もし、私がいなくなってしまったら愛犬たちは…
我が家の愛犬達は、「9才、8才、4才」です。ダックスフンドの平均寿命を全うしたとして、一緒に居られるのは「あと6年、7年、11年」。
筆者の年齢はその頃、「53才、54才、58才」…おそらくまだ生きているでしょうが、何が起きるか分からない年代でもあるし、交通事故や乗っている飛行機が落ちた、など、人生には予期せぬリスクが伴うものです。
短期の入院などならば、懇意にしているペットホテルに預けますが、もし私が突然死したら、3匹の運命はどうなるのでしょう?
もし合鍵を持っている「犬パパ」が、異常に気付くのが遅くなったとしたら?
こうなると、油断しているヒマはありません。
信頼出来る友人に、もう一つの鍵を預け、定期的なお互いの安否確認をしておくべきでしょう。
そういった意味では、家族よりも頼りになるのが友人だったりします。
犬友達や趣味の仲間、近所の友達とは、仲良くしておいた方が良いですね。
お勧めは「エンディング・ノート」を書いておくこと
皆さんも聞いたことがあるかと思いますが、自分に万が一の事があった時にして欲しい事、また、してほしくない事を書き遺せるノートです。
その中に必ず、愛犬達の事をこと細かく書いておいて頂きたいのです。
- かかりつけの動物病院
- フードの購入先、あげるペースと量
- 持病、ワクチン等の情報
- 連絡を取って欲しい犬関係者
- 肝心の犬達の「行き先」「もらわれ先」
- 役所への届け等々
遺品、遺産の処分のお話しになると、とても長くなるのですが、こと愛犬の行き先、里親さんに関しては、もらってくれる有り難い人には、いくばくかの「持参金」をお渡ししてもいいかもしれません。いや、すべきだと思います。
筆者がリッチという訳ではないですよ?念のため(笑)
「そんな事、考えたくない!」という人もいるかと思いますが、縁起悪い!で済まないのが現実というものです。(○○さんの形見の犬だ、大事に育てよう)という奇特な方には、くれぐれもよろしく!と思うのです。
考えてみて下さい。突然、あなたを失った犬達が思うこと
「あんなに大好きだったボス(あなたのこと)が急に居なくなって(死んで)一体どうしたんだろう?お腹が空いた、のども乾いた、ここはせまいし、知らないコがたくさん居る…。僕は(私は)どうなるんだろう?こわいよ!」
これは、最悪のケースです。
殺処分される羽目になった可哀想な犬達の心の声です。
皆さんの可愛い愛犬達が、こんな目に遭わない為にも、「おひとりさま」は、綿密に準備をしておくべきだと思うのです。
もし皆さんが「シニア世代」で、これから犬を飼いたいと思うならば、キチンと自分の健康状態、経済状態を把握しておくべきですし、「愛犬の為のエンディング・ノートの準備」は、是非ともお願いしたいと思います。
それが何より、愛犬の為ですし、ひいては遺された方へかける「手間」、言ってしまえば「迷惑」の軽減に繋がると思うからです。
愛犬に返せる「御恩」
筆者が独特の死生観を持つようになったのは、30才の時でしたが、当時は経営していた会社の為でした。今は「自分の命より大事な犬達」を守る為に出来る事、出来ることならば、全員無事に看取る事を目指して、日々の愛犬ライフを楽しんでいます。
「楽しみ」は「責任」を伴うもの、それが愛犬家の皆さんがしてあげられる、最大の愛情、犬達への「恩返し」なのです。