良い点1:犬に服を着せることで病気や怪我の予防になる
皮膚の病気や手術の後など犬が舐めたり引っ掻いたりするのを防いだり、ばい菌が入らない様にする為には服の存在が重要になって来ます。また、老犬は体温調節が上手く出来なくなっていますので、服を着せると良い場合があります。
更に散歩の時などには、マダニに咬まれたり蚊に喰われたりするのを、服に覆われれいる部分については防げる事になります。また、人は紫外線を浴びることで肌が小麦色になったり、シミやシワが増えたり、時には皮膚ガンの原因となることがありますが、犬の場合も日光が原因で皮膚炎になってしまうことがあります。
強い紫外線を過剰に浴びたことが原因で日光過敏症になり、皮膚が赤くなったり、脱毛したり、弾力を失って皮膚が硬くなることがあるのです。これは毛の白い犬に多くみられる傾向があるようです。
特に、お腹の毛が薄い部分や、鼻の上などに症状が出やすく、進行すると皮膚ガンになる可能性もあります。洋服を着せるなどの対策をして、できるだけ直射日光を避けるようにし、万が一皮膚炎に気が付いたときには、病状が進行する前に病院で診てもらいましょう。
そして、アレルギーを起こしやすい体質の犬には、洋服を着せてあげることで、お散歩中に花粉などのアレルギー物質が毛や体に付着することを予防できます。お散歩から帰って来たら、外で着ていた洋服は脱がせてあげましょう。
また、アレルギーや皮膚炎などで、かゆくて皮膚をかいてしまうときにも、洋服は効果的です。犬に洋服を着せることは、飼い主のエゴの様にも見えますが、直射日光が直接、犬の皮膚にあたることを防ぎ、皮膚炎やアレルギーの対策にもなるのですね。
良い点2:犬に服を着せることで暑さ寒さ対策になる
近年では室内で暮らす犬が増えて来ていますので、室内犬は外飼い犬の様に体温調節が上手に出来ません。
特にヘアレスドッグなどは暑さは寒さ弱いので、冬は防寒対策、夏は熱中症対策をしてあげないと体調を崩してしまう可能性があります。
そう言う意味では服を着せると言う選択肢もあるでしょう。
良い点3:犬に服(レインコート)を着せることで帰宅後のお手入れが簡単になる
雨天の散歩にはレインコートが最適です。雨天時の散歩はドロドロになってしまいますよね。そんな時にレインコートを着せて行けば、帰宅してからのお手入れがグンと楽になります。
良い点4:犬に服を着せることで抜け毛防止になる
犬には2回の換毛期があります。
特にコーギーやチワワ,Ⅿダックス,ポメラニアンなどのダブルコート犬種の抜け毛は半端ではありません。1度のブラッシングでセーターが編めてしまいそうなくらい毛が抜けます。
換毛期は犬が歩いただけでも毛が抜け落ちますので、1日に2~3回の掃除が必要な場合もあります。換毛期に服を着せておけば床に落ちる毛も大分軽減されます。
犬に服を着せることには欠点もある
犬に服を着せるのは良い事ばかりではありません。欠点もある事を知っておきましょう。その欠点とは以下の通りです。
ストレス
服嫌いの犬は多いと思います。
その理由は、『服を着ると体が圧迫されて拘束されている様な気分になる』からです。散歩に行けると思って喜んでいるのに、服を着せられたら気分はいきなりブルーです。そんな気持ちが毎に続いたらストレスが溜まってしまいます。ですので服を着るのが嫌いなワンコには着せない方が良いでしょう。
誤食の恐れ
リボンやボタンが付いている服は誤食に繋がる恐れがあります。何度か着ているうちに、リボンやボタンが取れて『犬が食べてしまう』と言う誤食の危険性が否定できません。
毛玉になり易い
長毛犬の場合、服を着せると毛玉になり易いので定期的なブラッシングが必要となります。毛玉になると通気性が悪くなり非常に蒸れますので汚れが溜まって行きます。そうなると細菌が繁殖して皮膚病になる可能性が高くなります。
犬に服を着せることに関するまとめ
私は服を着せる派の一人です。
それはオシャレをするため?
そんなの私には興味ありません。
ただひたすら愛犬の事を考えて服を着せています。
体調管理を目的として、冬は寒さ対策として暖かそうな服。
夏は熱中症対策としてクールベストの着用。
春秋は防虫対策として防虫服の着用です。
私の愛犬は好奇心旺盛な犬であるため子供の頃から服に興味があった様です。服を見せるとテンションが上り一人で服と戯れていました。ですので幼犬時代から、散歩に出かける時に何の抵抗も無く服を着させてくれました。たぶん愛犬は、『服は散歩時の必要アイテム』だと認識しているのだと思います。
もし愛犬が、最初から服の着用を拒否していたのなら服を着させる事ははかったでしょう。可愛い我が子に嫌な思いをさせてストレスを与えたくありませんからね。
服を着せる着せないは、メリット,デメリットを考え総合的に判断して決める事が大切です。ただし愛犬が服の着用を嫌がる様でしたら、無理矢理に服を着せるのは止めましょう。犬が嫌がる行為を続けると、場合によっては信頼関係にヒビが入る可能性がありますので十分注意して下さい。
愛犬と何をするにも両者が楽しくなければいけませんね。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 丸ちゃん
40代 女性 匿名
服を着たら、お出掛けかも?って思っているのかも知れません。
家の中で着せっぱなしすると一頭は片手が出てしまい窮屈な状態になるので、時々着せて外出するようにしてます。
色んな意味で予防になるので、着せるのも有りかと思います。
40代 女性 いんこ
オス犬だからだと思うのですが、植え込みや電柱の臭いを嗅ぐのが大好きで、マーキングをしたいがために散歩に行っているような性格のため、どうしても毛が植え込みや電柱に触れてしまうからです。他の犬がおしっこをかけたところに、うちの犬の長いふさふさの毛がワサワサ触れるのがどうにも我慢ならずに服を着せるようになりました。
しかし服を着せるとやはり毛玉が出来てしまいます。なので、家に帰ったらすぐに服を脱がせるようにしています。
毛玉が出来てしまっても、服を着るとみっともないフォルムになってしまっても、やはり汚れるのは嫌なので。