プロローグ
皆様、こんにちは!
ども!わんぱぱです!
3月に入り一段と春を感じることが多くなりましたね♪今日はひな祭り♡家族団欒で楽しくお過ごし下さいね♪うちも娘がいるのでひな祭りケーキでもと思ってます。(シーズー女子ですが)
でもまだまだ寒い日が続くようなので愛犬の体調管理にも気を抜かないで下さいね!
犬の飼い主の方なら散歩には当然行かれますよね。あまり行かない方もおられますけど。今日は「犬の散歩」について少しだけお話させて下さい♪詳しいことは今後のコラムで書こうとも思っていますし、僕の過去の記事をご覧頂ければと思いますが、犬の散歩の意味ってちゃんとあるんですね。運動?気晴らし?もちろんそれらもあるんですが、ここでお話ししたいのは「情報収集」についてなんです。飼い主さんはここを意識して散歩に行ってもらえればまた違う感覚で楽しいと思うんです。犬は嗅覚の生き物なのは以前お話させて頂きました。そんな事皆さんも知ってますよね♪
散歩中、愛犬が鼻をクンクン、いやブーブー鳴らして電柱やガードレール、草むらなど嗅いでいる光景は皆さんご存知でしょう。これは愛犬が興味のある匂いに出会い情報収集しているんですね。
犬の本質として「匂いは人間が新聞や辞書、本やネットで」情報収集するのと同等の意味があるのですよ。つまり我々が想像を絶するレベルで数百種の匂いの粒子を鼻腔に通すことで一つ一つ脳にインプットしてるんです。歩いているだけでも浮遊臭を感じています。人間が気付かない見えない遠くの散歩中の犬の匂いもはるかに早く察知しているんですよ。だから急に落ち着かなかったりする行動が起こる事があるんですね。
例えばカレーの匂い。我々はカレーの匂いとしか分かりませんが、犬は「ん?人参にジャガイモ。牛肉と玉ねぎの匂いもするぞ♪ターメリックにガラムマサラ♪それに隠し味に赤ワイン!それからそれから…」といった具合に瞬時に判断する能力があるんですよ。
これらの情報は愛犬にとって「経験値」として蓄積されるんですね。だから自信を持たすことも大切で、可愛い子には旅をさせろじゃないですが、匂いを嗅いでいたら「何してるの?早く!行くよ!」と急かさないで「勉強してるのか♪」と思ってあげて下さい。でも愛犬の言いなりにはなってはいけません!散歩のルートや主導権は飼い主さんがしっかり持って下さいね。
まぁそれぐらい気持ちに余裕を持って愛犬との散歩を楽しみましょうね♪
はい!ではレッスン13と参りましょうか♪
Lesson13〜コマンドって…の巻〜
コマンドトレーニング 基本編
いくつかのコマンドに従えることは、人だけでなく、愛犬が安心して生活するためにとても重要なことですよね。コマンドトレーニングをするために、フードやご褒美を用いる方法は、比較的簡単で効率が良く、子どもをはじめ、誰でも習得することができます。
まず初めに、1日分の食事量のドッグフードを量り、容器に入れておきます。
その1日分のフードを1粒ずつごほうびとして使ってトレーニングすれば、食べ過ぎてしまうことはありませんよね。
オイデ
「オイデ」と呼ばれて一目散に飼い主さんの元に来る犬を見るととても賢い犬に見えますよね。これは、「オイデ」と呼ばれたときに飼い主さんの所に行くと良いことがある経験を何度も何度も積んだため、愛犬は喜んで飼い主さんの所に走っていくようになったのです。普段はそんな経験がないのに、ドッグランで他の犬と遊んでいるときや地面の匂いを嗅ぐことに夢中になっているときに限って、突然「オイデッ!!」と怒鳴られても、愛犬はとても飼い主さんの元へ行く気にはなれないでしょう。
「オイデ」をマスターするには、「オイデ」と言った後にフードを愛犬の鼻先に差し出して自分の元におびき寄せます。近くまで来たら首輪を握ってフードのごほうびをあげますしょう。何度か繰り返すと、フードを見せなくても「オイデ」のコマンドだけでそばに来るようになります。来たときはごほうびをあげると同時に、「いい子だね~」などと声をかけて十分に褒めてあげましょうね。このとき、たとえ愛犬が1回の指示に反応しなかったとしても、「オイデ、オイデ」というように、指示を何度も繰り返さないで下さい!
飼い主さんが号令を繰り返してしまうことで、愛犬は「何回か呼ばれたら行けばいいか」と学習し、1回の指示で従わない癖がついてしまいます。このようなときは、1回の指示で確実に来るようになるまで再度フードで誘導しながらトレーニングしましょう。これは、全てのコマンドトレーニングにおいて重要な注意点ですよ。
「オイデ」の方法
何も教えてないのに、ただ「オイデ」と遠くから叫ぶだけでは、愛犬は来てくれません。先ずはフードをパピーの鼻先に差し出して自分の元におびき寄せるようにしましょうね。ご家族で広い輪を作って、愛犬を真ん中に置いて、交互に「オイデ」と呼び、呼んだ人のところに来たらフードをあげてほめるゲームをすると良いですね。呼んでいない人の元に来た場合は、近づいてきても知らん顔で無視をします。このような練習をすることで、特定の家族の「オイデ」にだけ従うという問題を防ぐことができ、誰に呼ばれても喜んで行く愛犬になりますよ〜。
オスワリ
オスワリの教え方は、愛犬の鼻先にフードを差し出し、「オスワリ」と言ってから、そのフードを鼻の上を通って後ろの方にずらしていきます。ワンコがおやつにつられて上を見上げると、自然とオスワリの体勢になります。オスワリしたら、「いい子だね!」と言ってフードを1粒あげます。
愛犬が飛び上がってしまう場合は、おやつの位置が高すぎるのでしょう。愛犬がが後ずさりしてしまう場合は、部屋の隅で練習すると良いですね。フードを見せながらできるようになった後は、フードを持たずに手の動きだけで誘導します。最終的には、指示だけでオスワリできるようにします。そして、玄関を出る前、信号待ち、人と挨拶するときなど、生活の様々な場面でコマンドを出して練習するようにしましょう。
フセ
「フセ」と言ってフードを愛犬の鼻先から前足の間まで下ろします。愛犬がフセの体勢になったら「いい子だね♪」と言ってフードを与えます。オスワリの体勢からフセをさせるほうが簡単にできます。なかなかフセの体勢にならずにお尻があがってしまう場合は、飼い主さんが床に座って片脚を立てて三角トンネルを作ります、愛犬をその中に通すようにするとフセの体勢に誘導することができますよ。そして、手にフードを持っていなくても、手を下に下ろすハンドシグナルでフセができるように練習し、最終的には指示だけでフセができるようにしましょう。
片脚を立ててトンネルを作りフードなどを持ってパピーの関心を高める⇒「フセ」と言って、ゆっくりパピーの鼻先から前の方にフードをパピーから離していきます⇒そうすると、脚の下をくぐり「フセ」が出来るようになりますよ
マテ
オスワリやフセの合図が理解できるようになったら、次にその体勢を維持させることを教えることで、日常のあらゆる場面でより便利に使うことができます。
マテの意味を教えるには、初めはオスワリやフセをした瞬間にほめてフードをあたえます。そして、2秒、3秒、5秒、8秒、12秒、30秒、60秒・・・というように、徐々にフードをあたえるタイミングを遅らせていきます。待たせている途中で愛犬が動いてしまう場合は、待たせる時間を少し縮めてもう一度やってみましょう。マテのトレーニングを早く確実に進めるコツは、延ばす時間を極力少なくして少しずつステップアップすることと何度も諦めず繰り返すことです。
フードを使わないようにしていく
トレーニングの最初の頃は、フードを2つの目的で使用します。
1つ目は、オイデ・オスワリ・フセといった行動を誘導するためのルアーとして、2つ目は愛犬が正しく反応できたときのごほうびです。
フードで誘導してオスワリやフセができるようになったら、次はフードを持たずに手を動かしてみましょう。正しく反応したらごほうびとしてフードをあたえます。このように、ルアーとしてのフードを使わずに、「指示」→「ハンドシグナル」の順で指示を出す練習を繰り返します。最終的には、指示だけでも反応できるようにします。
ごほうびとしてのフードも徐々に減らしていきましょう。合図の意味を覚えてきたら、ごほうびとして毎回フードをあたえる必要はありません。フードを与える代わりに「いい子だね~♪」といった優しくほめ言葉をかける、また頭をなでる、おもちゃで遊ぶ、ボールを投げる、といった愛犬にとって楽しいことをごほうびとして利用することで、フードがなくても反応できるようになりますよ♪
どのトレーニングも柔和な雰囲気で、愛犬にわかり易い堂々とした動きを心掛けて下さいね!
では今日はこの辺で!次回は「リードを付けて歩く」についてお話させて頂きたいと思います。ありがとうございました♪
わんぱぱに質問です!
今日も1件だけで申し訳ございません。
E.Sさん
9ヶ月の雌のトイプードルが家族に噛みつきます。結構な本気度合いで( ; ; )
どうしたら直す事が出来るのでしょうか?
是非アドバイスを、よろしくお願いします。
わんぱぱアドバイス!
なるほど!ESさんありがとうございます♪それは大変ですね!傷になるほどの怪我はされましたか?咬む力の制御は絶対に教えないといけませんね。
このレッスンでも再三「パピー時に咬む力を教える」ことの重要性を書いてきました。(ドッグレッスン8参照)
普段どのような状況の時に咬まれるのかもう少し具体的な情報を教えて欲しいのですが、これは明らかに「社会化の勉強不足」と「信頼関係の希薄」です。犬が咬む行動に出る動機は、自分を守るために咬む、自分の我を押し通すため、相手に力の差を見せつけるなど様々なんですね。しかしどれも飼い主さん次第のことばかりです。つまり改善するためにはそれなりのパワーと心構えと覚悟が必要なになり、パワーギャップにならないよう注意しなければなりませんね。
もし咬まれた時の対処法として
①咬まれたら絶対に引かない。
引くと怪我が広がります。そのままか押すぐらいの根性が要ります。
②あからさまに怖がらない。
飼い主さんの恐怖に満ちた表情や心理を愛犬は即座に察知します。これで愛犬が優位に立つと勘違いされると改善に時間が掛かってしまいますね。
論理的にも飼い主さんや犬の性格などそれぞれで、こうすれば直るという方法は無いと思います。いかに愛犬と本音で本気でぶつかり合えるか!精神論ですが、気持ちで愛犬に負けないことです。ここは同じ動物同士、感情のぶつけ合いですから方法に拘る必要はないと僕は考えます。頑張って下さい!
では今日はこの辺で♪
皆様のお悩み改善のヒントになれば幸いです。ありがとうございました!
本当に沢山のご質問を頂き、感謝致します!まだお答えすることができていない皆様には、大変ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんが、順次回答させて頂きますのでご理解の程、お願い致します!
今週のチョコっとアドバイス♪
完遂する
皆さん、オスワリ、オテ、フセ、マテ等のトレーニングの時、愛犬に認識させるコツは必ず完遂させることです!
例えば
「オスワリ」と言って、オスワリをする迄待つ!オスワリしたら褒める!
しなかったらもう一度「オスワリ」。
何度も何度も繰り返し、根気強くやらなければなりませんが頑張りましょうね。間に違う言葉を入れると、愛犬が混乱します。コマンドとして入り難くなります。イライラせず、笑顔で忍耐です!
当然で自然な行動
「吠える、咬む、興奮する」は犬の正常な反応です。それをどうコントロールするかなんです。
「この子無駄吠えが」「咬み癖が酷くて」よく聞くんですが、それはあなたがコントロール出来ていないからで一切、愛犬のせいにしてはいけませんし、愛犬が悪い訳ではありません。あなたが悪いんです!
プチ豆知識
初対面の犬とは「触れない!話し掛けない!眼を見ない!」が鉄則です!日常的にご自分の愛犬にも時として有効です。お散歩時、子供や知らない人が近寄って来て愛犬を触ろうとした時等、教えてあげて下さい。やはり犬も動物の本能として「眼が合って凝視すれば宣戦布告」を意味しますし、臆病な子は緊張します。触って貰うにしても先ず、相手の匂いを嗅がせてからにしましょう。
エピローグ
今日も最後までお付合い頂き、ありがとうございました。
いよいよ本格的に花粉シーズン到来で、花粉症でお困りの方は大変ですね(汗)
犬にも花粉症があります。お気を付け下さい!僕は花粉症とは全く縁が無く、周りが花粉症だらけなんですね。「お前はなんで花粉症にならないんだ。変だ。人間じゃ無い!」と言われ続ける今日この頃。負けるもんか〜(笑)
では今日はこの辺で♪ありがとうございました!
引き続き皆様のご支援、ご指導よろしくお願い致します!
皆様!ハピドグライフを楽しみましょうね♪
今回の掲載写真もハッピードッグライフクラブのメンバー様のご提供により、掲載させて頂きました♪
皆様本当にありがとうございました♪
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