中型犬の定義
小型犬、中型犬、大型犬と大きさによって区別されることは皆さんもご存知だと思いますが、具体的にどのぐらいのサイズから中型犬とされるのでしょうか。
人気の中型犬をご紹介する前に、中型犬の定義についてお伝えします。
体重と体高で分類される
まず大前提として”小型犬、中型犬、大型犬”の分類に分けられるのは成犬になってからで、その際の体重や体高で判断されていきます。比較も兼ねて、体重と体高別の、サイズ分類を見ていきましょう。
体重の場合
- 小型犬:10kg~15kg未満
- 中型犬:20kg前後
- 大型犬:25kg~30kg以上
体高の場合
- 小型犬:50cm以下
- 中型犬:40cm~60cm
- 大型犬:50cm~60cm以上
犬種によって分類される
体重や体高以外にも犬種別に分類されることもあります。
一部の犬種をピックアップしてご紹介します。
小型犬の犬種
- チワワ
- トイプードル
- ミニチュアダックスフンド
- シーズー
- ポメラニアン
- ヨークシャーテリアなど
中型犬の犬種
- 柴犬
- コーギー
- ブルドッグ
- ビーグル
- スピッツなど
大型犬
- ゴールデンレトリバー
- ラブラドールレトリバー
- コリー
- シェパード
- 秋田犬など
人気の中型犬5選!
中型犬の定義がわかったところで、特に人気の高い犬種5種をご紹介したいと思います。
1.ビーグル
ビーグルはスヌーピーのモデルになった犬として有名な犬種です。ハウンドといわれる獣猟犬の中で最も小さい犬種ですが、その歴史は古く、長年に渡り人間と共に生活をしてきたことから社交性があり、コミュニケーションをとるのがとても上手です。
比較的穏やかで素直な性格をしていますが、元猟犬ということもあり、「吠える」ことと「噛む」ことについては、しっかりとしつけをする必要があります。
また、体力がある方なので毎日の運動は欠かせません。おもちゃを使って遊んであげたりと運動不足でストレスを感じさせないようにしましょう。
2.柴犬
最近では日本国内だけでなく海外でも高い人気がある犬種です。日本犬の中で一番小さい犬種ですが、とても利口で飼い主に忠実な性格をしており、初対面の人にはなかなか懐きにくいところもあります。
飼い主と一定の距離を保つので、あまり甘えられるのが好みではない方に向いていると思います。
あまり吠えない犬種ですが、一度教えられたことはちゃんと覚えてくれるので、しつけは子犬のころにしっかりと行っておくと良いでしょう。体力のある犬種なので、毎日の散歩は欠かさずに行いましょう。
3.アメリカンコッカースパニエル
とても人懐っこく陽気で明るい性格をしており、アメリカでは「メリー(陽気な)コッカー」という愛称で呼ばれている愛らしい犬種です。感受性が豊かで一緒に過ごすには最高のパートナーといえます。
しかし、長い時間留守番させると寂しがってしまいストレスを溜めてしまうので、なるべく一緒に生活できる環境を整えてあげましょう。
甘えん坊ですが、学習能力も高いので比較的しつけがしやすく初心者の方にもオススメな犬種といえます。手入れは体毛が長く絡まりやすいので、頻繁にブラッシングやトリミング、シャンプーをして清潔に保ってあげましょう。
4.コーギー
コーギーには「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」と「ウェルシュ・コーギー・カーディガン」の2種類が存在します。ペンブロークは、尻尾が断尾されているのが特徴で、友好的で頭がよく物覚えも良い犬種です。
欠点をあげるとすれば少し落ち着きがなく、興奮しやすい傾向があるので、子犬の頃からのしつけが重要になってきます。カーディガンはペンブロークよりも歴史が古く、キツネのような尻尾を持っているのが特徴で、とても明るく陽気な性格をしています。
どちらも歩いている後ろ姿が愛らしいと人気の高い犬種です。
5.ボーダーコリー
牧羊犬として活躍してきた歴史を持ち、端正な顔立ちが魅力的な犬種です。体毛には3種類ありロングコート、ミディアムコート、スムースコートに分けられます。
とても学習能力が高く、飼い主さんの何気ない日々の行動を記憶するほど賢い犬種です。そのため、曖昧なしつけを行わないように飼う側としてもしっかりとしつけ方法を学んでから飼うことをオススメします。
また、多くの体力を使う牧羊犬だったこともあり、普段の散歩だけでは物足りないことがあります。ドッグランなど広い場所で思う存分運動させてあげてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
中型犬は小型犬よりも体力があり、大型犬よりも室内で飼いやすいことから、ちょうど良いバランスとして人気が高まってきています。
今回ご紹介できなかった犬種の中にもまだまだ人気のものがあるので、自分の生活スタイルや環境に合った犬種を探してみてはいかがでしょうか。