【獣医が教える】外出先での犬の無駄吠えをやめさせる方法!

【獣医が教える】外出先での犬の無駄吠えをやめさせる方法!

犬が外出先で無駄吠えをしたときにやめさせる方法は簡単です。飼い主さんがしっかりと抱いて胸に密着させ、吠えてる対象を向かないようにすればいいんです。

お気に入り登録

吠える

動物病院の待合室や、ペット入店可のホームセンターなどで、他のワンちゃんや人を見て、思わず吠えてしまうワンちゃんをたびたび見かけます。

そのたびに飼い主様が申し訳なさそうにワンちゃんを抑えようとするのですが、なかなか吠えるのをやめません。

そんなとき、ちょっとした対処方法でその吠えをやめさせることができます。

基本的にワンちゃんの”吠え”は、本来持っている習性であり病的なものではありません。

とはいえ、人間にとっては場合によっては迷惑となることがあります。

ですので、病気でないにしても対処する必要があるのですが、もともとワンちゃんが持っている習性なので、そう簡単に改善させることはできません。

基本的には時間をかけてトレーニングをする必要があるのです。

ですので、普段から外出先での無駄吠えで困っている方は、まずはきちんとしたトレーニングを受けられることをお勧めします。

とはいえ、トレーニングには時間がかかりますから、その間はいっさいお出かけできない、というのもあまりいい生活とは言えません。

外出先で吠えたときの対応

視線をそらす

そこで外出先で吠えてしまった場合の対処方法をお伝えします。

ほとんどの場合、ワンちゃんは「人」あるいは「ワンちゃん」など、一つの対象物に向かって吠えています。

そこで、その対象物から視線をそらしてあげるのです。

そうすれば、まず無駄吠えは止まります。

対処方法はこれだけです。

「それだけ?」と思われるかもしれませんが、本当にそれだけなんです。

でも「そんなのいつもやってるけど、全然吠えるのをやめないよ」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

実際に、私の動物病院の待合室でも、無駄吠えを抑えようと、一生懸命視線をそらしている飼い主様はいらっしゃいます。

しかし、これはほとんどの場合でそうなのですが、視線をそらしているのは「飼い主様」だけで、ワンちゃんの視線をそらせていないのです。

これではワンちゃんは吠えやみません。

目線をそらす方法

きちんと”ワンちゃん”の目線をそらしてあげることが大切です。

では、いざ吠え始めたとき、どうやって目線をそらせばいいのでしょう?

抱き上げて密着

抱き上げる

まずは抱き上げることができる大きさのワンちゃんは抱き上げて下さい。

そしてワンちゃんを横抱きのまま、顔をしっかりと手で押さえ、自分の体に密着させます。

そうすれば、ワンちゃんの目線は飼い主様の身体で固定されますから、あとは飼い主様の体を回転させて、ワンちゃんの目線をそらしてあげます。

そらせているかどうか、飼い主様も視線をそらすのではなく、しっかりとワンちゃんを確認しましょう。

大型犬の場合は、飼い主様がしゃがんで、それからワンちゃんの顔を手で押さえて自分の胸に密着させます。

飼い主ごと対象の反対に回転

あとは同じように飼い主様の体ごと回転させて、目線をそらしてあげます。

このようにすれば、ほとんどのワンちゃんで目線をそらすことができますし、吠えるのをやめてしまいます。

もし、ワンちゃんが異常に興奮してしまっている場合は、危険なこともありますので、そのときは無理に抱きかかえたりしないようにしましょう。

”ワンちゃんの視線をそらす”外出先で吠えたりしたときにすぐ実践できますし、思った以上に高価がありますので、ぜひお悩みの飼い主様はトライしてみてください。

はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。