フランスは犬天国とも呼ばれるほど、犬に優しい国。国民の半数が何かしらのペットと暮らしているともいわれています。また、法律によってペット禁止の住宅が禁止、つまりペット不可の住宅がないのだそうです。どこにでも犬を連れて歩ける環境も犬にとって優しい国だといわれる理由です。
今回はそんな犬大好き国家フランスで人気のある犬種ランキングTOP5をお送りします。
1.ジャーマン・シェパード・ドッグ
不動の人気第一位は「ジャーマン・シェパード・ドッグ」。ドイツが原産のジャーマン・シェパード・ドッグは、警察犬や軍用犬、盲導犬や番犬に牧畜犬、優秀な家庭犬やショードッグなど広く活躍している犬種です。見た目のかっこ良さはさることながら、知的で忠誠心に富み、信頼関係を築くと、最高のパートナーとなってくれます。見た目から「怖そう」といった印象を持たれがちですが、家族や気の許した相手には穏やかに接し、時には甘えん坊な姿を見せることもあります。賢く力の強い犬種のため、知識があり、犬と強固な信頼関係を結ぶことができる人に向いています。
2.ベルジアン・マリノア
ベルギーが原産の「ベルジアン・マリノア」は、まじめに与えられた仕事に取組む責任感を持ち、賢く、飼い主へ愛情深い犬種です。警備犬や番犬として活躍しています。身のこなしは優美で上品。無駄のない身体つきで、エネルギッシュに動き回ります。運動量を欲する犬種のため、十分に広い環境と運動量の確保が必要です。警戒心が強く勇敢なため、理想的な番犬となりますが、その分、子犬の頃からしつけを行う必要があります。褒めるトレーニングを繰り返すことで、優秀なパートナーとなってくれます。
3.ゴールデン・レトリーバー
日本でも人気の大型犬「ゴールデン・レトリーバー」は世界中で愛されている犬種です。長く美しい黄金色の被毛を持つ大型犬。賢く、明るくフレンドリーな性格のゴールデン・レトリーバーはフランスでもその人気が高く、多くの人々の友として、家族として、愛されています。優しくおおらかで人間が大好きな犬種です。家族と一緒に過ごすことが大好きな犬のため、十分なコミュニケーションが取ることができ、体の大きさに見合った広い空間と運動量を用意してあげることができる人に向いています。最高の伴侶犬としてフランスでも大人気のゴールデン・レトリーバーなのです。
4.オーストラリアン・シェパード
「オーストラリアン・シェパード」は、大胆で賢く、エネルギーに満ち溢れた表情持つアメリカ原産の犬種です。優秀な牧畜犬としての能力を兼ね備えた大型犬です。愛情深く優しい性格ですが、牧畜犬としての名残りで、自分より小さい動物や子どもを噛むことがあるため、注意が必要です。賢い分、しつけはしっかりと行いましょう。また、一人の時間が長くなるとストレスが溜まります。飼い主さんと過ごす時間をたっぷりと設ける必要があります。多くの運動や遊び時間を作れる人に向いている犬種です。また、新しい事へ取り組むことが喜びとなるため、生活には様々な遊びを取り入れてあげましょう。
5.キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」はイギリス原産の小型犬です。理想的な家庭犬としてフランスでも人気の高い犬種です。イングランド王であるチャールズ1世、チャールズ2世が溺愛したことにちなみ、この名前がつけられました。絹糸のような被毛はウェーブがかっている場合があり、足元には羽毛のような毛が生えていることが特徴です。優しく穏やか、物静かながら遊び好き、愛情深い性格をしています。他の犬や動物に対しても社交的に接することができ、人に触られることが大好きな犬種です。室内飼いに向いているものの、毎日しっかりと運動をさせてあげる必要があります。
まとめ
犬天国だと呼ばれるフランス。そんなフランスで人気の犬種は大型犬から小型犬までさまざまです。ランキングからも多種多様な見た目や性格が受け入れられていることが伺える結果でした。
ユーザーのコメント
女性 パトラッシュ
確かに、フランスはワンコはFamilyという感覚なのでどこに行くにも一緒。
テレビで見て驚いたのは飲食店はもちろんスーパーもOK、銀行や役所などほとんどの施設がワンコ同伴で普通に子連れのようにして入っているのをみて一番に驚いたのと、そういう意味ではワンコの最先端の国なんだろうなと思いました。
日本は未だにワンコと一緒にという場所は限られています。
確かに犬アレルギーを持っている人や犬が嫌いな人もいます。
フランスまではいかなくとも、もう少しワンコが家族として認められる国になって欲しいなと思う今日この頃。
そしてそんなワンコ最先端の国フランスで人気なのは意外にも大型犬が上位に入っていることに驚きました。なんとなく家のなかで飼いやすい小型犬が多いのかなと思っていましたが、確かに、テレビや映画でみるフランスのワンコは大型犬かもしれませんね。
シェパードも一時期日本でも人気がありましたが、狭い日本で飼う事はなかなか難しいこともあり最近では一般のお家で飼われているのをあまりみかけませんよね。
私の親戚の家にシェパードがいましたが、やはり毎日かなり長時間のお散歩としっかりとしたしつけが必要だったので、トレーナーさんについてもらってトレーニングを受けていました。でもトレーニングされた子は飼い主にとっても忠実なのでとても飼いやすいワンコでしたよ。
うちでも昔、飼っていたゴルーデンレトリーバーも上位に入っていて嬉しいです。
この犬種も飼い主に忠実で、あれだけ体が大きいのに自分を大型犬とは思っていません(笑)とっても甘えん坊さんで、しつけをしっかりしていればとても飼いやすいワンコです。
スパニエルちゃんは日本でも結構飼われていますよね。
そう考えるとこの国の上位のワンコたちがどのワンコも共通して言えるのは、飼い主に忠実で、警備犬や番犬としてはしっかり家や家族を守ってくれるというイメージですよね。
適度な運動量が必要なワンコが飼えるというのは、飼い主と一緒にいつでもどこでも行ける国ならではじゃないでしょうか。
日本もいつかはそんな国になって、もっともっと沢山の犬種が飼いやすい国になるといいですね。
女性 シナモン
フランスと聞いてイメージすると、どうしても王宮文化だったりして、頭をもりもりに盛ってドレスで着飾った貴婦人が、傍らに小さな犬を抱いているようなイメージでしたが、あれは肖像画だけの話なのかな。考えてみれば、フランスは農業大国ですし、都市部以外は広大な土地もあって大きな犬の飼育に向いていますものね。
もう20年も前になりますが、学生時代にパリに長期滞在をしたことがあります。犬を連れて歩くおしゃれなパリジャンにため息をついていました、街の風景ととてもマッチして。八百屋さんの看板犬がスコティッシュテリアだったのですが、八百屋までおしゃれだな、だなんて思ったものです。しかしゴミだけではなく、散歩中の犬の糞尿を掃除する文化がないのか、街はとても汚かったです。