重要です。
適度な距離感を保つことができる
犬は飼い主が大好きであるというイメージから、常に一緒に居て構ってあげる飼い主が犬を幸せにできると思われがちです。しかし、実はそうではありません。適度な距離感を保つことができることこそ、犬を幸せにできる飼い主に共通する点です。
あまり構い過ぎてしまうと分離不安症になりやすくなり、飼い主が見えないと不安に陥ってしまう犬がいます。これでは幸せとはほど遠いですよね。また犬にも1人でゆっくりしたいと思うときはあります。放っておいて欲しいときに無理矢理構われると、どうしてもストレスが溜まってしまうものです。
これらを踏まえて考えると、やはり愛犬の様子を見ながら良いタイミングで構うようにしたり、在宅中も常に一緒に居るのではなく、程よい距離感を保ちつつ過ごしてあげる事で分離不安症やストレスを予防することが可能です。
犬の習性を理解しようと努力する
犬を幸せにできる飼い主さんが持つ共通点に犬を理解するという特徴があります。どういうことかと言いますと、犬が持つ習性を理解しようと学ぶ努力をするということです。
犬は人間の言葉が話せないため、仕草や行動から心理を読み解く必要があります。これをしっかり理解しようと努力することで、普段から愛犬の心理を汲み取り行動することができるようになります。すると犬にとって快適な生活環境を作ることができるようになるため、愛犬の幸せに大きく繋がるのです。
また、愛犬の様子を細かく観察している飼い主さんも幸せにしてあげる事ができると言えるでしょう。愛犬をしっかり観察しているということは、それだけ愛犬のことを理解できるようになりますし、病気などの異変にも気付きやすいです。
それぞれの家庭にそれぞれの幸せの形
今回は犬を幸せにできる飼い主が持つ共通点を4つご紹介しましたが、これはあくまでも共通点に過ぎません。愛犬にとってどのような生活が幸せなのか、何をしてあげることで喜んでくれるのかを最大限に考えてあげる事が大切です。
犬には当たり前ですがそれぞれ個性があります。性格も1頭1頭まったく違います。とにかく飼い主さん大好き、という子もいれば、自分をしっかり持ちつつ優しい性格をしている子もいます。したがって、人間と同じように犬自身の感じ方も異なるでしょう。
そのため、犬を幸せにするためにはこれが正解、というものはありません。愛犬がどのような性格で、どのような事・物が好きなのかなど、飼い主だからこそわかることもあるでしょう。ぜひ愛犬に合った幸せの形を考え、「こうすれば喜んでくれるだろう」と思ったことを実践してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は犬を幸せにできる人の共通点をいくつかご紹介しましたが、最後にもお話ししたとおり、あくまで共通点です。この共通点に当てはまらなくとも、愛犬が幸せになる方法はいくらでもあります。ぜひ愛犬に幸せに過ごしてもらうために、愛犬について理解を深めることから始めましょう。