1.遠慮なく触ろうとする
可愛い愛犬を目の前にして、撫でくり回したい気持ちはわからなくありません。ですが、あまりに遠慮なく愛犬に触ろうとしていませんか?特に、いきなり上から手を伸ばして頭を撫でようとするのは絶対にNGです。上から手を伸ばされると、わんこは驚いて警戒してしまいます。基本は軽く握った手の甲を鼻先にそっと近づけて匂いを嗅いでもらい、「触っていいですか?」とお伺いを立ててからにしましょう。
また、わんこにも触られて嫌な箇所があります。特に、耳や手足の先、しっぽ等は触られるのを苦手と感じるわんこが多いようです。そういった箇所を無遠慮に触ってしまうと、「嫌なことをするやつ」として認定されてしまいますよ。
2.犬を正面から見つめる
可愛い愛犬のお顔を正面から見つめたい、愛犬と見つめ合って癒されたい。そんなふうに思う人も少なくないのではないでしょうか。実際、愛犬と見つめ合うことで体内にオキシトシンという幸せホルモンが分泌され、癒し効果が生まれることは科学的にも証明されています。
ですが、見つめ合うことで癒し効果が生まれるのは、お互いの信頼関係ができているからこそ。信頼関係ができる前にじーっとわんこの顔を正面から見つめることは、逆に「威嚇されている」と思われて、わんこの戦闘モードスイッチを入れてしまうことになるのです。
3.行動がすばやく予想できない
わんこは子どもが苦手、という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。それは、子どものやんちゃな行動に原因があります。動きがすばやく、また、予想できない動きをとられると、わんこはびっくりして警戒してしまいます。
また、それらの動きに狩猟本能を刺激され、相手を獲物と認識して興奮してしまう場合もあるのです。トラブルの元にもなりかねませんから、注意が必要です。
4.声が大きい・声が低い
わんこは基本的に、大きな音が苦手です。雷や花火といった大きな音にびっくりしてしまうわんこは多いですよね。それと同様に、大きな声や金切り声を出す人にも苦手意識を感じるようです。
また、今ご紹介したように、わんこは金切り声のような高くてキンキンした声は苦手ですが、基本的には低い声よりも高い声を好みます。わんこにとっては、高い声は誉められている声といったポジティブな印象、低い声は叱られている声といったネガティブな印象があります。低い声は、相手を威嚇するときのうなり声のように聞こえているのかもしれません。
5.体が大きい
野生では、自分より身体が大きい相手というのは、警戒すべき対象です。そのため、身体が大きい人が近づいてくると、わんこは本能的に警戒してしまいます。
とはいえ、体格を変えることは無理ですよね。わんこと接するときにはまず目線を低くし、なるべく身体を縮めてあげると、初対面の警戒心を薄くしてくれます。信頼関係さえできてしまえば、逆に、身体が大きいことは頼りがいのリーダーの証と思ってもらえるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?大好きなわんこへの愛が一方通行というのは寂しいものです。もちろん、そもそもの相性の問題という可能性もないとは言い切れませんが、愛犬と両思いになるために見直せる行動の心当たりがあった方は、直してみる価値はありますよ。一度信頼関係を築いてしまえば、愛犬は生涯、無償の愛を注いでくれます。どうぞ愛犬との絆づくりの参考にしてください。