プロローグ
皆様、こんにちは!ども!わんぱぱです!
まだまだ寒さ厳しく、京都市内も例年より雪とご縁がありますねぇ。
全国的にもまた寒波が来るみたいですが、皆様くれぐれもお気を付け下さい。
そして、世間はすっかりバレンタインシーズンですね〜♪
義理チョコだの本命だの、手作り派に高級志向など女性の方の一大イベントですよねぇ。
僕も若い頃のバレンタインエピソードの一つや二つや三つや四つ…ありますがね♪
今じゃ対岸の火事状態です…。
あ!そうそう!ご家庭でチョコレートの放置にはお気を付け下さいね!
犬は甘い匂いが大好きなので、食べたがると思いますが、万が一にも愛犬にチョコレートは食べさせてはいけませんよ〜!
カカオに含まれるテオブロミンで中毒症状になったら大変ですから〜!
ではLesson10と参りましょう!
Lesson10 〜興奮を抑える基本編 後編の巻〜
興奮を抑える基本 後編
さて前編では、あなたの愛犬に興奮癖がつかないようにするために、また興奮を抑えるコツをあなたご自身がしっかり犬の本質を理解し、練習が必要なのはお解り頂けたのではないでしょうか。
では次のステップに参りましょう。
犬が跳びかかる!
この『跳びかかること』について特に取り上げる必要があるのは、それが飼い主さんにとってフラストレーションになりやすく、暴力や虐待の原因にもなるからです。
前編で強調した『オスワリ』ですが、最初からパピーを迎え入れた方も、既に成犬になった愛犬にも是非オスワリすることを教えてあげてください。
理論的、物理的にも『オスワリ』は最強です!
なぜならオスワリと同時に跳びつくことはできないからですね。
最初は、人が来たら興奮して言うことを聞かず、オスワリはしないかもしれません。
では、どのようにトレーニングを進めていけばいいでしょう?
まず、人と出会う場所で、賑やかな場所でオスワリを練習してください。
例えばリードをつけて外で、玄関でも、公園やドッグランなどで練習しましょう。
堂々とした振る舞いで、感情的にならず柔和に静かに取り組むことが重要です。
そしてこの時、大声を出す必要は全くありません。
犬と同調して興奮するのは愚の骨頂ですからね。
これはあくまで理想ですが
僕はこういうトレーニングが出来れば良いなぁと思います。
例えば数人の友人を招いてドッグトレーニング・パーティーみたいなのを開きましょう♪ これは出来ればで結構ですよ。
本当に出来ればです!要はこれが人に馴れさせるためのすごく良いトレーニングになるんです。
来客、または散歩中の友だちの手から夕飯を与えてもらいます。
初めての来客には、オスワリして挨拶ができるまで少し時間がかかるでしょうが、オスワリしたら褒めて、来客からフードを与えてもらいます。
その来客にまた外へ出てインターホンを鳴らしてもらいます。
これをマナーよく3 回続けてできるまで繰り返し、そして、他の人にも同じことをしてもらいます。
1回のトレーニングパーティーで数十回以上の練習ができると思います。
また、来客が帰るときも1人ずつ家の周りの道を歩いてもらいましょう。
飼い主は愛犬をリードにつないで反対側から歩いていきます。
1人会うたびにオスワリを指示し、オスワリをしたら、出会った人から2粒ほどワンコにフードを与えてもらいます。
5周もすれば数十 回歩道で挨拶を練習したことになりす。
これで来客に対しても、道で出会う人にも、お利口に挨拶ができるようになりますよ。
抱っこしてもらったり遊んで貰ったりバリエーションを付ければ、より一層効果を得られます♪
合図で愛犬にやる気を出させ行動させてみよう!
愛犬にもストレスを発散する機会が絶対必要です!
ですから、都合のいいはけ口を与えてあげましょう。
理想はフライボールやアジリティーのクラスに入会するといいですね。
公園でテニスボールやフリズビーを使ってモッテコイをしたり、ヨーヨーリコール(2 人の間を行ったり来たりさせる)をするなどして遊んであげましょう。
とにかく「バカ騒ぎ」してもいい時間を作ってあげます。
シャボン玉に跳びつかせたり、引張りっこをしたり、家中を追いかけまわしたり、または合図があれば跳び上がって「お帰り」の挨拶をしてもよいと教えてもよいでしょう。
一方、他の犬に危害を加える犬については、常識的な対応をして、想定できうる危険を避けるしかありません。
愛犬には常時リードを付け、公共の場に出かけましょうね。他の犬を傷つけると分かっている犬を、他の犬と接触させるのは間違っていますし、無責任で危険な行為です。
逆に、その為に愛犬を家の中に閉じ込めるのは愛犬のストレスを増す事になり問題が大きくなるのです。
したがって、その愛犬が危険かどうかというのは、咬みつきの抑制ができているかどうかがポイントなのです。
問題は、愛犬がケンカするかどうかではなく、相手に危害を加えるかどうかです。
パピーの頃に、他のパピーと遊びでケンカをしたり咬みついたりを十分にさせていれば、咬む力をきちんと抑制できるようになります。
そうすれば、成犬になってケンカに巻き込まれても、相手にケガをさせずに争いを解決できるようになるのです。
そして、咬む力を抑制することを安全に学べるのは、パピーの時期だけです。
パピーのしつけ教室に入会するのは、この咬みつきの抑制を身につけさせることが最上最大の目的なのですよ。
では今日はこの辺で♪
次回は「お留守番トレーニング 基本編」をお話しさせて頂きます。
お付き合いありがとうございました。
わんぱぱに質問です!
アポロの母ちゃんさん
今回、質問のメールをさせてもらったのは、2才の男子トイプーの事です。
要求吠えもなく、元気ないい子なのですが、ただ、ちょとトレイのことで悩んでいます。
ちゃんと決まったトイレでするときもありますが、他のクッション、別の部屋のたたみ、息子の服(脱ぎ捨てた)などに失敗することが多く、うんちはトイレ近くの廊下でしてしまい、トイレにはしません。
トイレトレーニングをやり直したいと思ってますが、やり方がわからなくてこまってます。
ちなみに5才の女子トイぷーもいますが、その子はトイレ完璧です。
男子のマーキングとトイレの失敗はなにか関係あるのでしょうか?それと、トイレトレーニングのやり直しの方法を教えてくださいませ。よろしくお願いします。
わんぱぱアドバイス
なるほど。アポロの母ちゃんさん、ありがとうございます!
トイレのお悩みですか。仰ることは分かります!でもこれはデリケートな部分で正直難問です。
申し訳無いのですが、やり直すとなるとお宅の飼育環境と愛犬たちの様子を直接見せて頂かないと、情報が無さすぎて答えられない問題です。
ご質問の内容から、少し推測してお答えしますので、参考程度にしていただけたらと思いますのでお許し下さい。
トイレは1箇所ですか?2箇所ですか?去勢はされていますか?排泄は室内だけですか?男の子は後輩犬ですね?いつごろから粗相をするようになりましたか?
マーキングとトイレの失敗は、イコールだと思って頂いていいと思います。
自分の縄張りだから自分の匂いを付けているんですね。
それに先住犬がいれば尚のこと「ここでリーダーは僕だ!」と主張するのはよくある事です。
畳やお子さんの服やクッションなども同じで、縄張り内に自分の匂いがいっぱいあれば安心にも繋がります。
もちろんそれが純粋な排泄だとしても、「自分の好きな所にして何が悪いの?」という認識ですね。
そもそもこれは後輩犬を迎え入れた時、最初はゲージで生活させて、そこそこ大きくなってきたので「もうフリーにしてもいいかな♪」と出して動けるフリーエリアを与えてしまうと起こりやすい現象なんですね。
こんな時、僕はいつも言うのですが、「トイレが確定するまでは広いスペースを与えないで下さい」と。
またこれが、先住犬がいるならお互いの居場所を作る必要も出てきます。
やり直すとしたら僕なら一からやり直します。
つまり、
- フリーエリアを狭め、そこにトイレを設置する。
- トイレが上手く行けば褒めて、短時間だけ広いスペースを与え、そしてまた狭いエリアに連れ戻す。
- もし広いスペースにいる時粗相をすれば現行犯で即座に「ダメ!」と正して、狭いエリアに戻す。
これを根気よく繰り返します。
当然、愛犬は今までと違うので反発しますが、ここは根比べです。
一歩も引かない堂々とした姿勢を愛犬に見せます。
ある意味戦いですねぇ。でも怒りの感情などは全く要りません。静かに柔和にです♪
何よりやり方云々ではなく、生理現象なので、やり直すならあなたの動じない「覚悟」をお持ち下さい!そして頑張って下さい!
ラージャさん
先住犬がドーベルマンのオス2歳、新入りがハスキーのオス3歳とラブラドールのメス2歳で、ハスキーとラブラドールは同じ飼い主様より迎えましたので、とても仲良しです!
ですが先住犬のドーベルマンがどーしても、常にアンテナを張っている感じで、数分間ぐらいならじっと横にいることができても、それを過ぎると噛み付いてします…。
ハスキーとラブラドールは、一緒に遊びたいみたいなのですが、ドーベルマンとハスキー&ラブラドールはなかよくなれるのでしょうか?
明らかに喧嘩を売って飛びかかってしまうのですが、どうしたら仲良くさせられるのでしょうか?
アドバイスお願いします…‼︎m(_ _)m
わんぱぱアドバイス
なるほど!ラージャさんありがとうございます♪
豪華な多頭飼いですね〜♪羨ましいです!あ、すみません。
でも仲が良くないのはご心配ですよね。迫力ある肉弾戦になりますもんね。
犬種の特性はありますが、犬の本質は同じです。
決して仲良くなれない訳ではありませんね。
但し!重要なのが飼い主さんのエネルギーであり、堂々とした振る舞いです。
先住犬のドーベル君にも後輩犬のハスキー、ラブラドールコンビにも気遣い無用です。
仮に揉めても止めずに楽観するぐらいの器と余裕がある方が、犬達で解決してくれます。
コツは皆同じ接し方をすることです!
もちろんドーベル君は群れの新しい仲間に、「なんだコイツら」みたいな警戒や不安な感情はありますよね。
新参君達もドーベル君に対し、「どーも♪新しく仲間になりました!よろしくお願いしま〜す」みたいな下手に出る感情もありません。
ここはリーダーである飼い主さんが「お前ら仲良くやれよ」ぐらいのエネルギー、度胸が必要です。
せっかくなので思いっきり楽しんで下さいね♪
では今日はこの辺で♪
皆様のお悩み改善のヒントになれば幸いです。ありがとうございました!
本当に沢山のご質問を頂き、感謝致します!
まだお答えすることができていない皆様には大変ご迷惑をお掛けし申し訳ございませんが、順次回答させて頂きますのでご理解の程、お願い致します!
今週のチョコっとアドバイス♪
世界一のドッグトレーナーとは?
僕は犬のカウンセリングでご家庭にお邪魔させて頂いたら、先ず最初に飼い主さんの観察から始めます。
犬には目もくれません。
飼い主さんの発するオーラ、話し方、声のトーン、表情、精神状態等を分析すれば、犬が何故安定しないのかが大体解ります。
それほど飼い主さんの存在、エネルギーというか犬と暮らす姿勢を重要視しないと改善の対策が立てられないんです。
最悪の場合は、特例として犬としばらく離れてもらい、ウチでお預りして犬をリハビリすることもあります。
だから「飼い主さんに知識と心得を!犬にはニュートラルリハビリを!」なんですね♪
この時、犬が改善して行き、飼い主さんが改善する事はあり得ません。真逆なんです。
飼い主さんに成長して頂かないことには、犬は付いて行けないんですね。
「あなたの愛犬にとって世界最良のドッグトレーナーは、あなたでなければいけないんです!」
それが犬と共に歩いて行く飼い主さんの責任なんですね。
エピローグ
近年、殺処分ゼロの活動が全国各地で広がり、愛犬家の方達にとって定着しつつあるのは嬉しいことですね。
全国で犬達のためにご尽力されている方々の、ご活躍の賜物だと痛感します。
ハッピードッグライフクラブのメンバー様にも里親の方が多く、僕としては本当に尊敬できる愛犬家の方たちだと思う次第であります♪
僕なんかまだまだですが、見習って少しでもペット社会に貢献できるように頑張ります!
(今回もコラム掲載写真はハッピードッグライフクラブのメンバーの皆様からのご好意により、ご自慢の愛犬の写真を提供して頂きました♪ メンバーの皆様、本当にありがとうございました!)
では今日はこの辺で♪ありがとうございました!
引き続き皆様のご支援、ご指導よろしくお願い致します!
皆様!ハピドグライフを楽しみましょうね♪
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女性 おさけ