犬にお手を教えるメリット3選!

犬にお手を教えるメリットには、大きく分けて3つあります。
それぞれご紹介していきますので、お手の魅力をぜひ知ってくださいね。
1.獣医師の診察がスムーズに
獣医師による診察では、犬の体を触ったり、足先や爪をチェックしたりすることが必要です。お手を遊びとして覚え、手足を触られることに慣れている犬は、こうした場面でリラックスしやすくなります。
例えば、爪切りや耳のチェックなど、触られることが苦手な犬だと暴れたり怖がったりして、飼い主さんも獣医師も大変ですよね。
お手を教えることで、「触られること=楽しいこと」と関連づけられ、診察時のストレスが軽減されます。
2.グルーミングやお手入れが楽に
グルーミングサロンでのブラッシングやシャンプー、爪切りも、手足を触られることに慣れている犬ならスムーズです。
サロンスタッフが安心して施術できるだけでなく、飼い主さんが自宅でブラッシングや足拭きをする際も、犬が嫌がらずに協力してくれるようになります。
これにより、愛犬の清潔を保つのが楽になり、絆も深まりやすくなりますよ。
3.日常生活での安心感
散歩後の足拭きや、怪我をしたときの応急処置など、日常生活でも手足を触る機会は多いもの。
お手を教える過程で、触られることをポジティブに感じるようになれば、こうした場面で犬が落ち着いて対応してくれるようになります。
飼い主さんにとっても、ストレスなくお世話ができるのは大きなメリットですね。
無理なく進めるコツを紹介!ポジティブな体験を積み重ねよう

お手を教える際、最も大切なのは「犬が楽しめること」です。
無理強いすると、触られることが嫌いになり逆効果になってしまうので、犬が手足を触られることを好きになるためのコツを紹介します。
ご褒美を活用する
大好きなおやつやおもちゃを使い、触られることを楽しい体験にしましょう。
最初は軽く足に触れるだけでご褒美をあげ、徐々に触る時間を長くしていきます。「触られる=良いことが起こる」と感じさせることがポイントです。
短時間から始める
最初は1~2秒だけ足に触れ、嫌がる前にやめます。犬がリラックスしているタイミングを選び、焦らず少しずつ慣らしていきましょう。
毎日コツコツ続けることと、決して無理強いをさせないことで、犬の信頼感が育ちます。
犬のペースを尊重する
犬が嫌がるそぶりを見せたら、すぐに中断してください。
すぐに中断するというのは非常に重要なポイントで、無理に触り続けると、触られることがストレスになってしまいます。犬がリラックスしているときや、遊びの延長で自然に取り入れるのが効果的です。
犬にお手を教えるのはコミュニケーションの時間として楽しむ

犬にお手を教えるとき、ほとんどの飼い主さんは遊びの時間として過ごしていると思います。
しかし、今回のようにお手入れや診察のときに備えようという視点に立つことで、逆にトレーニングだ!しつけだ!と考えてしまい、遊びの気持ちが薄れるケースも。
ですが、犬にとってトレーニングもしつけも区別はなく、たとえトレーニングだとしても、その時間は楽しい遊びの時間として学べることが大切です。
学習とは繰り返しの中で身についていくものであり、そこに遊びという要素があってはいけないということは決してありません。
ぜひ楽しみながら、コミュニケーションの時間として取り組んでくださいね。
まとめ

お手を教えることは、犬が手足を触られることに慣れる素晴らしい方法です。
獣医師の診察やグルーミング、日常のお手入れがスムーズになり、愛犬と飼い主さんのストレスが減ります。
ただし、成功の鍵は「無理をしないこと」。犬のペースに合わせて、ポジティブな体験をコツコツ積み重ねましょう。
愛犬がリラックスして「触られるの、嫌いじゃないよ!」と思えるようになれば、さまざまなシーンでその成果を実感できるはずです。
一緒に楽しみながら、信頼関係を深めていきましょう!



