プロローグ
皆様!こんにちは!
ども♪わんぱぱです。読者の皆様!いつもご覧頂き本当にありがとうございます。
このドッグレッスン、早くも11回目を迎えることができました♪
これも偏に皆様のお陰だと感謝の気持ちで、今後も頑張って参りますのでよろしくお付き合い願います。
さて、皆様はフードに対してお悩みはありますか?
これって結構、『愛犬家あるある』ですよねぇ。
僕も今まで何十種類のフードを試したことか分かりません。
そしてトッピングも色々。
皆様各ご家庭で、それぞれ愛犬に対し『おふくろの味』みたいなものがあるでしょう。
当然フードオンリーの方もおられますけど、それはそれで全然構わないと思います。
僕は昔からフードメインで、トッピングで必ず与えているのが『ササミ』と『野菜系』です。
大根、ブロッコリー、ニンジン、ほうれん草などなど、全てボイルしています。
それぞれのわんちゃんの好みや、体質などもあると思いますので、皆様も色々愛情込めておふくろの味をお試し下さい♪
ちなみに僕はフードやトリーツ等うちの子達が口にする物は最初に全て『試食と味見』をします(笑)
だって(わんこにとって)美味しくないと感じる物を食べさせるわけにはいきませんから♪
ご依頼者のお宅に訪問させて頂く時、愛犬のご相談でフードの事とかを聞かれると、ついついそのフードをパクっと口にして「うーん…。ちょっとこれは…」とやってしまい「げっ!」と驚かれて引かれることがよくありますけどね〜♪
はい!ではLesson11と参りましょう♪
Lesson11 お留守番トレーニング基本編
お留守番トレーニング基本編
パピーには、『パピー同士の遊び』『人との遊び』『トレーニング』を通して、たくさん構ってやることがとても大切です。
しかし一方で、ひとりでも機嫌良く、行儀良く過ごせるようにしつけることもとても大切です。
そうしなければ、犬の本質である「集団、群れ」の概念がある犬達は、ひとりで置き去りにされたとき、寂しくてどうしようもなくなってしまうんですね。
お留守番トレーニングのポイント
- その1 "愛犬の居場所”をつくる
- その2 暇つぶしの道具をあたえる
- その3 飼い主さんが家にいる状況でお留守番の練習をする
愛犬にお留守番の方法を教えずに、悪いことをしないでひとりでじっとしていることを要求するのは、まるで犬として振る舞うのを否定するようなものなんです。
もし突然、誰もいない状態に置かれれば、退屈しのぎのため、あるいは不安を紛らわせるために、噛む・吠える・掘るといった、犬が自然に身につけている行動をとって時間をつぶそうとします。
特にひどい状態になると、興奮し続けて同じ場所をぐるぐる回ったり、自分の体を傷つけるようになったり、吠え続け、あえぎながら1日を過ごすことがあります。
特別な場所
飼い主さんとのコミュニケーションも、ひとりで落ちつく時間、どっちも必要です!
犬は自分の居場所を求める動物で、自分だけの特別な場所(避難ができて、ものを噛んだり、うたた寝をしたりマッタリする場所)を大切にします。
それは犬用ベッドでも構いませんが、同時にトイレトレーニングを進めていく場合は、扉のついたクレートタイプが便利ですし、またはサークルやケージでも構いません。
ここではクレートで説明しますね。
車や飛行機で移動させるときに使用したり、一時的に愛犬の居場所を制限したいときにも使用できるので、クレートが愛犬にとって心地よい場所として習慣化されていると、様々な場面でと〜っても役に立ちます。
夜は飼い主さんのベッドで一緒に寝る、家族団らんの時はソファの上、というように、特定の場所を持たない愛犬もいますが、それではひとりになった時に安心できる場所がありません。
例え飼い主さんのベッドやソファで過ごすことが多い愛犬でも、自分専用の空間を作ってあげることが、お留守番を上手にできるようになる重要なポイントですね。
パピーが自分の居場所を好きになるようにする
では、どうすれば飼い主さんが決めた場所を愛犬が気に入ってくれるようになるのでしょうか?
まず、パピーの食事はコングなどの噛むオモチャに詰めてクレートの中に入れます。
クレートの扉は開けた状態にしておきましょう。
オモチャをクレートの外に出すようであれば、紐でクレートの内側にくくりつけておくと良いかもです。
パピーがクレートの中で噛むオモチャを大人しく噛んでいれば、やさしくほめ言葉をかけてあげ、そっと扉を閉めてもかまいません。
但し!クレートの中での排泄を防ぐために、初めは愛犬を長時間クレートの中に閉じ込めないようにしてくださいね。
なかなか自分からクレートの中に入ろうとしない場合は、まずはクレートの上半分を外した状態で頑張って練習してみましょう♪
また、愛犬を外に出したまま、オモチャを中に入れて扉を閉めてしばらく待ち、愛犬のクレートに入りたい気持ちを高めてから扉を開けてやると、愛犬は自分から進んでクレートの中に入るようになります。
食べ物を詰めたオモチャを使うことで、パピーは居場所を制限されても、楽しんで過ごせるようになります。
さらに、クレートの中にマットやクッションを入れてあげると、ワンコにとってより居心地の良い空間になるでしょう♪
暇つぶしのおもちゃや道具
私たちが本もテレビもパソコンも何もない部屋で、数時間過ごさなければいけないことを想像してみてください。
人間と同様に、何もしてはいけないというのは愛犬にとっても苦痛なことです。
お留守番をさせるときは、愛犬ひとりでも楽しめる遊び道具をあたえてあげましょう♪
一番簡単な方法は、クレートのトレーニングでも用いた、食べ物を詰めた噛むオモチャをあたえることです。
ドライフードの中にジャーキーを混ぜたり、ペーストタイプのものを側面に塗りつけたりして、ワンコが長時間噛むオモチャに夢中になるように工夫してみてください。
あっという間に食べてしまう愛犬には、水でふやかしたフードを詰めたものを凍らせてからあたえると、結構長持ちします。
パピーが“自分の居場所”の中で、暇つぶし道具で遊びながらひとりで過ごせるようになったら、飼い主さんが家にいるときにお留守番の模擬練習をしましょう。
パピーが家に来てから、しばらくの間は飼い主さんがべったり側にいたのに、ある日突然8時間のお留守番をさせられたら、パピーは不安で仕方がなくなるのもしょうがないですよね。
まずは、隣の部屋にクレートを置いてひとりで過ごさせる練習から始めましょう。
パピーがひとりでおとなしく過ごせていたら、優しくほめ言葉をかけ、クレートから出して一緒に遊んであげましょう。
この時、初めから長時間ひとりにさせるのではなく、初めは1~2分、そして、5分、10分、30分、1時間…というように徐々に時間を延ばしていきましょう。
最終的に、実際のお留守番と同じ状況を設定して練習してみましょう。
このように、飼い主さんが家にいるときにお留守番の模擬練習を積み重ねることによって、実際のお留守番でも安心して過ごせるようになります。
部屋の中でのトイレをマスターさせることで、安心してお留守番させることができます。
※まずは、飼い主が家にいるときにお留守番の模擬練習をしっかりやるのがポイント!※
根気のいる作業ですが、焦らず楽しみながら柔和に実践してください♪
では、今日はこの辺で♪
お付き合いありがとうございました♪
次回は、皆様お待ちかねのトイレトレーニング基本編をお話しさせて頂きます♪
わんぱぱに質問です!
今回は都合上、一つだけになってしまいました(涙)
申し訳ございません。
匿名希望さん
ワンちゃんを迎えたのは初めてで、しつけも本ネットを参考にさせて頂いたのですが、本当に言っていることが様々で、どれが正解なのかわからないまま、4年が経ってしまいました。
とにかく無駄吠えが凄く、玄関チャイム、宅急便、郵便バイク、通る人とその度に吠え教えに来てくれます。
守ってくれているので、「守らなくていいんだよ」と言うことを教えてあげてくださいと、本には書いてありますが、これは思う様にはいかず、また家族が帰って来ても吠えまくりピョンピョンと、結局それが原因で脱臼してしまい、3才で右足を手術をするはめに。
本などにはそんな時は『無視』をするとも書いてありますが、そうするとピョンピョンが酷くなりますし、声を掛ければ逆効果になるからとも書いてありますし、どうしつけたらよいかわからなくなってしまいました。
獣医さんに、まだ手術には至っていない左足も、そろそろ危ないと言われてしまいました。
すいませんが、良きアドバイスを宜しくお願い致します。
わんぱぱアドバイス
なるほど。匿名希望さん、ありがとうございます。
身体を痛めるほどですか?それは深刻ですし、お困りでしょう。
様々な方法論が氾濫していて、飼い主さん自身が迷われるのは当然だと思います。
しかしそうなってしまうと、愛犬はそれ以上に、『どうすればいいんだろう…』と悩んで、自分で解決しようと色々な行動に出てしまいます。
これは飼い主さん全体に共通することですが、犬と接する上で迷わさないために、『一貫性』が何より重要になります。
もちろんご家族が居れば全員でということなんです。
犬の本質として、バイクも人も自転車も「犬」または「敵か味方」という概念です。
そこをご理解下さい。
そして守っているという認識は「上位者として下位者」を守っているという意味で、つまり愛犬がリーダーなんですね。
あなたがいくら『守らなくていいんだよ』という想いを伝えても伝わりませんね。
先程も書きましたが、「私が居るから君は下がってなさい!」という意識を持って下さい。
この飼い主さんのベクトルのニュアンスが直接あなたのエネルギーに直結するからです。それに無視は良くありません。
確かによく「無視する」と書いてありますが、これは間違いではないのですが、凄くデリケートな部分なんですね。
意味を勘違いすると無視ではなく、「見て見ぬふり」になってしまいます。
これはここで書くには足らないぐらい、それこそ本の一冊や二冊書けるレベルなので、ここでは触りだけになりすがお許し下さい。
愛犬が悪いことをしたら正す!止めさせる!これが大原則です!
ピョンピョン跳ねたら止める!興奮したら落ち着かせる!無視はいけません。
それは無視ではなく「黙認」なんですよ。
これではルールを教えていることにはなりませんね。
あなたが愛犬を安心安楽になるように自信を持ち、頑張って、覚悟を決めて取り組むことです。
方法論ではありません。メンタリティーなことです!頑張って下さい!
では今日はこの辺で♪
皆様のお悩み改善のヒントになれば幸いです。ありがとうございました!
本当に沢山のご質問を頂き、感謝致します!
まだお答えすることができていない皆様には大変ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんが、順次回答させて頂きますのでご理解の程、お願い致します!
今週のチョコっとアドバイス♪
①犬の本質
犬種によって気質、性格はそれぞれですが、チワワからグレートデンまで犬の本質は同じです。
小さいから運動は室内で充分は嘘。
小さいからしつけは簡単も嘘。
小型犬ほど警戒心が強く虚勢をはるので、教育(しつけ)に技術が必要なんですね。
②しつけ時の注意点
愛犬が興奮している時、誰がなんと言っても耳には入りません。興奮を抑える為に身体にタッチする場合でも、その興奮度合いによってタッチの強さを変える必要があります。
何をするにも「必ず愛犬が落ち着いてから」始めましょう!
- 玄関先でお客様や宅配便を迎える時
- 車に乗せる時、降ろす時
- 散歩に出掛ける時、帰った時
- 散歩中に犬に出会った時
- 食事を与える時等。
日常の生活の中で、興奮を抑えてあげる事が愛犬にとってとても大切ですね♪
③グルーミングの奨め♪
愛犬のグルーミングは飼い主さんとの最良のコミニケーションです。
何より愛犬のどこでも触れるようになる事が信頼関係や主従関係に大きく影響するんですよ!
人任せはダメです!苦手意識を持たず愛犬のために諦めずドンドンチャレンジしましょうね♪
シャンプー、ブラッシング、耳掃除、歯磨き、目のケア等、とにかくワンコの身体の隅々まで触れる様になりましょう。
「あっ!皮膚が赤くなってなんかブツブツができてる!」とか「毛玉が凄い!」とか「歯がグラグラしてる!」「最近、目ヤニが多いな⁉」とか異変に気付く事が出来ますし、何より愛犬は信頼していない仲間には触る事を許しません!
爪切りだけはプロに任せた方が安全ですけどねぇ。
エピローグ
今回も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました♪
コラムや質門コーナーなどで僕の言っている事を、「犬を卑下」しているとか「見下した」言い方と取られる方もおられます。
感じ方はその人それぞれだと思いますので、弁解するつもりはありませんが、私は、『群れの中で信頼と尊敬に値するリーダーの元での日常生活』が、愛犬に安心感と幸福感を与えてあげる唯一の方策なんだと考えています。
そうでなければ犬は、『この群れは自分が守らねば!なんとかしなければ!』と常に緊張状態でストレスも溜まるんです。
最近のリーダー論も変わってきていて、「主従関係って必要?」みたいな議論も増えていますが、僕は「必要!」だと思う派です♪
但し!強制、抑圧や暴力、虐待は絶対に断固反対ですけどね〜。
そんな必要は全く無いし、犬族は寛容でちゃんと我々人間と心のコミニケーションを取れるんですから♪
では今日はこの辺で♪ありがとうございました!
引き続き皆様のご支援、ご指導よろしくお願い致します!
皆様!ハピドグライフを楽しみましょうね♪
今回の掲載写真はハッピードッグライフクラブのメンバー様のご提供により、里親さんに引き取られて行った子達です。
幸せそうですね〜♪ありがとうございました♪
ユーザーのコメント
女性 コアラ