私達の長い人生の中で最も輝く瞬間というのはいくつか存在します。その中でも最も幸せな瞬間は、なんといっても「結婚式」ではないでしょうか?
女性にとって結婚式というものは、人生の中で最も幸せを感じる瞬間で、人生の中で最も大切な瞬間だと思います。結婚式が大切な瞬間と思うのは、女性だけでなく男性も同じだと思います。
そんな人生で大切な結婚式を近くに控えた男性の"新婦への愛"と、1頭の3本足のわんこさんの新婦への感動のサプライズを紹介します。
大切な新婦の為に新郎が考えたサプライズ計画
結婚式を近くに控えていた新郎のデイビットさんは、花嫁のジェニーさんを驚かせようと、結婚式当日にサプライズする事を考えました。ジェニーさんは、動物の事が大好きなとても素敵な女性です。そんな彼女の為に、結婚式にワンコを参加させた素敵なサプライズ計画を立てました。
そこで、デイビットさんは「ダーウィンアニマルドクターズ」の共同創設者で友人でもあるドットさんに、サプライズ計画の相談をしました。
ドットさんには、ピギーという愛犬がいるのですが、ピギーに「リングベアラー」として参加して貰えるか、ピギーが普段着用しているベストに指輪を取り付けて運んでもらう事が出来るかを相談しました。そして、快諾。ピギーを結婚式のサプライズに参加してもらう事が決まりました。
ピギーという3本足のワンコ
ピギーは、過去に事故に巻き込まれてしまい3本足になってしまったワンコです。
ピギーとドットさんの出会いは2009年の事でした。ピギーは、ドミニカのビーチでバスとの衝突で後ろ足を負傷した状態で発見されました。迷子になっている所を保護されたピギーは、すぐに動物病院に搬送されましたが、残念な事に、後ろ足を切断する事になってしまったのです。
切断手術は無事に終わりましたが、ピギーにはまだまだ治療が必要な状態です。ピギーの事を知ったドットさんと友人のアンドレアさんは、ピギーの里親になる事を決めました。そして、ドミニカ共和国からニューヨークまで空輸してピギーの事を連れて来たのです。
サプライズ計画に快諾したワケとは?
ピギーは、現在「ダーウィンアニマルドクターズ」のサービスドッグとして活躍しています。動物愛護のイベント等に参加していたピギーですので、今回のデイビットさんのリクエストでもある「リングベアラー」も何事もなく参加できると考えたのでしょう。
また、ドットさんがデイビットさんのリングベアラーとしてピギーを参加させたいというリクエストに応えた理由はそれだけではありませんでした。
驚いた事に、デイビットさんから相談を受けた数時間後に、今度は新婦のジェニーさんからも同じ相談を受けたのです。新郎が考えていた同じサプライズ計画を、新婦も考えていたのです。2人の友人からのお願いとあっては、これはピギーに頑張ってもらうしかありません。
リングベアラーとして参加したピギーの姿に感動!
普段サービスドッグとして活躍をしているピギー。今回のリングベアラーとして参加するには課題が1つだけありました。
それは、普段は人々に喜んでもらう為に人の横に立ち止まる事が習慣になっているので、今回のリングベアラーとして参加するのに、「出席者の横に立ち止まらない様にする練習が必要」ということです。
リングベアラーとして参加するには、沢山の参列者の祝福の声に反応せずに、新郎新婦の元までまっすぐに歩かなくてはいけません。ピギーは、デイビットさんとジェニーさんの為に結婚式の当日まで練習を重ねました。
そして、デイビットさんとジェニーさんの晴れ舞台の結婚式当日。ピギーは普段着用しているサービスドッグのタグ入りのベストに、指輪を通したリボンを付けて登場です。
ピギーは指輪交換のセレモニーに堂々と参加しました。多くの参列者が見守る中、ピギーは新郎の誘導を受けながら、真直ぐ新婦のジェニーさんの元まで歩いていきます。そして、ジェニーさんの元にやって来たピギーは、新郎のデイビットさんの顔を見上げ、足元に静かに座りました。
そして、無事に指輪を2人に渡す事が出来たのです。ピギーから指輪を渡された新郎新婦は、溢れる感情を抑える事が出来なかったと言います。参列者からも無事にリングベアラーを務めたピギーに大きな拍手と称賛の声が送られました。
新郎のデイビットさんにとっても、新婦のジェニーさんにとってもピギーのおかげで忘れられない素敵な結婚式になった事でしょう。
まとめ
今回、リングベアラーとして参加した3本足のピギー。無事に2人に指輪を渡す事が出来て本当に良かったですね。
自分の結婚式に愛犬にリングベアラーとして参加して貰う事は、愛犬家の私達にとっては夢の様な事だと思います。近年、愛犬家が増えてきている為でしょうか、結婚式に愛犬も参加できる素敵な結婚式のプランもあるそうです。皆さんも大好きなわんこさんと一緒に参加できる、素敵な結婚式を検討してみてはいかがでしょうか。