犬の飼い主さんがしがちな迷惑行為とは?
愛犬が大好きで家族のように思っているという気持ちは、犬の飼い主として素晴らしい心がけです。しかし、あまりに愛犬を好きすぎて周りに迷惑をかけてしまっているであれば、それは間違った愛情かもしれません。
では、犬が好きすぎて気付けていない飼い主さんの迷惑行為にはどのような行為が当てはまるのでしょうか。
1.公園内はノーリードで散歩
散歩は全面的にリードやハーネスを着けていなければしてはいけません。周囲の人にとっても危険ですし、犬も急に飛び出す危険性がありますので、犬にとっても非常に危険な行為なのです。
しかし、「公園内なら安全だからいいや」と公園内をノーリードで散歩させている飼い主さんを見かけます。これも十分マナー違反であり、迷惑行為だと自覚しましょう。もし周囲に人や他の犬がいる場合、何かあってからでは遅いのです。
もしも散歩している時間帯、公園内に誰も居なくてもしっかりリードは離さないようにしてください。もしかすると公園に入ろうとしていた家族がその様子を見て、「危ないから止めよう」と帰る事態となっているかもしれません。非常に迷惑です。
2.他の人や犬に飛びかかっても叱らない
とても元気が良く、他の人や犬に対して社交的な犬はとても多いです。見ていてとても微笑ましい光景ですが、中には歩いて近付くのではなく、飛びかかってしまっている犬もいます。
しっかり飼い主さんがコントロールし、飛びかかりを防いでいるのであれば問題ありませんが、それを叱る様子も見せず、笑顔で見守っている飼い主さんも時々見かけます。「じゃれ合いだから…」と叱らずにいるとエスカレートしてしまい、怪我を負わせる事態となりかねません。
また中には犬を苦手とする犬もいます。それは人間も一緒です。「どんな犬や人もうちの犬のことは大丈夫でしょ?」という自信過剰な考えは止めましょう。いきなり飛びかかられた方は驚きますし、迷惑しているかもしれません。
3.鳴き続ける行為を止めようとしない
これは外でも室内でも言えることですが、鳴き続ける犬を止めようとする気配がないお家も迷惑だと思われている可能性が高いです。特にペット可の集合住宅である場合、しっかりとしつけをしていないと問題となるケースも珍しくありません。
一軒家であっても、夜鳴き続けられてしまうと眠れなくて迷惑だと感じる人もいますし、近所に赤ちゃんがいるお家があるならば尚更です。「せっかく寝かしつけたのに…」と迷惑と感じるのは当たり前でしょう。
子犬や老犬の場合、夜鳴きをしてしまう子は多いですが、それを飼い主さんがしっかりとコントロールできるように努力するのも、飼い主さんも役目です。
4.他人の家の花壇におしっこ
意外と多い迷惑行為に、他人の家に設置されている花壇に、愛犬がおしっこをしてしまうという行為が挙げられます。
花壇というのは、当たり前ですがその家の人が毎日大切に育てている花が綺麗に植えられています。そこに平気で愛犬におしっこをさせる飼い主さんがいるのです。常識的に考えてあり得ない行為ですが、そこら辺の電柱と同じ感覚でさせてしまっていると考えられます。
「犬にとってマーキングは本能を満たす行為である」ということを把握しているがために、その知識が空回りし、このような迷惑行為を止めないのであれば、それこそ愛犬を好きすぎて気付けていない迷惑行為です。
地域によっては犬のマーキング行為自体を禁止しているところもありますが、そうでない地域であれば、マーキングという行為自体は叱ることはありません。しかし、他人の家の花壇や玄関など、迷惑となる場所であれば別です。しっかりモラルを持って散歩させることが求められますね。
5.カフェで椅子やテーブルの上に座らせてしまう
最近は様々な場所にドッグカフェがオープンしていますので、連れて行ったことがあるという人も多いのではないでしょうか。しかし、ドッグカフェでのマナーを守らない人が多いため、非常に迷惑しているというお店も少なくありません。
ドッグカフェでは様々なマナーがありますが、代表的なマナーに「椅子やテーブルに犬を乗せてはいけない」というマナーが挙げられます。これは犬を連れていない他のお客さんも座るからという理由からです。
しかし、「ドッグカフェだからいいじゃない」「愛犬だけ椅子に座れないなんて可哀想」とマナーを無視し、勝手に座らせてしまう迷惑行為を平気で行う飼い主さんがいることも事実です。
たしかにドッグカフェですが、その多くは普通のカフェとしても経営しています。お店側が好意で同伴可能にしてくれていると考えれば、そのお店に迷惑をかけないよう、マナーを守ることは当たり前でしょう。
まとめ
今回ご紹介したように、愛犬を好きすぎるあまり迷惑行為を自然と行ってしまっている飼い主さんは少なくありません。「身に覚えがある…」という飼い主さんは、周りに迷惑をかけず快適に愛犬と過ごすためにも、すぐに直すようにしましょう。