犬と共同生活するのは赤ちゃんにとってメリット?デメリット?
赤ちゃんと犬との共同生活は本当に支障が無いのか心配になる事も多いです。
例えば、特に室内で動物を飼育している場合、「犬の持つ毛や細菌が赤ちゃんにとって悪影響を及ぼすのではないか?」「犬が子供にイタズラして危険な目にあうのでは?」など、と懸念してしまう親御さんも多いかと思います。
しかし、本当に「犬と暮らしている」ことが、危険な事なのでしょうか?実は、細菌では、研結果や犬の習性の理解が進み、赤ちゃんと犬が一緒に暮らす事が、必ずしも悪い事ではない事が分かってきたようです。
犬と暮らす事で免疫を高める事が出来る?!
なんと、最新の研究で犬と共同生活する事で、「免疫を高める事が出来る」という事が分かってきたようです。
1歳になるまでに犬の「エンドトキシン」を取り入れるとアレルギーに強くなる!
犬の持つ「エンドトキシン」という成分を空気中に浮遊させている状態にしておく事が赤ちゃんの免疫力を高めるという事が発表されています。
エンドトキシンとは、犬の糞などに住む細菌や微生物から放出される物質で、「内毒素」と呼ばれる本来であれば人体に悪影響を及ぼす物質です。
一見、赤ちゃんに害があるように思えてしまいますが、幼少期(1歳ごろまで)に「エンドトキシン」を適量体内に取り入れることで、アレルギーに対する免疫をあげる事が出来ると言われています。
ただし、免疫を高める効果が期待出来るからといって、過剰に新生児にエンドトキシンを触れさせる事は良くありません。発熱の原因となります。
実際に多くの研究結果で、「犬と同居している赤ちゃんはアレルギーが発症し難い」という研究結果が発表されています。犬を飼っていない家庭の赤ちゃんよりも、犬を飼っている家庭の赤ちゃんの方が、鼻や呼吸器官の機能が強くなるそうです。
つまり、犬は赤ちゃんにとって害のある動物ではなく、むしろ犬は赤ちゃんにとって「体を丈夫にしてくれる頼りになる友達」のような存在となるのです。
犬を通して豊かな心を養う事が出来る
犬は人間と同じように言葉を話す事が出来ません。その代わりに体全体を使って自分の気持ちを飼い主にアピールします。
犬にとって小さい子供も家族の一員なので、赤ちゃんに対しても体を用いて意思表示を行います。
このように言葉を交わせない犬とのコミュニケーションを重ねていく事によって「命の大切さ」を学んでいき、優しさと思いやりを同時に養う事が可能になります。
言葉を交わせない犬とのコミュニケーションが重要
赤ちゃんが喜ぶ犬とのスキンシップの方法は以下のものが挙げられます。
- お散歩
- お家で共に人形遊び
- かけっこ
犬が赤ちゃんに危害を加える可能性もありますが、飼い主と犬との信頼関係をきちんと構築出来ていれば愛犬は赤ちゃんを傷つける行動は取りません。信頼関係を築く為には、飼い主が愛犬とコミュニケーションを欠かさず行うのと同時に躾を十分にする必要があります。
特に、嫉妬深い性格の愛犬の場合は赤ちゃんのお世話ばかりしているとヤキモチを焼いてしまう可能性が高いです。愛犬とのスキンシップを怠らない事が赤ちゃんと犬の生活を円滑にする為には極めて重要です。
したがって、愛犬の様子を観察しながらスキンシップを取らせるかを判断する事が重要となります。
犬は赤ちゃんを守ろうとする
飼い主が赤ちゃんに近付こうとすると愛犬が吠える事があります。
この行動は嫉妬から起こるものでは無く、赤ちゃんを守ろうとする犬の本能です。
また赤ちゃんを人間から守ろうとするだけでは無く、赤ちゃんが泣いている場合は優しく寄り添う行動も目撃されています。
犬にとって赤ちゃんは「自分よりも弱くて小さい」という認識が備わっているので危険から守ろうとします。
飼い主から危険を回避させようとするのと同様に家族の一員として赤ちゃんは守るべき対象であると愛犬が理解している証拠です。
まとめ
犬が赤ちゃんに害を及ぼす存在ではないか、と不安になる新米パパとママは大勢います。
ですが、犬は歩けず言葉も話せない赤ちゃんを「家族の中で最も守る必要がある存在」と認識するので、赤ちゃんにとっては心強いパートナーとなる事が出来ます。
そして、犬の持つ菌と触れさせる事によって免疫力のアップが期待出来るので体の丈夫な強い子に成長します。
一概に「犬は汚い!」と遠ざけようとするのではなく、共同生活をさせる事が赤ちゃんの身体にとって大切な要素となります。
犬との共同生活は多くのメリットがあるので、無理に愛犬を遠ざけようとするのでは無く、積極的にコミュニケーションを取らせる事が犬と赤ちゃん双方がストレスを感じずに過ごす事が出来るようになります。