愛犬を預ける時にどんなことをしておくといい?『愛犬を預ける前にチェックしておくべきこと』を獣医が解説

愛犬を預ける時にどんなことをしておくといい?『愛犬を預ける前にチェックしておくべきこと』を獣医が解説

いつでも飼い主さんと一緒にいられるとわんちゃんも安心できるでしょう。おうちが一番安心できる場所であることはわんちゃんにとってもとても良いことです。しかし突然わんちゃんと離れてのお出かけが必要になったら?何か対策はしていますか?

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記事の提供

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、神奈川県内の動物病院にて勤務。獣医師の電話相談窓口やペットショップの巡回を経て、横浜市に自身の動物病院を開院。開院後、ASC永田の皮膚科塾を修了。皮膚科や小児科、産科分野に興味があり、日々の診療で力を入れさせていただいています。

突如やってくる!お預かりが必要になるケース

キャリーケースの上で伏せる犬

我が家はおうちのわんちゃんといつでも一緒だから、誰かに預けるということはないと思うとどんな飼い主さんでも最初は思っているケースが多いです。

しかし、わんちゃんの平均寿命は約14歳。

約10年間の間に飼い主さんの生活環境も変わったり、急にわんちゃんを置いてでかけるアクシデントも起こり得ます。

わんちゃんが一緒に出掛けられないケースはどのような場合なのでしょうか。

遠方へのお出かけ

今では、飛行機や新幹線などの公共の交通機関へのわんちゃんの同乗も可能になり、手続きをとれば海外にわんちゃんと一緒に行くことも可能です。

しかし、出かけ先やわんちゃんの体調、出かける期間などによっては一緒に連れて行くことを断念しなければならない場合もあります。

もちろん一緒にいることが一番安心ですが、出かけることがわんちゃんの体や精神面に大きな負担をかけてしまうようであれば、お留守番とどちらがメリットがあるかということを慎重に判断しなければなりません。

わんちゃんが一緒に参加できない冠婚葬祭などのイベント

わんちゃんと一緒に行えるイベントや一緒に楽しめる場所が増えてきていますが、どうしてもわんちゃんはお留守番をせざるを得ないイベントもたくさんあります。

たとえば結婚式やお葬式は代表的なものと言えるでしょう。

わんちゃんを無理やり同行させることはマナー違反になるためおすすめできません。

その場合、イベント中はわんちゃんを預かってもらう、または留守番をしてもらう必要があります。

飼い主さんの入院

特に予測できないものが飼い主さんの入院です。

突然病気になることもあるでしょう。

わんちゃんをお迎えしたころに何の問題もなかった飼い主さんが、わんちゃんの成長とともに歳を重ね、健康面でも問題があらわれるというケースも多いです。

わんちゃんの成長とともに、家族が増えて、出産のための入院が必要になるということもあり得ます。

安心して飼い主さん自身の健康面の調整に集中できるよう、わんちゃんの預け先が確保できていると良いでしょう。

愛犬の預け先のチェック(事前の確保が必要・情報収集が決め手)

犬を抱きながら携帯電話で情報を集める飼い主

わんちゃんを預かってもらえる場所はさまざまですが、事前の予約が必要であることや会員制であることなど条件を満たすことが必要な場合もあります。

近隣の預かり先などの口コミを確認しておくと安心です。

ペットホテル

最も一般的な預かり先でしょう。

わんちゃんをお迎えしたペットショップと同じ場所にあるペットホテルや、普段からお世話になっているトレーナーさんがしているペットホテルなど、身近で想定できるものが飼い主さんごとに異なるでしょう。

ケージに入っている時間や、他のわんちゃんとのふれあいの有無など事前に情報収集をしておくと安心です。

ペットホテルに関しては会員制の場合や事前予約が必要な場合も多いため、預ける前の準備が必要なこともあります。

動物病院

持病のあるわんちゃんや高齢のわんちゃんの場合、最も安心できる預け先と言えるでしょう。

特にかかりつけの動物病院であれば、わんちゃんの普段の状態も把握できているため、何か変化があったときに安心です。

日常的に投薬が必要なわんちゃんなども、安心してケアもお任せできるでしょう。

しかし、入院する患者さんもいるため預かりをする頭数も少ない可能性もあります。

事前に予約するなどの準備や、もし急に預ける可能性がある場合は、預けることが決定する前に事前に相談しておくことなどをおすすめします。

知人や親せきのお家

わんちゃんが慣れているお友達や親せきのお家に預けるという方法もあります。

わんちゃんが慣れているのであれば、精神的な負担などが少なく、リラックスして過ごせる可能性があるということはメリットと言えるでしょう。

しかし、プロではないため、何か問題が起こってトラブルになる可能性も高いです。

その後の関係性の悪化などにつながる危険性もあるため、あまりおすすめはできません。

もしどうしても預ける必要があるケースの場合、何かあったときに対処がしやすいように行動パターンを決めておくことや、連絡がいつでも取れるようにしておくなどの対策が必要です。

愛犬を預ける前にチェックしておくべき事前準備

スタッフに抱っこされる犬と笑顔で向かい合う飼い主

わんちゃんを預けることが決まったら、わんちゃんへの負担の軽減も考慮して、万が一のことも考えながら準備をしておくことが大切です。

預かり先によって、要不要は異なりますが、事前にやり取りをしながら、不安な点などがある場合は事前に相談して対策を一緒に考えると良いでしょう。

わんちゃんの預かりへの練習

普段あまりわんちゃんを預けることがない場合や、初めての場所にわんちゃんを預ける場合、わんちゃんの性格にもよりますが、不安を強く感じて滞在が大きなストレスになることもあります。

事前にスタッフさんに何度か会っておくことや、もし可能であれば、短い時間でもその場所へ預ける練習をしても良いでしょう。

飼い主さんがいない環境は、わんちゃんにとって不安を感じることは多いですが、何度か過ごしたことのある場所や触れたことのある人がいるということで、少し不安が軽減されるかもしれません。

お世話をする際に、スタッフさんもわんちゃんとの接し方の傾向などを理解してくださる場合もあります。

預け先への伝達ノートなどの準備

体調に不安がある場合や、持病などで注意がある場合は今までの状態や、もし何かあったときの対策などをやり取りできるよう、伝達ノートを準備しても良いかもしれません。

預け先によっては、指定されたノートへの記入が決められている場合もあるでしょう。

普段わんちゃんと過ごしていないスタッフさんが、より多くの情報を得られるように細かく伝えたいことを記載することをおすすめします。

預け先でお願いできることとできないこともあるでしょう。

事前に要望がある場合は可否も確認しておくと、安心です。

かかりつけの獣医との連携

飼い主さんのいない環境でわんちゃんが過ごす場合、精神的な負担からも体調を崩すことや持病の変化が見られる場合なども考えられます。

万が一の時のためにかかりつけの動物病院を伝えておくことや、飼い主さん以外の預け先のスタッフさんが受診をする可能性があることなどをかかりつけの動物病院にも伝えておくことをおすすめします。

もし普段からかかりつけとしている動物病院であれば、わんちゃんのことも把握できているため、受診がスムーズな場合もあります。

まとめ

キャリーのそばに座っている犬

大切なわんちゃんとどんな時でも一緒にいたいという気持ちはすべての飼い主さんに共通するでしょう。

しかし、生活していると何が起こるかわかりません。

準備しておけばよかったと後悔することや、飼い主さんがパニックになってしまうこともあり得ます。

万が一の事態も想定しながら、事前に情報収集をして準備をしておくことが安心です。

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