飼っているわんちゃんが急にごはんを食べなくなってしまったら心配しますよね。
食べないからといっていきなり病院に連れて行くのではなくまずはご自身でよく観察してください。
わんちゃんも人間と同じように「食べることへの興味・感心」、つまり食欲には個体差は当然あると思います。
おやつのあげすぎ
わんちゃんがねだるままにごはんやおやつを過剰に与えてはないでしょうか?
そういう行動をしているとわんちゃんは「食べたい時に食べればいい」と思い始め、本来与えていたエサに興味をなくすことがあります。
または可愛いからといって色々与えることによって舌が肥え、自分のエサを食べようとしなくなったりします。
まずは飼い主さんご本人がわんちゃんにどのように食べ物を与えていたかを振り返ってみてください。
そこに原因がある場合はそれを排除してやることが大切です。
わんちゃんにおねだりされたからといってなんでもかんでも与えることをやめ、飼い主さんのタイミングでエサを出す、ある程度の時間を決めておいてそれまでに食べなければ(残した場合も)エサを回収してしまいましょう。
食べなければかわいそうだと思われる方もいらっしゃると思いますが、1~2日食べないくらいでは体調に大きな変化は起こりません。お腹がすいたら自然と食べるようになります。水はしっかり飲めるようにしてください。脱水が激しくなると命にかかわります。
病気のサイン
しかし、食欲不振に病気が隠れている場合もあります。エサも食べないしぐったりとしている場合や嘔吐・下痢などを伴う場合はすぐに病院に連れて行きましょう。
特に嘔吐や下痢などは脱水症状につながります。
我が家の犬は拒食を起こした時、丸一日お水も飲むのを嫌がったので病院につれていき、点滴をしてもらいました。
可能であれば嘔吐物や下痢(または固形の便)を採取して病院に持っていくことをおススメします。そうすることによって病院での診察や検査がスムーズに進みます。
嘔吐や下痢の症状がない場合大きな病気としてはガンなども考えられますので、体のどこかにしこりがないかなどをわんちゃんを触って確かめてあげてください。しかし、体内にできている腫瘍の場合は外からではわかりません。
ワンちゃんは自分で「ここがしんどい」とは言えません。
病院の先生に、何日前からどのような症状があっていつもとこういう所が違う、という事を的確に伝えるために観察したことをメモしてから連れて行くのが賢い方法だと思います。
わんちゃんは自分がしんどいことを本能的に隠そうとする生き物ですので、拒食が現れた時はそうとうしんどいはずです。
日頃からの小さな変化を見落とさないようにいっぱいスキンシップをとりましょう。