こんなトコに!?漢字の中に「犬」を発見しました!
私たちが犬と生活を共にし始めたのは、遥か昔、縄文時代ともいわれています。それだけ長く寄り添って生きてきた人間と犬は、自然と暮らしに影響を与え合っているのです。
実は、何気なく使っている漢字の中にも「犬」が存在していると知っていますか?勉強嫌いの君も、犬が使われている漢字の意味と由来を知れば、きっと漢字に興味を持ってくれるはず!
1.伏
【読み方】
フク、ブク、ふ(せる)、ふ(す)
【意味】
1.ふす。ふせる。
2.うつむく。うつぶせになる。
3.かくれる。身を隠す。待ちぶせする。
4.したがう。ひれふす。服従する。
【由来】
犬が人につき従い、服従する姿から。また、犬が地面に腹をつける様。
「伏せ!」という意味そのまま、伏せている犬を象った漢字だと分かりました。なるほど~。
2.獄
【読み方】
ゴク、ギョク、ひとや
【意味】
1. 囚人を収容しておく所。ろうや。牢獄。
2. 裁判、または、判決。裁き。
【由来】
"けものへん"は元来"犬"を表す。そのため、2匹の犬が向き合って罪人を番しているところを表す。
2匹の犬が番犬として働いてくれていたのでしょう。昔から、犬が人のために働いてくれていたことがよく分かる漢字ですね。
3.状
【読み方】
ジョウ、ソウ
【意味】
1.すがた。かたち。外面に見える様子。ありさま。
2.形や性質を表す語。
3.事のなりゆき。実情。様子。
4.書付。手紙。
【由来】
犬の様々な動作から。
犬はいろいろな動きをします。芸もたくさんできますものね。その様を表した漢字です。
4.然
【読み方】
ゼン、ネン、しかり、しかし
【意味】
1.そのとおり。そのまま。
2.形容の語をつくる助字。
3.接続を表す助詞。
【由来】
文字の下部は火、上部は犬の肉を意味する。火を燃やして犬の肉を焼く意味。
怖~い!しかし、昔は犬を生け贄にする習慣があったようです・・・。
5.吠
【読み方】
ハイ、バイ、ほ(える)
【意味】
ほえる。犬が鳴く。犬が声を出す。
【由来】
由来は不明。
口に犬で、吠える。漢字そのままですね。
6.臭
【読み方】
シュウ、シウ、くさ(い)、にお(う)、にお(い)
【意味】
1.におい。特に、いやなにおい。くさい。
2.それらしい感じ。
3.臭素のこと。
【由来】
犬は鼻が利くことから。
元々は「自+犬」だったのが犬の点がなくなったようです。鼻が利く犬を表しているのですね。
7.黙
【読み方】
ボク、モク、だま(る)
【意味】
ものを言わない。声を出さない。もだす。だまる。
【由来】
犬が黙って人に付いてくる様から。
犬は黙って付いてくる・・・そんなこと、ありませんよね(笑)
まとめ
犬が使われている漢字を7つ、ご紹介しました。いかがでしたか?
今まで気にも留めずに使っていた漢字が、犬に関係しているなんて、何だか嬉しいですよね。中には怖い由来の漢字もありましたが、それも知るべき歴史なのかなと思います。
犬が使われている漢字を知ることで、勉強もちょっぴり楽しくなればいいな♪